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アニメ感想文「恋と呼ぶには気持ち悪い」 思春期感覚の恋愛に、年の差縛りを加えた物語

昭和の時代には、もっと極端な設定のドラマがあった気がする。

コミックは全7巻。
アニメ全12話をざっと観る方が早いと思い、アマプラで視聴。
通称『恋きも』

イケメンのエリートサラリーマンで女癖の悪い天草亮は、ある日、駅の階段から落ちかけたところを見知らぬ女子高生に助けられる。その日、亮が帰宅すると、妹(理緒)の親友が遊びに来ていた。それは亮を助けてくれた女子高生・有馬一花であった。お礼にとキスやデートなど、何でもしてあげるよという亮に、一花は「気持ち悪い。助けてもらったお礼が自分って何考えてるんですか?」と罵倒する。今まで女性に言い寄られるばかりで自分から告白したことがない亮は、彼女の反応に衝撃を受け、その瞬間、彼女に熱烈に恋をする。それ以来、亮は一花の気持ちにお構いなく一方的にストレート過ぎるアプローチを続け、一花はひたすら気持ち悪がり「クズ」「変態」「ストーカー」などと容赦なく罵倒する日々が繰り返される。

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「pixiv」にて2015年1月25日から10月17日まで連載された。pixiv累計閲覧数が350万を超え、かつ「pixivマンガ」ベストセレクション掲載作としての人気を受けて2016年2月に一迅社から書籍化されだ。

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雑感とネタバレ

イケメンでタラシで仕事も出来る27才のサラリーマンが、17才の女子高生を好きになるお話。

天草亮は、年の離れた妹(理緒)のクラスメイトを好きになると、悪い女癖(ヒロイン一花に助けられた初対面の日は、知らない女性と一夜を過ごした寝不足の朝帰り)が一変し、思春期の少年のような恋をする。

絵的にもストーリー的にも、少女漫画風。
初めのうちは有馬一花に罵倒され、エムっぽさを醸し出す天草亮の様子が面白かったが、やがて普通の会話に。

後半は、年の差が話の中心となり最終回まで。
コミックのアニメ化は物語前半の一部を切り取ったものが多いが、このアニメはコミックの最終話まで。話の内容から尺的には合っている。
 
エンディングは、夕方に多くの人が行き交う駅(恵比寿駅設定)で、二人が抱き合うシーン(キスもする)。
2人はスーツと制服姿。これは危ない😆
 
妹の理緒さんが、出来過ぎさん。
美人(ヒロインの普通感を出すためか、一花はさほど可愛く描かれていない)で気配りが出来、2人の中を取り持っている。彼女がいなければこの物語は成り立たない。

2021年に放映されたこのアニメ。

note連載中の小説に登場する女子高生のポジションを少し変えようと思い、参考に観てみた。
小説の他の登場人物との年の差が、このアニメほどではないため、あまり参考にはならなかったが、物語を展開していく上でのヒントは得られた。
エピソード5に出て来るキャラクターに、天草亮の設定が少し使えそう😊

私が書く物語に出てくる女子高生(ユリちゃん)は、カワイイけど策士😅

連載中のエピソード4が終わる頃、ユリちゃん本人が記事でつぶやく(予定)😆

MOH

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