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Robert Glasper 『Code Derivation』 2024/8/28 RELEASE / 『Let Go』は夏前にリリース

Robert Glasper の記事を振り返ると年1回くらいの頻度で投稿していた。


Code Derivation

今回のアルバムは実験的。
だからApple Music 限定なのかもしれない。

2〜3曲目、4〜5曲目、6〜7曲目と同じ曲が2曲ずつ続く。
最初の曲は、Robert Glasperと彼のグループが演奏するストレートなジャズ。
同じタイトルの次の曲は、その曲をサンプリングしたもの。

好き嫌いが出そうなアルバムだが、音楽を作る方には参考になる作品だと思う。

ご本人のコメント。

グラスパーはこのアルバムについて「ジャズは文字どおり、ヒップホップの原点なんだ。だから“Derivation(起源)”という言葉をアルバム・タイトルに使った。俺はこの2つのジャンルの巨匠たちとプレイしてきた。だから、自分のバンドで、友人たちと書いたジャズの曲を、友人であるドープなプロデューサーたちにサンプリングしてもらうというプロジェクトをやりたかったんだ」とコメントしています。

https://www.cdjournal.com/main/news/robert-glasper/112867


Let Go

Robert Glasper を追っかけているわけではないので、新譜が出ても気がつかない(『Code Derivation』 は Apple Musicのオススメで気がついた)。
Code Derivation を聞きながら、アーチスト名をクリックすると今年6月にリリースされたアルバムを見つけた。

このアルバムをネットで調べてみたが、あまり情報は無い。
Apple Music にある説明が一番詳しいようだ。

「キャリア全体を通して、僕の音楽はみんなから瞑想的だと言われる」とロバート・グラスパーはApple Musicに語る。「人々は僕の音楽を聴きながら、勉強したり、祈ったり、ヨガをしたり、ただぼーっとしたり。僕は長い間、こんな作品を求められてきたんだ」。グラミー賞受賞歴を誇るピアニスト/作曲家のグラスパーは、ニューアルバム『Let Go』の方向性についてそう話す。この作品は、リスナーが精神を再調整することをサポートするという明確な意図をもってApple Musicとのパートナーシップの下で制作された。「“瞑想プロジェクト”などとは呼ばないけどね」とグラスパーは言う。「でも、これは自分の中の軸を見つけるのに役立つ作品。世界を静めて、自分の内側にあるものを見つめさせてくれるんだ」

『Let Go』はグラスパーにとって、明白に瞑想的な方向性を定めたという意味では初のプロジェクトかもしれないが、彼が利他的な角度から創作にアプローチしたのは決して今回が初めてではない。グラスパーいわく、2022年リリースの前作『Black Radio III』は、彼のお気に入りのアーティストたちの声にスポットライトを当てるために制作したアルバムだ。Qティップ、ミシェル・ンデゲオチェロ、グレゴリー・ポーター、キラー マイク、エスペランサ・スポルディングといった、彼が普段から行き来しているジャズ、ヒップホップ、R&Bの領域で活躍するアーティストたちとのコラボレーションを生み出した。グラミー・ウィークの完璧なジャズセッションのように展開したその人気シリーズについて、グラスパーは「『Black Radio III』をやるつもりはなかった」と振り返る。「必要性を感じていなかったし、何度も繰り返しているようには思われたくなかった。でも、新型コロナウイルスが発生した時、自分が音楽的な救急隊員のように感じたんだ。あのアルバムで人々を助けられると確かに思ったし、自分のことも助けられると思った。それによって自分にやるべきことができて、他のアーティストたちにもやるべきことを与えられるわけだから」

あの作品から2年、グラスパーによれば、今の世界が必要としているのは心地よい平和であり、それをかなえるには特定の楽器によるサポートが必要だった。それは、ドラマーのケンドリック・スコット、ベーシストのバーニス・トラヴィス、ギタリストのクリス・ショラーのような、今作での独特なエネルギーを強化できる、グラスパーの大切なコラボレーターたちを意味する。「ミュージシャンはとても、とても重要な存在だ。彼らも同じ流れと同じ軸を持っていなければならないわけだから」と彼は説明する。「ここで参加しているドラマーは水の星座だ。彼の奏でるすべてが水なんだ。彼は水のような感じの人。そして、それは僕が今作に求めていたことでもある。流動性のある作品にしたかった」

偶然にも、今作において数少ないボーカルをフィーチャーした一つである「Breathing Underwater」という曲には、尊敬されるシンガー/ベーシストのンデゲオチェロがゲスト参加している。それ以外では、なぜこの瞬間に『Let Go』を発表する必要があったのかをさらに明確にするために、グラスパーから直接話を聞いた。「毎年アルバムを作る度に、さらに自分らしくなるんだ」とグラスパーは語る。「僕は成長を重ね、さらなる人生を生きて、自分のストーリーをしっかりと伝えている。自分のサウンドを見つける方法は、曲を書くこと。そして、書いたものは、世界で唯一のものになる」

https://music.apple.com/jp/album/let-go/1746851220

とてもアンビエントな作品。
ゆーったりとしたい時、最適なアルバム。
全59分。
眠気がある時に聞くと2曲目を待たずに寝てしまいそう😊


今回、2枚のアルバムのことを調べていて、分かりやすいブログを見つけたのでご紹介(noteではないけど)。


MOH