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KDP出版のご報告😊その4(5冊目) シリーズ全10冊への、道のりは長い

第5巻を出版

KDP(kindle direct publishing)で5冊目の電子出版を始めました。

今回は日曜にリリース後Amazonの審査が長くかかり、火曜日夕方から5日間無料の設定をしています。
5巻とも Kindle Unlimited の読み放題対象です。

【備忘】
1巻:267頁、2巻:290頁、3巻:400頁、4巻:228頁、5巻:239頁

今回のKindle出版での気づき

今回出版した物語は、2020年7〜8月頃「小説家になろう」へ投稿したもので、前月に賞の選考に残ったこともあり、当時のPVを見てみるとかなり読まれていたようです。
日頃は書いたものを読み返さないので、今回久しぶりに読んでみると話の流れは面白い😊(自分が書いたものだからかもしれません)。
LOTRThe Lord of the Rings)のロケ地を舞台にしているので、話の流れが調子よく進みます。
ただ、文章の拙さの目立つところが多く「2年前はこんな風に書いていたのか」と思い、書き換えるのに時間を要しました。
拙い原文は「小説家になろう」にそのまま残しています。

素人小説家の弱点とか

・三人称を書き慣れぬゆえの倒置法の多様
これは「俺ガイル」のシーズン1、2がAmazonプライムビデオで先月終了する際、半分寝ながら見ていて、材木座 義輝(ラノベ作家を目指している)の書いた小説を、雪ノ下 雪乃(ヒロイン)罵倒するシーンで『うん、そういうのアルアルだね』と思い、改めて自分がしている修正に納得。

三人称でその場面に3人以上の登場人物がいる時、『読者は誰が話しているのか分かるのだろうか?』と不安になります。
話し方や相手の名前を呼ぶことで区別することも出来ますが、それを続けると会話が不自然になります。結果として次のような文章となります。

【Web版】
「これって原始人の仮装みたいな衣装だけど、着替えなきゃダメなの? まだジャンプスーツの方が、マシなんだけど」
 納得がいかない詩織。

https://ncode.syosetu.com/n7159fw/30/

【Kindle版】
「これって原始人の仮装みたいな衣装だけど、着替えなきゃダメなの? まだジャンプスーツの方がマシなんだけど」
 詩織は『組織』が用意した衣装に納得がいかない。

https://www.amazon.co.jp/dp/B09TKHH6TW

この例はまだ良い方ですが、会話が続く場面で
「・・・」〜の亜香里。「・・・」〜と思う優衣。
という表記が続くのはさすがに如何なのかと思い、ほとんどのものを書き改めました。それでも残っていますが。

・「言う」「した」の多様
これは私が云々書くよりもプロの方の投稿が参考になるかと思います。
それに加え、作者からすると物語の中で起こることは全て過去形なのですが(すでに頭の中で出来上がっていることなので)話の流れにより無理のない範囲で現在形に変えて物語に『動き』を加えてみました。

5冊目の校閲でも、改めて分かること、感じることが多々あります。

物語完結まであと5巻

Kindle化を始めた頃と比較すれば、KDPリリースまでの手際は良くなりましたが、物語そのものの読み直しや修正に時間が掛かります。この物語は初めて『小説家になろう』へ投稿した小説なので、最初の数ヶ月は勢いだけで投稿しており、文章的にも内容的にも拙いというか杜撰というか、話の流れだけで読者を惹きつけていた感があります。
それを今回本の形、特に縦書きにすると文章の粗がよく見えます。

これからは若干ペースダウンしつつ、幅広く読んでいただく方法も模索しながら出版を続けていく予定です。

【以下、個人的な宿題】
エンディングが固まっている最終エピソードの書き上げ
 実はWeb小説上でも、まだ未完😅
Kindleは最低価格99円ですが、最初の1巻はずっと無料で配布
 少し手間はかかりますが、やり方があるようです。
・地味な表紙の刷新
 たまにSNSでやり取りする絵描きさんへの依頼…ハードルは高い😆
・タイトルの変更
 KDPで変えたタイトルが自分自身の中でしっくりしません。
 最初からの長いタイトルに戻した方が良いように思います。

タイトル変更は、「KDPで5冊も出版した後にタイトルを変えるの?」と言われそうですが、システム上は簡単に出来ます。変更してもASIN等の登録情報は変わりません。

取りあえず5冊 😊

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
MOH