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ブルー・マインド(2017年スイス映画)/ キャッチコピー「少女は変態する」(間違ってはいないが…)
思春期に苛立つ少女の日常でスタートし、エンディングに近づいたところで急展開し、ファンタジーで終わる映画。
解説
大人へと成長していく15歳の少女の身に起きた奇妙な出来事を描いたスイス製の新感覚ホラー。スイス映画賞では7部門にノミネートされ、作品賞、主演女優賞、脚本賞の主要3部門を受賞した。
両親の仕事の都合で新しい街に引っ越してきたミアは、転校先の学校で目立つ存在のジアンナたちと仲良くなる。親に振り回されるいらだち、少女から大人の女性へと変わっていく言葉にできない不安を抱えるミアは、その鬱屈した気持ちを振り捨てるかのようにジアンナたちとの悪い遊びにハマっていく。そんな中で、ミアは成長と表現するにはあまりにも不気味で不自然な身体の異常な変化を感じはじめる。
主人公ミア役を、本作でスイス映画賞主演女優賞を受賞した19歳のルナ・ベドラーが演じる。
2017年製作/101分/スイス
原題:Blue My Mind
配給:クロックワークス
劇場公開日:2018年10月13日
雑感
女の子をキレイに撮っている映画(途中からグロもある)。
公式サイトのコピーもそれを謳っている。
『恐ろしくも美しく、狂おしく淫らな、カミング・オブ・エイジ・ホラー』
"Coming-of-Age Horror Movies" とは何ぞ?と思ったら、あちらではそのようなジャンル分けがあるらしい。
いくつかサイトを見てみたが、どのランキングにもこの映画は入っていない。
マイナーなスイス映画なのかも知れない。
低予算で作られた作品。
ロケーションは自宅、学校、友人宅、小さな遊園地。
ラストシーンの海岸ロケに一番費用が掛かったのかもしれない。
スイスには海がないから、海外ロケをしたはず。
ちなみにスイスはEUに加盟していないが、国境間の行き来は自由らしい。
ストーリーは、転校生(主人公)が学校の不良グループに入り環境が変わる中で、身体の異変に対応出来ず困惑しながらエンディングに向かう。
良い子は真似してはいけない万引きや喫煙、飲酒、ドラッグのシーンが続く。
家の水槽で飼っている魚を手掴みで食べたらお腹を壊しそう😅
理科の解剖で使った魚を生で食べるのは危ない。
物語は全く違うが、楳図かずお「半魚人」、ディズニー「リトルマーメイド」が頭に浮かぶ。
バスルームのシーンを観て「この映画のパクリでは?』と思ってしまう。
ファンタジーなので、辻褄の合わない設定を気にして観る映画ではない。
おおらかな気持ちで(仮想)スイスの女子生徒が過ごす不思議な日常を楽しむのが良いと思う。
MOH