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Firestarter(炎の少女チャーリー)安易な邦題/哀しい能力者のお話

2022年製作米国映画
上映時間:95分
原作:スティーヴン・キング

アンディ(ザック・エフロン)とヴィッキー(シドニー・レモン)には、生まれながらに不思議な能力を持つチャーリー(ライアン・キーラ・アームストロング)という娘がいた。彼女が成長するにつれ、その能力は覚醒し始め、多感な10代を迎えるころには、感情の揺らぎに呼応するようになりチャーリー自身もコントロールできないパワーへと変化していた。父親アンディはその能力を懸命に隠し続けようとしたが、政府の秘密組織“ザ・ショップ”はついにチャーリーの存在に気づき、軍事利用しようとスパイを差し向ける。逃亡する親子と追跡する工作員。かくしてチャーリーの特殊能力と秘密組織の壮大なバトルが繰り広げられるのだった―。彼女の持つ能力は果たして神か悪魔か…?

https://filmarks.com/movies/101628

感想

短めで肩の凝らない映画を観ようと思い、見つけた作品。
短すぎて「続きがあるの?」と思ってしまう。

観た後で調べてみるとリメイクだった。

1984年版のオリジナルは、“超能力少女映画”の原点らしく、ミュージックビデオなどで、多くのオマージュ作品があるとのこと。

1時間半の映画なので、覚醒する前の超能力少女が、それに気づき思うままに超能力を使うには映画の寸が足りない。

【以下、ネタバレあり】
ラストシーンで母親を殺した超能力者(チャーリーに降参して許しを得ている)が、疲れた彼女を抱き抱えて立ち去るところは、製作陣が「興行成績が良ければ、続編を作れるかも?」という気持ちが滲み出ている。

原作は少女が、国家を訴えるところまで行くので、もしかしたら続編が作られるのかも知れない。

私は明るい能力者の小説しか書いてないが、使えるものは何でも軍事用途にしてしまう現実を見ていると(ドローンはウクライナ戦で大活躍💢)能力者が現れたら、この映画のように軍事目的に使おうとするのかもしれない。

MOH

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