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WF-1000XM4 使用記録『線路に落っことした件』

早いもので、WF-1000XM4を使い始めてから早半年。
WF-1000XM3 から XM4 買い増しして、XM3 は生存確認をするために時々充電する程度。

通勤する日も増え(元に戻り)電車内での WF-1000XM4 の装着に慣れてしまうと、たまに耳から外した時、車内の爆音(のように感じる騒音)に驚く。
そんなある日の朝、駅のホームで XM4 を耳に付けようとしたときのお話。


まさか自分が落とすとは

電車で通勤をされている方は、駅構内で『ワイヤレスイヤホンを落とした場合は…』のアナウンスを聞いたことがあるかと思う。

『たしかに落とすと面倒だね』くらいには考えていたが、
『気をつければ落とさないはず』と思っていた。
自分は絶対大丈夫』という根拠のない自信。

でも駅構内でアナウンスが流れるくらいなので、落とす人がいる。
JR東日本では去年、ポスターを作ってキャンペーンをしていた模様。
「線路内への落とし物に気を付けようキャンペーン」

落としてから救済まで

1月のとある平日、電車がホームに入るのを待つ間、ポケットから WF-1000XM4を取り出して耳に装着しようとしたときのこと。
WF-1000XM4 は仕舞うとき、それまでの WF-1000XM3 と比べて簡単にサクッと仕舞えるのだが、取り出すときは爪を伸ばしていないと取り出しにくく、表面がツルツルしているので冬の寒い日、指先が乾燥しているときの取り出しには苦労する。

これを乾燥した指でつまみ出すのは至難の業

それでも何とか右耳側を取り出したとき、指先から「ツルッ」と滑り落ち、ホームをコロコロと転げ出す。
頭の中に『どんぐりころころのメロディ』が流れる。

たまたま、その日は列の先頭に立っていたので、お池ならぬ、線路の『バラスト』にハマってしまった。
バラストの間に、鈍く光る金色部分が見えたので場所は確認出来た。

どうするかを考える。
(1)線路に落ちたから諦める
(2)駅員さんに頼んで拾ってもらう

(1)の⭕️と❌
 ⭕️:諦めれば良いので、通勤に支障はない
 ❌:次期モデルがまだ出ていないので買い換えをどうするか
   線路点検をしたときに遺失物として保管され駅の仕事が増える
 
(2)の⭕️と❌
 ⭕️:WF-1000XM4 を買い換えなくて済む
 ❌:通勤が遅れる?(あまり気にしていない、フレックス制度があるし)
   通勤時間帯に駅員さんの手を煩わすのが申し訳ない
   落とした衝撃で壊れているかも知れない

10秒間沈思黙考して(2)に決定。
ホームを出て駅改札口へ相談に行くと、女性の駅員さんが応対してくれるが、やや塩対応。
「何番ホームですか? 何号車両? どのドア? 係員の呼び出しも必要で、時間が掛かりますがよろしいですか?」
朝の通勤時間帯で大忙しなので、仕方ない。

今、落としたばかりなので、質問にはサクサクと答え、所用時間を聞くと「15~20分程」と言われたので、改札口の横で係員の方を待つことに。
待つこと3分ほどで係の方(作業する人とそれを見る人)が2名、駅員出口から出て来て、お二方ともフレンドリー。

私が、引率する形で現場へ行くと、電車が動いているので駅員さんは、まずその間合いを確認(安全第一)。

電車が発車したあと、ホームから線路を覗き込みます。
作業する方が直ぐに見つけて、拾い上げてくれる。
 
拾い上げる場所が、落としたときに見た場所と少し違う。
「このイヤホンですか?」と聞かれ
「いや違います」と即答。
全く別の他の人のイヤホン。

落とした方は諦めたのでしょうか?
イソップ童話『金の斧』を思い出す。

「えっとー、もう少し線路よりで、左側だったと思います」
作業する方と2人で、私が指し示す方向を見ると、落としたときに見たとおり、バラストの間に鈍く光る金色部分が見えます。
「あぁ、アレですね」

作業する方が、必殺磁石棒(MOH命名)で拾い上げます。
「このイヤホンですか?」と聞かれ
「はい、このイヤホンです。ありがとうございます」

お二方は何事もなかったようにホームから出て行きます。
イヤホンを落とす前に乗る予定だった電車から数本あとの電車に乗り、何事もなく出勤することが出来ました。

電車の中で(落とさないようにして)イヤホンを付けてハイレゾ再生をしてみます。
Xperiaからの操作も、音も、全く問題ありませんでした😊

後日談

その後、駅のホームでイヤホンの付け外しは、しないようにしています。
学習効果

WF-1000XM4 のソフトウエア、アップデートが来ています。
「接続の改善」がアップデート項目にあったので、さっそく実施。
(東京駅でのLDAC接続はデータ量が多いせいか、なかなか厳しい)

1時間程かかるようなことが書いてあるが、気にせずに実行するとホントに時間が掛かる。その間、Bluetoothでアップデートを転送する側のスマートフォンを点けておかなければならないので、注意が必要。
(中断しても途中から再開できますが)

進行の % の進み具合が、こんなにユックリなのは初めて

WF-1000XM4 の次期機種は、未だ聞こえてきません。
WF-1000XM3 発売から約2年で WF-1000XM4 が発売されたので、あと1年以上は(無くさなければ)この機種を使うことになると思います。

マスク生活が続くおり、ワイヤレスイヤホン以外イヤホンの選択肢はなく、強力なノイズキャンセリングに慣れてしまうと、この静けさ無しの電車通勤には苦痛に感じる。

運良く駅員の方に拾って頂いたので、 WF-1000XM4 は大事に使わないと、と思う今日この頃。


MOH