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心を動かす作曲入門(Yamaha Music Entertainment HD出版)/作曲初心者には良い本
作曲のハウツー本はKIndle Unlimited(読み放題)にたくさんあるが、この本は丸善本店で目に留まり、電子書籍がないことを確認し、その場で買い求めた。
近くの本屋でお求めになれない方は通販で😊
商品の説明
「誰かの心に届く曲を作りたい!」 そう思ったときからあなたは作曲家。 ヒットアーティストの曲を生み出すプロが、本当に「ウケる」ための作曲のワザを公開。
プロが教える秘伝のテクニックが凝縮された一冊!
(※本書は2012年刊行『ウケる! 作曲入門~心に残る曲を作るテクニック~』(小社刊)を加筆・修正し文庫化したものです。)
●「今」ウケるための曲作りの生の情報を解説。
●「リズム」「メロディ」「コード」「パターン」「サウンド」の5つの切り口で作曲メソッドを紹介。
●知識+実践で、プロの世界でも通用するテクニックが身につく。
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人が何かを生み出すとき、人が人にウケようとするとき、そこにはかならずその人なら
ではの技術や心構えが存在し、それらについてのポイントや考え方を個別に論じることができます。
曲を作る際の「志(こころざし)」や、その「志」をどうすれば実現できるのかという「方法論」。本書の内容は、その両面において、きっとこれまでにない「気づき」や「プラス」を与えてくれることでしょう。また、同じくギターやピアノといった楽器の違いに左右されない曲の作り方についてもできるだけ詳しく触れていますので、きっとどちらのタイプの読者にとっても参考になるのではないかと思います。
――「はじめに」より
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■内容
■第1章 作曲を始める前に
1 人はみな曲を作る資格と才能を持っている/2 何のための作曲か/3 曲作りに必要な道具を揃えよう/4 曲作りに必要な3つの要素/5 相手を満足させる曲とは
【column】 名曲を作る考え方
●第2章 リズムをつかむ
1 リズムは曲の「命」/2 テンポを把握しよう/3 拍子を把握しよう/4 ノリを表現しよう/5 良いリズムとは何か
【column】 作曲家とリズム
●第3章 メロディを生み出す第3章
1 メロディは曲の「顔」/2 メロディは「リズム」と「音程」でできている/3 メロディ作りに必要なのは「ドレミファソラシ」の7つだけ/4 メロディ作りは「どう始まり、どう終わるか」/5 メロディのリズムに揺らぎを与えよう/6 メロディは呼吸に合った長さで/7 言葉の力を借りよう/8 メロディは常に「上がる/下がる/繰り返す」の3択/9 メロディの「近隣移動」と「跳躍移動」/10 音の高低を操ろう/11 良いメロディとは何か
【column】 キーの正体
●第4章 コードを当てはめる
1 コードは曲の「器」/2 ダイアトニックコード/3 【コードの仕組み】 メジャーとマイナーとそれ以外/4 【コードの仕組み】 コードは3つ以上の音の組み合わせ/5 【コードの進行】 曲作りの基本は「3コード」/6 【コードの進行】 「メジャー」「マイナー」「それ以外」のバランス/7 【コードの進行】 各コードの役割/8 【コードの展開】 メジャーとマイナーの置き換え/9 【コードの展開】 ドレミの外へと踏み出す/10 【コードの展開】 コードを飾りつける/11 【コードの展開】 転調する/12 良いコードとは何か
【column】 「ドレミ」以外の音使い
●第5章 パターンを考える
1 パターンとは何か/2 リズムのパターン/3 メロディのパターン/4 コードのパターン/5 メロディとコードの関係性/6 良いパターンとは何か
【column】 美と刺激のバランス
●第6章 サウンドを構築する
1 サウンドとは何か/2 音色について/3 音域について/4 音質について/5 音量について/6 音像について/7 良いサウンドとは何か
【column】 ある作曲家の1日
作曲家特別対談 俊龍×上田起士、松田純一×上田起士
作曲に使うコード一覧
感想
この本を読んですぐに「心を動かす作曲」が出来るわけではないが、作曲初心者がテクニックの手前で「どうしよう?」と思うことの答が見つかる本。
曲を作り始めた人(MOH、私です😅)には、良い本。
上の目次に目を通して、直ぐに内容が分かる方には不要だと思う。
「曲を作ってみたいけど、どうすれば良いの?」という方には向いていない。
曲作りが出来る環境、例えば演奏出来る楽器(鍵盤楽器や弦楽器)や、利用出来るDTM機器が手元にある人が、作曲をする時に手掛かりを掴むための本。
そのレベルの作曲初心者が曲作りをしていく上で、精神的なハードルを下げてくれる入門書。
・作ってみた曲が、他の曲に似ている
・曲の中でフレーズを繰り返している
・音程が上がり下がりしているだけ
等々、作曲を始めたら感じる方もおられると思う。
著者はそれを良しとし、よく知られている曲はむしろそれらを積極的に利用している事を具体例を示して解説する。
自身にとっては『小説を書くように、頭の中で思いついた音を楽曲にできる』ことを確認させてくれた本。
しばらく読み返すことも多いと思う。
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