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映画感想文「The Visit(2015)Night Shyamalan)」 撮り方はユニークだが話の筋は…

プライムビデオの「あと5日で終了」の掲示に気がついて鑑賞。
監督・脚本が、Night Shyamalan で期待した。

Night Shyamalan 脚本・監督の作品は『The Sixth Sense(1999)』『Unbreakable(2000)』『Signs(2002)』『The Village(2004)』『Split(2016)』『『Glass(2019)』』
どれもユニークな設定で視聴者を上手く、その世界へ引き込む。

あらすじ

祖父母の家には奇妙な「3つの約束」があった。

第一の約束 楽しい時間を過ごすこと
休暇を利用して祖父母の待つペンシルバニア州メイソンビルへと出発した姉弟。 都会の喧騒から離れて、田舎での楽しい1週間を過ごす予定だった。

第二の約束 好きなものは遠慮なく食べること
優しい祖父と、料理上手な祖母に温かく迎え入れられ、母親の実家へと到着した2人。 しかし出会えた喜びも束の間、就寝時、完璧な時間を過ごすためと、奇妙な「3つの約束」が伝えられる。

第三の約束 夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと
この家は、何かがおかしい
夜9時半を過ぎ、異様な気配で目が覚める2人。部屋の外から聞こえるただ事ではない物音に恐怖を覚えた彼らは、絶対に開けてはいけないと言われた部屋のドアを開けてしまう。 そこで2人が目にしたものとは――

https://filmarks.com/movies/63090


ネタバレを含む感想

Official Trailer の映像は、本編を5割増以上に、怖く見せている。
商業的に、よく出来たトレーラー。

一人称映画

祖父母の家を訪れる前から、姉弟のビデオ撮影が始まる。

ビデオカメラとカメラを使い、2人が映画を作成する設定で話が始まり、映画鑑賞者は、彼らのレンズを通した映像が中心となり、話の流れに説明が必要が場面で初めて、普通の三人称的な映像が映される。

設定だけなので映画に流れる映像は手ブレしておらず、画像が粗いわけでもない(たまに、わざと動かしたり、ハレーションを起こすシーンはある)。

姉弟が撮影している映像を見ているので、姉弟と同じ情報しか入らない。
通常の映画は三人称乃至神視点で映されており、その点は新鮮。
映画を作る方も、謎が作りやすい。

トレーラーで結末が分かる

トレーラーしか見ていない知人に「実の祖父母じゃなかったよ」とネタバレすると、『じゃあ、本当の祖父母は殺されて地下室?』と返事が返ってきた(その通り)。
良くある結末。

スリラーっぽいコメディ?

偽の祖父母、昼間の挙動不審が見方によってはユニークで、弟君の癖とラップも楽しめる。

姉弟がネットで母親に助けを求めた時点でエンディングが分かり、そのあと姉弟が偽祖父母に追いかけられても、安心して見ていられる。

Night Shyamalan 監督作品の中では、コメディ色の強い映画だと感じられた。


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