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Book reviews over 10 years ago;Part2

前書きは、Part1で書いてるので省略します。

ラッセル幸福論

ずいぶん若い頃にアランの「幸福論」は読んでいて、あまり納得できるイメージではなかったので、この手の本からは遠のいていたのですが、TOPPOINTで紹介されていたので、丸善で買ってみました。
年を取ったせいか(笑)、書いてあることがどんどん腑に落ちる...
半分強、読んだところですが、急いで読むのがなんとなくもったいなく、この本だけは寝る前に少しずつ読んでます。
TOPPOINTは2~3年前から購読しているのだけれど、多岐の分野に渡った書籍を紹介しているので、毎月欠かさずに読んでます。
初めて届いたときに50頁で千円というコストに「無謀な月刊誌だ」と思ったのですが、内容は濃いので(良くまとめられすぎていて、当該書籍を買い求めて読んだあとも、TOPPOINTのまとめの方がスーッと頭に入りやすいこともある)満足しています。
気になるのは有料とはいえ、これだけ新書のネタバレを堂々とビジネスとしていること。
出版社、著者の許諾を得ているとのことだが……まあ永く出版していて、どこからも文句を付けられていないみたいだからOKなのでしょう。
この会社って所在地が京都なんですね。
だからユニークなのかな?


最高のプレゼンテーション―心をつかむ見せ方、話し方

「効果10倍の“教える”技術―授業から企業研修まで 」の文中の宣伝で買ってしまった。「効果10倍...」の著者がこの本の翻訳者なんですね。 商売上手いよ。
でも、「10倍」本よりも、企業人がプレゼンテーションをよりよくするために読む本としては、この本が効果絶大。
結局この本を先に読み終わってしまった。
この手の翻訳本は原作者の国の文化と日本のそれとの違いから「アレッ」と思う箇所が多々あるというのが普通ですが、この本はそれがほとんどなかった。
自分の長所と短所を確認するところで(一度で良いと言うことですが)全裸になって、鏡の前に立ち、頭から順に確認すると言うくだりだけは、笑ってしまいましたが。
(オーストラリア人はマジでそんなことをするのか・・・著者はオージーです。)
ご丁寧にも最後の方の章に、役員へのプレゼンのコツも書いてあったりして、自分の経験を振り返ってもさほど外れたことは書いていない。
本のタイトルが少し恥ずかしいですが、中身はきわめてまっとうな本です。
社内外でプレゼンをする機会がある人は、読んでみて損はないと思います。


モリー先生との火曜日

これはどういう評価をすればよいのだろう?
著者の国である米国では随分売れたそうだが、日本ではどうだったのだろう?
例によって、Amazonの読者評は「絶賛」だが。
特殊な病気でなくなる老人(社会心理学教授)が余命数ヶ月の間に語ったことだが、読んでいてさほど何かを考えさせられたり、心が動かされた内容は読後に感じられなかった。
唯一あるとすれば、彼が未だ発病以前、長く許さなかった友人がいて(理由が情けない、妻が病気のときに見舞いを寄こさなかったのを逆恨みしているだけ)、発病の少し前に会ったときも許さなかったとのこと。発病後その自分に随分後悔している様子。
ラッセルの「幸福論」を読んでいればそのような態度は取らなかったと思うのだが。(彼くらいの人だったら読んでるはずだよ)
大学教授の彼は本を読みすぎていて、忘れてしまったのかも知らない。
ショウペンハウエルの「読書について」も読まなかったのかな?

雑感とか

以上、10年以上前に書いたことなので、今、読み返してみると、結構生意気なことを書いているな、と思いました。
ちなみに、2冊目の本は廃版の様です。
ビジネス系は足が早いのでしょうか?

ひとつ笑えるのは、最後に酷評していた『モリー先生』ですが、その後、書籍を買ったのを忘れたのか、2016年にKindleで再度購入していました。
随分安く購入しているので、Amazonの安売りに釣られたのだと思います。


Book reviews over 10 years ago;Part3

いかがでしょう?
備忘も兼ね、Part3も掲載予定です。

初投稿が5月19日なので、ココへ来始めてから、ちょうど1ヶ月です。
投稿数17本、ご覧頂いた回数は次の通りです。

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ここ1〜2年、投稿していたのが『小説家になろう』、”monogatary.com” と、やや自由度が低いところだったので、久しぶりにBlogを書いている様に感じます。

ここまでお読み頂き、ありがとうございます。
MOH