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2022年邦画 『マイ・ブロークン・マリコ』女優 永野芽郁の快演?怪演?

Amazonプライムのお勧めで気になり、観てみた。
原作はコミック。
マイ・ブロークン・マリコ (BRIDGE COMICS)

ある日、ブラック企業勤めのシイノトモヨ(永野芽郁)を襲った衝撃的な事件。それは、親友のイカガワマリコ(奈緒)がマンションから転落死したという報せだった――。彼女の死を受け入れられないまま茫然自失するシイノだったが、大切なダチの遺骨が毒親の手に渡ったと知り、居ても立っても居られず行動を開始。包丁を片手に単身“敵地”へと乗り込み、マリコの遺骨を奪取する。幼い頃から父親や恋人に暴力を振るわれ、人生を奪われ続けた親友に自分ができることはないのか…。シイノがたどり着いた答えは、学生時代にマリコが行きたがっていた海へと彼女の遺骨を連れていくことだった。道中で出会った男・マキオ(窪田正孝)も巻き込み、最初で最後の“二人旅”がいま、始まる。
(C)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会

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映画『マイ・ブロークン・マリコ』公式サイト

女優がタバコを吸うシーンが話題に。
時代を感じる(劇中で吸うはタバコは「治療用」だと何度も断っている)。
確かに、役柄の中で永野芽郁の子役(佐々木告)も吸っていた。

調べてみるとその治療用タバコは20歳未満の使用は禁じられている(微量のニコチン・タール他の有害物質を含有している)。
映画の中とはいえ、話題にしない方が良いように思う。

感想(少しネタバレ)

「ディスプレイガラスにヒビが入ったスマートフォン」
「やさぐれて吸うタバコ」
「『ダチが』のセリフ」
「割り箸を咥えて片手で割る」
オープニングから永野芽郁の一人芝居、一人称での物語が続く。

今まで可愛い役の多かった女優が演じたためか『やりました感』『頑張っている感』が、絵に滲み出ている(批評しているわけではない)。

後半の八戸ロケに入り、設定不明の謎の釣り人(窪田正孝)が、彼女の思いを遂げさせないように、都合よく現れては付きまとう。
そうしなければ物語が途中で終わってしまうので、仕方ないのだが。

コミックをチラ見したところ、映画は原作に沿っているようだ。
地方ロケに入るまでのグチャグチャ感は面白い。あの勢いで最後まで突っ走れるストーリーが作れたら楽しい映画になったと思う。
八戸での静かな進行と、主人公の一人語りが続くところは冗長な感じがする。

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この映画を観て、永野芽郁ファンがどのように感じたのかが気になるところ。


MOH

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