見出し画像

The Signal/2015年米国SFスリラー映画/謎にクセのある作品

SF映画としてもスリラー映画としても、好き嫌いが分かれる作品。

これが長編監督2作目となる俊英ウィリアム・ユーバンク監督が、謎の力を持ってしまった若者がたどる運命を描いたSFスリラー。MIT(マサチューセッツ工科大学)に通うニックは、大学のパソコンにハッキングを仕掛けてきたハッカーの居場所を突き止めるため、友人のジョナスやガールフレンドのヘイリーとともにネバダを訪れる。しかし、そこで何者かに拉致されてしまい、気が付くと政府の隔離施設に監禁されていた。職員の説明によれば「何か」に接触して感染したため隔離されているという。どうにかして施設を出ようと試みたニックは、ある思いがけない力が発動する。

https://eiga.com/movie/81811/



雑感

主人公たちが隔離施設に監禁されている映像が長く感じられ、それが政府の施設であれば映画とは言え、あんなに都合よく主人公たちが抜け出せるはずがない。

施設を逃げ出してからの行動と、彼らを取り巻く環境も不自然。
そんな疑問を抱きながら映画は後半へと向かう。

主人公に「ここはエリア51だから云々」と語らせ、逃げ出した後も政府の秘密基地内から抜け出せていないことを示唆する。

ラストシーンまで主人公を追うデイモン(ローレンス・フィッシュバーン:彼を観ると映画マトリックスしか思い浮かばないが、最後に自らの姿を晒して種明かし。
その可能性も考えていたので、個人的には納得する終わり方。

ちょっと唐突だが、SFらしい映像のエンディング。
映像の中でのリアルと騙しの設定が面白い映画だったが、観た人の多くがそう感じるのかは分からない。

ネタバレも含め、Wikipedia に全プロットが紹介されている。

Amazonプライムビデオ対象。


MOH


この記事が参加している募集