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『A Quiet Place: Part II』 I ほどのハラハラ感はない/制作中の III は2025年公開予定

「A Quiet Place」は、以前つぶやいた。

低予算(1作目は1700万ドル)で、興行成績の良いハリウッド映画は、続編が作られる。

2018年に公開された『クワイエット・プレイス』は、音に反応して人間を襲う“何か”によって荒廃した世界を舞台にしたサスペンスホラー。全世界で3億4000万ドル以上(約390億円)の興行収入を記録する大ヒットとなった。続編『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』は、コロナ禍の公開にも関わらず、2億7900万ドル(約320億円)もの世界興行収入を獲得し、映画評論集積サイトRotten Tomatoesでは91%の評価を得た。

https://www.crank-in.net/news/100852/1

I と II のあらすじ

I  あらすじ
音に反応し人間を襲う“何か”によって人類が滅亡の危機に瀕した世界。そこでは、あるルールを守り、生き延びる一組の家族がいた。「決して、音を立ててはいけない」その“何か”は、呼吸の音も逃さない。その“何か”に一瞬でも聞かれると即死する。手話を使い、裸足で歩き、道には砂を敷き詰め、静寂と共に暮らす彼らだが、なんと母親は出産を目前に控えているのであった。果たして彼らは、最後まで沈黙を守れるのか―――?(2018年製作)
 
II  あらすじ
“音を立てたら、超即死”という極限の世界を生きるエヴリン一家。最愛の夫・リーと住む家をなくしたエヴリン(エミリー・ブラント)は、産まれたばかりの赤ん坊と2人の子供を連れ、新たな避難場所を求めてノイズと危険に溢れた外の世界へ旅立つが・・・。突然“何か”の襲撃に遭い、廃工場に逃げ込んだ一家は、謎の生存者エメット(キリアン・マーフィ)に遭遇する。彼との出会いを発端に、新たな謎と脅威が明らかとなり、一家の運命は激しく動き始めるのだった。(2021年製作)

https://filmarks.com

感想など

ツッコミどころ

I を観た時にはあまり感じなかったが、 IIを観ると設定でツッコミたくなるところ多々だが、それを書き始めるとキリがないので、箇条書きに留めておく。
IIは、I から1年以上経ってからのお話。家族だけでよく生き延びている。
・世界最強の米軍が、弱点満載のエイリアンを駆逐できなかった不思議。
【エイリアンの弱点】
特定の周波数音(普通のスピーカーから出せる音)で行動不能になる。
そうなると、リーガン(娘)に鉄パイプで殴り殺されるくらい弱い。
水が苦手で泳げない(船に乗らないと島に渡れない)

III まで続く理由

この映画「音を立てたら即死亡」のアイデアに尽きると思う。

エイリアンが地球や宇宙船の中で人間を襲う映画はいくらでもあるが、「音だけに敏感」の設定はなかったと思う。
音で人間を察知すると、瞬時に鋭い爪で襲いかかる。
 
その設定で生きてくるのが、生き残った家族の娘リーガン・アボット役のMillicent Simmonds。彼女は生後間もなく、medication overdoseで聴力を失っている。
 
監督のクラシンスキーは、キャストで耳の聞こえない女優を探し「私は耳の聞こえる女優に聞こえないふりをして欲しくなかった。耳の聞こえない女優は、その知識で状況を理解して多くを助けてくれるだろう。私はセットでそれについて教えてくれる人が欲しかった」と語っている。
 
IIで、物語を展開させるのは娘役のリーガンで、大人はそれにオドオドしながらついて行くだけ。
 
I を観たから」という単純な理由だけで IIを観たが、ここまでくるとIIIの展開が気になる。
また、リーガンが活躍するのだろうか?

IIIがファイナルなら、何処かにいる?生き残りの軍隊が出動してエイリアンを殲滅するとか?


MOH

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