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遅すぎるクリスマスプレゼント

私達兄弟は多分、かなり仲の良い方だと思う。

私と弟Aは6歳差、弟AとBは4歳差、すなわち私とBは10歳差。
お母さん頑張りましたね。私は今の段階で2人育てるのもヒーヒー言ってるのに、母はフルタイムで看護師をしながらこのキャラ濃い目の3人を育てた。

しかも末っ子の弟Bは6歳にして大手術をして、以来健常と障害のグレーゾーンをずっと生きてきた。

ちなみに、私と弟達はそれぞれ父親が違います。
母は3回の結婚と3回の離婚を経験し、それでも3人無事に生かしてきた。
そう。母もまたキャラ濃い目。

弟達が思春期を迎える頃、一足早くちょっと大人になっていた私は、母が夜勤で3人だけの夜は夜な夜な3人でドライブに出かけた。
実家から1時間半くらい走って中古のゲームやら服やらが売っているお店に行って買い物したり、ドライブスルーでマックを買ってギャーギャー笑いながら夜中に帰宅したり。

暇さえあればずっと一緒にいた。

弟Aが家族嫌いだー!と家を出てから2年半くらいは険悪だったけど、帰ってきてからはまた今までの3人。
ちょっとビックリされる。
でも私達はお互いを鬱陶しいとか煩わしいとか思う事はない。と、思う。

普段息子娘の面倒を見てくれる弟AにクリスマスプレゼントとしてROOTOTEのリュックをプレゼントした。

弟Aは気に入ってくれたようで、年末地元に帰る時も持って行った。

そして、弟Bのプレゼントは…
実は弟B、リュックは誕生日に夫から頂いていたので何を聞いても「欲しいのは…ないな」という返事。
マジかよ。何か言ってくれよ。
困惑していた私に彼は「ズボンかな」
ズボン!ズボンな!いいよ!買う!
年明けの初売りでズボンを買う約束をした。

正月休み最終日。
弟Aの提案で今話題のワークマンへ。
弟Bは最初爆笑していたが兄から「笑うなよ!マジでいいんだよ!」と圧強めに言われて中へ入った。

高次性機能障害と本来の性格が作用して、物選びに慎重な弟B。
色々選んで決めて一緒に靴下を選んだ。
ちなみにこの間弟Aもズボンを1本選んでいる。お前もかい。

ちなみに姉ちゃんはサンタ係でプレゼントはありませんでした。

遅すぎるクリスマスプレゼントになったけど、私達兄弟は結果オーライだから。気持ち!気持ちの問題!
とニヤニヤする姉。

ちなみに、昔行ったその中古屋さんで物凄く気の良い金髪のチャラそうなお兄さんがいた。
そのお兄さんは10年以上後に彼らの″お義兄さん″になるのね。ビックリだわ。

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