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鼻水運動会に感激

月曜日は『子育て』をテーマに書いています。

今回は秋らしい話題かなと。


保育園の行事が軒並み中止や保護者不参加になる中、秋の運動会が行われた。
クラス毎、時間を決めて保護者もクラス毎に2名までという形。
年少の娘と年長の息子、それぞれの時間夫と2人で参加した。

娘が運動会をしているのを見るのは今年が初めて。
(初めての年は喘息で不参加。翌年は保護者不参加だった)
保護者席に座っている私達に手を振りながら終始楽しく参加していた娘。
障害物レースでは、持ち前の真面目さを発揮して1つ1つの競技を丁寧にこなしたためビリだったけど、その真面目さが大切にされる日が来ると思うので盛大に褒めた。
「最後まで頑張った娘ちゃんは素敵だよ!」

さて、今年が保育園生活最後の運動会な息子。
今回も凄かった。

この運動会の前日、息子はいきなり歯が抜けた。
「歯が折れた〜!」と号泣してから寝ている

当日。
夫と私は2回目の会場に座った。

元気よく入場してくる子供達。
息子は、親が見ているからといって嬉しいとか興奮するとかが一切ない子供である。
すぐ近くに親がいるけど、無視。

組体操やダンスといったプログラムが続く。
縄跳びは独創的なフォームで跳んでいた。
でも大丈夫。縄跳びできないからって恥ずることはひとつもない。

チーム対抗の競技では、負けたことが悔しくて号泣。
鼻水が地面につくほど悔しさを全面に出した。
勝ちたかった。上手にやりたかったとひたすら泣く。

その姿に母は感動して一緒に鼻水出そうになった。

他人に興味を示さず、周りがどんなに声をかけても自分のペースでしか動こうとしなかった息子が、他者を意識して悔しがっている。

息子にとっても初体験の感情だったので、切り替えることが難しかった。テンションだだ下がりの閉会式。
今回は残念だったけれど、今回のことはこれから対処法を覚えていけばいい。

あまりの泣きように運動会がストップしてしまったので他の保護者さんにはペコペコ謝ったけど、心の中ではガッツポーズ。

息子よ、君は成長しているんだよ。
その涙が成長なんだよ。

汗と涙と鼻水と土埃で何が何だか分からなくなった息子を抱きしめて
「素晴らしいよ」
と声をかけた。

もらったメダルとお菓子、そして前日抜けた歯を持ってその日のうちに祖母宅へ張り切って旅立った息子。
母は2人の勇姿動画を関係各所に送信した。

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