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今週、どうだった?『猫なカバンと私の物語』

昨日”レザーのカバンを普段遣いする“と宣言した。

自分の気に入ったものを長く愛着を持って使うことを40歳目前のテーマに掲げ、自分の持ち物を振り返った結果である。

今年の相棒

これから長い付き合いになるので、今日はこのカバンとの出会いについて詳しく書こうと思う。

近くにあるリサイクルショップが好きで、平日自分だけの休みにはちょこちょこ見に行く。
時々突如として運命の出会いがあるから通うのがやめられない。
以前出会って購入したporterのショルダーバッグは祖母が「使いやすそう」と言っていたのでプレゼントした。Porter使う82歳。粋なばあばである。

そして、今年の初めに出会ったのがツモリチサトのレザーバッグ。
低価格のカバンコーナーの隅っこにあって、多分これがツモリチサトでまさかレザーだなんて思わないだろう。私も何度も見返した。
その価格、600円。
ちなみにこのカバンを新品で買えば20000円はする。

価格破壊の理由、それは“汚れ”だった。

中に何かをこぼしたらしくかなり汚れていた。
一瞬買うのをためらったけれど、物は試し!と買って帰り早速洗ってみた。
洗剤で丁寧に中だけ洗う。そうするとシミはほとんどなくなった。
外側のレザー部分も濡れてしまったので3日ほどかけてじっくり乾かした。
レザーはドライヤーで急激に乾かすと変色やひび割れしてしまうこともあるらしい。

無事に乾くと、見違えるほどオシャレでキレイなカバンだった。
何かこうゆうストーリー動物か何かの話であった気がする。
A4サイズも入るこのカバンは私の毎日使うものがしっかり入って、iPadやキーボードも楽々。
以前使っていたレザーバッグは小さすぎたり蓋が閉まらない物だったことからソッコーで手放したことがある。
このカバンは蓋もついていて荷物も落ちない。

そして、何といっても金具が、猫!!
猫飼い生活8年。猫のアイテムはテンションが上がる。
ファスナーではなくて金具な所もカワイイ。

レザーのカバンは馴染むまでに時間がかかるのだけど、そこら辺もさすがリサイクル品だけあってフワフワ。
そりゃあ中が汚れるまで使ったのだろうから心配していない。

風水的にはリサイクル品のカバンは前の人の運気が移ると言われている。
私はリサイクル品を使う時は必ず初めに塩で清めてから使う。
カバンに「これからのご主人は私だよ。一緒に楽しくやっていこうね」という気持ちも込める。
持ち物にそこまでする?と言われることもあるけれど、私の生活に欠かせないモノだからこそご挨拶は必要。

少しずっしりとして革の匂いがするこのカバンは、見ていると何だか愛おしさが込み上げてくる。
色々あったかもしれないけど、これから何処へでも連れて行きたいし私の思い出のそばにいて欲しいと思えた。

愛着ってこうゆうことかなと思う。

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