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おモラシな2人に出会った

娘(5歳は)何かと利口である。
兄である息子がどちらかというとボーっとしているタイプなので、その利口さがより際立つのかもしれない。

娘は3歳の頃オムツが外れて以来、お漏らしやオネショをした記憶がなかった。
余裕でオムツ外しに成功し、余裕でパンツライフを送っている。

そんな娘が先日、保育園に迎えに行くと大きな袋を持って出てきた。
その袋には、お昼寝布団。小さな袋にはパジャマが入っている。

「オネショしたの?」と聞いたけれど無視をする娘。
私にその袋達を持たせてスタスタと歩き出した。

家に帰り連絡帳を見ると

オネショをしたことを隠して、汚れたパジャマを普通にしまい布団をそのまま片付けていました。
着替えをしたのですが濡れた下着の上に着たので濡れていたのを発見し発覚しました。

一部抜粋

何、してんだ?
オネショを隠蔽しようとしたのだ。驚きで声が出ない。
利口さが隠蔽という行動を生んでしまった。

とりあえず一式をコインランドリーで洗濯→乾燥して、娘にも「オネショしたら先生に言った方がいいよ」と伝えた。
娘は真っすぐにこちらを見て

「母ちゃんに言うから!!!」

と怒り出した。
いや、だから濡れたまんま他の子の布団やパジャマと一緒にしたら迷惑でしょうが。

もう一度、誰も怒らないし隠している方が良くないことだと説明したのだけど

「母ちゃんに言うのにぃぃぃぃぃ!!!」

更に号泣。手に負えない頭脳犯である。

結局娘が出した答えは
『もうオネショはしない』
だった。もしもを想定しない力業。


お漏らしと言えば、息子も先日ちょっとした事件があった。

ジャージの穴の開いた部分を補修したくて帰宅した息子に「ズボン貸して」と言うと玄関先で脱いでくれた。仕事が早いね。

ズボンを預かり補修を始めようとすると…
何か、おしっこ臭い。
出所を探すと、今私の手元にあるズボンから臭う。

え?漏らした?

息子に「お漏らししたの?」と聞くととても元気よく「うん!もらした!」と答えた。こちらは隠そうとする素振りもない。

理由を聞くと、どうやら学校の休憩時間にトイレに行こうとするのだけど他の子に話しかけられてその話にのってしまい授業が始まってしまう。
そのまま次の授業を受け、終わってすぐトイレに行くが間に合わず”チョビ漏れ”してしまったそうだ。
漏れるのは不可抗力。仕方のないことらしい。

うん…仕方ないんだけど…
トイレはさ、行こ?

とりあえず「トイレに行くから!」と友達に伝えようと息子には教えた。
息子は「うん!」と元気よく答える。多分全然気にしてない。


それぞれのお漏らしエピソードに出会い、母ができることは洗濯だけ。
ワイドハイター入れてスッキリふんわり仕上げた。
お漏らしの事なんて最初からなかったみたいに匂いもシミもゼロ。
日々頑張る自分に焼き芋のプレゼントも忘れない。

パソコン前で焼き芋食べる私に娘が
「そんなに食べたらおなら出るよ?」
と言ってきた。
私はニヤッとして
「いいよいいよ!母ちゃん今部屋に一人だから一人で臭いんだ!」
と開き直る。それを見た娘が

「恥ずかしくないの?」

実に真っすぐな目である。
でもね、どの口が言ってんだって思ったよ。
でもね、そこら辺は5歳と38歳の差だから言わないよ。


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