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いぬとねことたからもの

絵本『いぬとねことたからもの』読み聞かせ動画

ボクの3冊目絵本『いぬとねことたからもの』が読み聞かせ動画になりました!制作における思いやこの絵本が生まれた経緯なども下記に記しておりますので、そちらも併せてお楽しみいただければ幸いです。

あぁ、これでまた絵本作家になれる

磐田市民になって間もない2020年の終わり頃、絵本を一緒に作ってもらえないかといった内容のメールをいただいたのが始まりでした。

その頃は自身を絵本作家と名乗ることをおこがましいとすら思っていた時期だったので、この依頼を受けて自分にこんな大役が務まるのだろうかという不安に押し潰されそうになると同時に、「あぁ、これでまた絵本作家になれる」という嬉しい気持ちも錯綜していました。

まだ犬や猫に会ったことも触れたこともないという子どもたちに犬や猫のすばらしさが伝わるような絵本を作りたい。そして子どもたちが実際に犬や猫と触れ合うきっかけとなれば嬉しい。という熱い想いを受けて制作に挑みました。

舞台は家の中。登場するのは犬と猫と一緒に暮らす男の子。

何気ない日常の他愛のないやり取り、掛け合いの中に犬と猫それぞれの異なる特性を盛り込んでいます。ペットと暮らす生活がどういうものなのかを想像しながら読んでもらえると嬉しいです。

制作においてもっとも重視したのは「読み聞かせをするための絵本にする」ということでした。複数の子供たちを対象に読み聞かせをするものにしたいというご要望を伺っていたので、声に出して楽しめる掛け合いや音、そしてリズムを特に意識して制作しました。

当初より販売を目的としたものではなく、絵本を設置または読み聞かせいただける施設を募集し、応募いただいた施設に絵本をお届けするという目的で制作され、最終的には日本全国の約700園に絵本をお届けしました。

磐田市へ寄贈

最初のご依頼メールへの返事に、自分は静岡県の磐田市というところに移り住んでしまったがために打ち合わせなどへ出向くことが容易ではないと伝えたところ、驚くべきことにその担当者さんも同じ磐田市のご出身だったことが判りしかもかなりのご近所で。本当に世の中、不思議なこともあるものです。

そういった、だからどうしたと言うのだ、というような偶然も追い風となり、そもそも営利目的で制作したものでもなかったことから、移住のご挨拶として磐田市へ寄贈するのはどうだろうかと相談した結果、双方のご協力を得て無事に絵本を寄贈する流れとなり、磐田市内の幼稚園、保育園、こども園と図書館へ合計62冊を配布することが叶いました。

磐田市にお住まいで上記施設をご利用いただいている方はぜひ探してみてください。また施設利用のない方におきましては図書館で貸し出しもしておりますのでぜひ手に取って読んでもらえたら幸いです。



最後に、下記公式サイトにある「絵本を読んでみる」より実際の絵本をめくって読めるようにもなっています。ぜひお楽しみください!



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