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財布を落とした

土曜日午前、青帯をもらう。
とても嬉しい気分。じわじわと湧いてくる実感にニヤつく。

土曜日午後、事務所で娘のスカートを縫って帰宅。
財布がないことに気がつく。財布を持たずに出歩くことが多いので、事務所に忘れてきたな、と深く考えず娘とジャれる。相変わらず僕のことを構ってくれる娘が好きだ。

土曜日夕方、ママがバレエのレッスンにいくのを見送る。娘と二人。
娘のフェイバレット蕎麦屋(ディスニーの本が置いてあるから)で晩御飯を食べて、これまた娘のフェイバレット銭湯に行って就寝予定。
財布がないから事務所を経由して蕎麦屋へ行こう。
事務所に寄る。財布を探す。ない。どこにもない。黒い財布。またやらかしたなと天を仰ぐ。無機質な蛍光灯にイラつく。娘に事情を説明する。3歳ながら、状況を理解してくれる。ワガママ言って聞かないときも多いが、緊急事態の時は案外飲み込みが早い。パパやらかした、ごめん。

財布には現金は大して入ってない。多分15000円くらい。
では何がマズイか
1 会社から貸与されているクレジットカードが入っている
2   領収書がたくさん入っている 
3 その財布は僕の誕生日にママがプレゼントしてくれたもの

昼に富士そばに行った時、ママからスカートを早く縫ってきてと急かされたのを思い出す。きっとあそこだ。事務所から富士そばへ。店員さんに聞く。黒い財布はありませんでしたか?ありません、とのこと。

家に帰る。娘に謝りながらウドンを茹でる。僕は一人暮らしが長かったので料理は得意だ。自分の分には柚子胡椒を入れてスパイスを効かせる。財布がないのにスパイスを効かせる余裕はあった。

この時点でないものはないと諦める。良いのか悪いのか、僕はよく財布を無くすので、あまり執着がない。クレジットの使用履歴をアプリで確認する。不正利用はないようだ。どうせだからと、携帯でクレジットカード支払いができるように手続きする。もう実物のカードがなくても携帯だけあれば大抵の支払いは済む。それは今やることか?

土曜日深夜、ママ帰宅。
ことの顛末を話す。ごめん。まあしょうがないよ、とママ。彼女はいつも優しい。ありがとう。

月曜日朝、出勤
ボスに週末の出来事を話し、クレジットを止めてもらうように手続きを進める。しょうがないよ、と優しいボス。うちのボスは怒らない、その代わりに威厳がある。すみません。。。

月曜日昼、これはらけんの?と黒い財布を渡される。間違いなく僕の財布。
2階に落ちてたらしい。


財布は大事。でも財布に振り回されない人生を送りたい。


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