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備忘録「じしん、かみなり」

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「休みなしで働いて大変だね」
「家事全部ひとりでやってるの?」
「入籍いつ?」
「結婚式はやる?」
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これらの類の言葉はよく言われることで、答えるのすらもめんどくさくなってきた。
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人生30年くらい生きてくると急に出始める
「結婚」「入籍」「家事」「育児」
そして仕事の愚痴。など
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今のご時世珍しいことかもしれないけど私は大体家事は一人で賄ってる。
ふたりでの生活だし洗濯物は少ないし、ご飯を食べた後の洗い物なんかは、1階が飲食店である自宅の台所でもあるので自分がやったり相手がやったり。
なんといっても私は作るのが好きである。
なんなら洗濯も洗い物も好きだ。
動いてないと死ぬようなマグロのような体質なので、隙間の時間を見ては、普段できない洗濯機の手入れや、汚れの落ちにくいTシャツのつけ置きなどをするようになった。
その生き方が丁度良く心地いいのに、他人から見るとそうではないようで。
雨が急に降り出したとき、友人宅にいて、洗濯物干しっぱなしにしてしまったことを呟いて、旦那さん取り込んでくれてるでしょ、といわれたので
「雨が降ったことに気が付いても洗濯物なんて取り込まないよ」
と言ったらムッとして
「洗濯物も取り込まないの」
と言われた。
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まぁそうなんだけど、自分が干したことも言ってないし、通り雨なら別に濡れたって構わないし、
しかも干したことは伝えてないし、彼は仕事に集中してるだろうし…
「何もやらない夫」のレッテルを貼られてしまったようで、なんとなく自分の夫(まだ仮)に申し訳なくなってしまった。
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家事は分担する家庭が普通になりつつある中で、なかなかそこにたどり着けない職場環境の場合、職場環境を変えるのが一番早いのだけど、一生この職でやる覚悟をもって生活してる人もいて。
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その生活はその人の中で成り立っていて、朝起きる時間やご飯を取る時間、会社員の人のリズムとは違うものだけど、それだけが普通じゃないし、その中にそういう人たちとは違う出会いやゆとりがあったりもするから、それを不幸に思ったり憐れむことはない世の中であってほしい。
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今多様性が話題としてよくあがる中で、仕事にもリモートワークがあったり、出勤時間が変わったり、フレキシブルな世の中になりつつある中で、仕事とプライベートな線引きが曖昧な自分たちの働き方がネガティブな考え方にならないような生活を自分なりに送っていきたいなと思う。
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そして夫婦の形にも色々あって、その人にはその人に合った動き方があるので、それを補うことで一緒に生活していけるんだと思う。
特に外に出掛ける時なんかは、せっかちでうっかり者の私の行動を彼がカバーしてくれていることも多いと思っている。
その点では苦労をかけて、大変申し訳なく思う。
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とにかく今生き方はそれぞれだから、
自分の身の回りの人や事を愚痴に消化して自らネガキャンするのはやめていこう。
そう思う一日でした。
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忙しくて目紛しく過ぎてく日々の中にある一瞬の余白が、私の中で輝いていればそれでいいのである。
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今日食べた、憧れだった桃と生ハム

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モヘ

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