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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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トークとは戦場だ、をドラマ化するとこうなる。~「トークサバイバー」感想~

Netflixで話題となっていた「トークサバイバー」。「ドラマの途中のトークが 面白くない人間が降板していく」という枠組みがすでに面白そうで、全裸監督も イカゲームも徹底してスルーしてきたが初めてNetflixに加入したいと思った。

調べてみると一番画質の低いコースで990円。まぁこんくらいならいいか、1年縛りとかでもないし見たいのがなくなったら解約すればいいし。と考えて加入。
別に4Kテレビでもないので画質なぞ後回しだ!千鳥の肌がきれいに見えてもあんま意味ないし。

で、感想。すごい面白い。

と、これで終わってしまうなら意味がないので少し解説していく。
ドラマはある学園から始まる。千鳥の大悟がちょっと荒くれものの転校生。間宮祥太朗がキーパーソンぽく登場し、学園に何か謎があることが示唆される。

そのドラマの途中で突如挟まれるトークゾーン。
「お前らにも傷ついた経験があるっていうなら、聞かせてみろよ!」→傷ついた経験のトーク開始。みたいな感じ。
このトークのキモは「登場人物の体裁で、出演者自身のエピソードトークをする」ことである。シリアスなシーンからのトークなので、話を聞いた他の出演者もバラエティみたいに突っ込んだりしない。補足するとしてもあくまで登場人物が言いそうなトーンとして、だ。
例えば劇団ひとりが高校生の設定で話すトークは、自身の結婚エピソードだったりする。となると当然ドラマとしてはおかしいのだが、そのあたりも含めて妙な味が出てくるのだ。本当にこの仕組みは優れていると思った。他の出演者がトークバラエティみたいにツッコミや応援笑いで援護するわけでもないのだが、「笑いをこらえている」というのが一番援護になる。中でもトークをしない普通の俳優陣が笑いをこらえているさまは、「本当に面白いんだな」という空気が非常に感じられた。実際、笑いを必死でこらえているエピソードほど面白かった。

そして、このトークゾーンが終わると、本当に出演者が降板していく。
非情だが、中にはトークをひねり出すのが過酷すぎて逆に歓迎している人もいた。 降板したとはいえその出演者のトークが面白くなかったかといえばそうでもなく、むしろ予想外に面白かったりしたので、「カットされた部分で結構すべっていたのかなあ」などと想像した。

そして意外だったのが、添え物程度に思っていたドラマ部分が、グングン面白くなっていった点。全8話のうち1~2話あたりでは「まあ面白いけどドラマ部分はありがちな引きだったりするなあ、回収どうなるのか」くらいの感想だったのだが。ドラマ部分は大悟や劇団ひとりなど芝居得意芸人が躍動している。ただセリフが確信犯的にダサイ。見届け人のノブのツッコミとセットで楽しむパートといえる。
ただドラマの伏線に関しては思うところもある。ネタバレになるのでそれは最後に書く。というかこの部分に関しては自分で整理しておきたいだけなので有料ゾーンにしておく。なので読まなくてよいです。読むくらいならNetflix料金払って見たほうがいい。

それ以外で、一応注意点を。
●細かい追及は基本的にしないほうが楽しめる。というかドラマで引っかかってたら進まない
●「千鳥のバラエティ」と捉えて家族で見る場合要注意。結構トークで下ネタがぶっこまれます
●「何でこのウケ量でこの人が降板するわけ?」と思うような部分もあるかもしれない。おそらくすべったのをカットされてると思って受け止めましょう

1話当たり30分程度なのはよかった。気になって2~3話見たとしてもそこまで時間食われない。実際、2日間で見終わった。


ということでここからネタバレ感想&疑問点。もし続編があったとしたら自分で読み返してみる用。

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