見出し画像

ふさわしい数字とふさわしくない数字を考える。

「運がいい人に共通することベスト2」という記事の見出しを見てふと思った。
「…2?」と。自分の中で「ベスト」という言葉の次に来る数字としてすごく違和感があったからである。
順番に並べてみるとどうだろうか。

[ベストのあとにくる数字調査(個人的印象)]
ベスト1…違和感なし。普通に使われる
ベスト2…違和感あり。それなら「二大●●」とか「ツートップ」でいいのでは
ベスト3…違和感なし。メダルもここまでもらえる
ベスト4…違和感なし。大会でよく使われる
ベスト5…違和感なし。ベスト10の半分ということで
ベスト6…違和感あり。不吉っぽい。
ベスト7…違和感あり。ラッキーならいいのだが
ベスト8…違和感なし。8強とも言われるし
ベスト9…違和感あり&なし。 9だと違和感あり、ナインなら違和感なし。
ベスト10…違和感なし。そもそも番組名でもあったくらい。

こう並べてみると一桁のものは半分以上違和感なく使える。
2は上にも書いてる通り2大なんとかで良いだろと思うし、そもそもダブルなんとかで書かれてるパターンも多そうだ。
それに対して6と7の違和感よ。6だとベスト5で区切れよ感があるし、7だとベスト8まで足せよ感がある。

こう考えるとけっこう数字も座りの良さがあるものだ。
ランキング的にはやはり10区切りでないとしっくりこない。
「歌い継ぎたい日本の名曲50」とか言われると「それくらいあるよね」「どの曲かなあ」と普通に感じるが、「歌い継ぎたい日本の名曲49」だと「縁起が悪い」 「せめてもう1曲足せ」という気分になる。

数字自体にいろいろ意味がある場合もある。例えば日本では「4」「9」が忌み数字だ。ホテルなんかで4F表記がない場合もある。もちろん「4=死」の連想からだ。ちなみに「9=苦」になるが、こちらは4ほどではない印象。
ドカベンで殿馬が不知火に対して背番号を向けて挑発し「4=死だと、ふざけやがって」と怒らせたこともある。なんだこのマイナーエピソード

アメリカだと「13」であろう。13日の金曜日というホラー映画もあるが、もともとはキリストを裏切ったとされるユダが13人目の弟子だったから、というところからきている、多分。ほかにも「666」が悪魔の数字とされたりするが、まあ日常であんまり見ないので話題になりにくい。
これが「7」だと日本でもアメリカでも共通にラッキーナンバーだ。というのはもちろんスロットで777だと大当たりだからである。もともとはアメリカが発祥だと思われるが、日本はパチスロイメージが強すぎて、車のナンバーを 「777」にしてたりすると絶対にギャンブル好きと特定される。

ギャンブル好きな人から見れば車のナンバーが「776」になってたりすると「惜しい!」と感じるのではなかろうか。別に実際は惜しくもなんともないのだが。

なお「49」といえば四苦八苦でもあり49日でもあり全然日本的には縁起がよくな いとされ、プロ野球の背番号でもだいたい外国人選手が背負うパターンが多い。
と思ったら最近はそうでもないらしくけっこう49番の選手がいた。
それを特集した記事も見かけたので興味ある人はぜひ。


ちなみにプロ野球の背番号といえば小さいほど大物感がある。1番を背負うのはだいたいスター選手(鈴木誠也、王貞治等)で、18番はエースナンバーである。
育成選手だと3桁になったりするが、さすがに4桁以上はない。これは番号の問題というより背中のスペースの問題と思われる。
水島新司の「虹を呼ぶ男」の主人公・七夕竹之丞は背番号10000だったが。さっきから水島マイナーネタをはさみすぎてるな。

まあ結局背番号も座りの良さに起因するものだ。最初は67番とかだったのが、スター選手になって9番になりました、みたいな。サッカーでは範囲が決まっているので10番を誰が背負うか、くらいしかない。そう考えると野球の背番号がある程度自由なのは面白い。

上にも書いたがベストのあとに「ナイン」だと野球のベスト選手になる。そして「イレブン」だとサッカーだ。サッカーはサポーターを「12番目の選手」と位置付けることでファン増加に活かしていた。野球だとファンを「10番目の選手」とは言ってないと思うが、サッカーの後追いぽく見られるからだろうか。
まあしかしこれもマイナースポーツだと分からないしこれまた座りが悪い。
ラグビーで「16番目の選手」くらいならまだ有名になってきたからわかるかもしれないが、「インドネシアの球技スパヌンチャでいうところの27番目の選手」と言われても何がなんやらであろう。ちなみにそんな球技はない。

1ダースだと12だが1ファースだと14ですみたいに言われてもわからんし。まあもちろんご想像の通り1ファースなどという単位はないわけだが。
あったらすいません。しかしわざわざ調べるほどの気力もなし。

数字っていろいろ奥が深いです(打ち切り感)


サポートいただけた場合、新しい刺激を得るため、様々なインプットに使用させていただきます。その後アウトプットに活かします、たぶん。