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CMツッコミ劇場 podcast編

spotifyを聞いているとよくpodcastのCMが入る。このCMが入るときと入らないときの差が激しいような気もするが、まあとにかくよく聞いている。あまりに聞くのでだいたい覚えてしまった。


女「最近忙しそうだね」
男「そうなんです、大好きな映画も見れてなくって」
女「じゃあさ、podcast聞いたら?」
男「podcast?」
女「音楽もお笑いも聴けるし、好きな人の声は聴いたら元気が出る。ほかにもいろんなサービスが~。」(このあたりうろ覚え)
男「すごい。帰りに聞いてみます」


このCM、最初は何も思わなかったのだが、何回も聞いているうちに気になることが増えてきた。

1.「podcast?」←聞いたこともないのか?
実際、自分もpodcastはほぼ聞いてはいないが、さすがに存在は知っている。若い層にもそんなに浸透していないようなものなんだろうか。「とりあえず企業名やサービス名は連呼」みたいな脊髄反射的に作られてないかという疑惑。ほかにも、聞いたことあるラジオCMで「長州産業はね(説明)」「えーっと、なんて会社だっけ?」「長州産業、内緒だよ♡」とかある。正直内緒にする意味がわからない。内緒にしたいんならCM打つなよ、という気分になるが、そういえば最近聞いたら「内緒だよ」が「覚えてね」になってたような気もする。同じように思う人が社内にもいたのだろうか。
(追記:どっちのパターンもあることを確認)

2.「映画も見れてない」「じゃあpodcast聞いたら?」←解決になってんのか?
正直、それとこれとは別じゃあねーか?という気がする。「映画館に見に行けない」という人に「スマホで最新作も見られるサービスあるよ」なら代替手段としてまだわかるのだが。お笑いライブに行けないけど最新ネタをアップしてるサービスあるよ、とかね。「忙しくて大好きな野球観戦ができてない」という人に「隙間時間にスマホでゲームしようぜ!」くらいのズレ具合を感じる。たとえpodcast自体が面白いとしても、映画を見られないことが埋められるとは思えないが。

3.「クソ忙しいけどspotifyは聞ける人」がターゲット?
単純に「世界中の曲、最新の曲が聞ける」「しかも定額」「自分のプレイリストも他人のプレイリストも聞ける」といったところが分かりやすいメリットだと思うのだが、このCMだと「忙しい人にも」みたいなところにスポットが当たっている。もちろん音声サービスなのでながら聞きなどができる魅力はあると思うが、「忙しくて音声しか聞けない人」というのも狭いターゲットのような気がしてしまう。

というかこんなことが気にかかるのも結局前述のとおり聞きすぎているからで、これを聞くのがイヤなら金払ってプレミアム会員にならんかい、という圧は感じる。しかし同じく長州産業に関してはオードリーのオールナイトニッポンを聞いてると毎回聞くことになるのでこれは有料だろうがなんだろうが同じ。というかこの枠、かなり聴取率が高いのでスポンサーには困らないと思うのだが、ラジオCMがどれもほとんど面白くないのが残念。「●●ってね、■■や△△で私たちの生活を支えてるのよ」「なんて会社?」「●●よ!」というように企業名をさんざんアピールした後で最後にもう一回自分で聞くやつが結構ある。とにかく企業名を覚えさせろ!ということだと思うのだが、知名度を上げるためにはこれしかないのか~、と思うとちと残念。
メインスポンサーはニチレイだが、ニチレイの場合は結構凝ったやつも流してるなと思う。たまに社員が出てくるのがあるが、一度えらくかわいい声の社員が出てきて「声優か?」と思ったことがあった。

いやまあとにかくネット広告にしても例え最初はいいと思ったものでも、あまりに連続で流れすぎて印象が悪くなるというのはある。CMの蛙化現象とでもいうか。イケメンだと思われてもあんまり毎日グイグイ来られると怖い、みたいな感じか?違うか。

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