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自己啓発本にハマるとき、自己啓発本を捨てるとき。

ちょっと前に見たテレビで、某女性タレントが「今はもう自己啓発本全部捨てました」と発言していて、もともとはかなりの量の自己啓発本を読んでいたという過去が推定できた。

トーン的には「自己啓発本をたくさん読んでた時期=ヤバい時期」となっていたが、書店に行けば自己啓発本自体はたくさんある。ということは出せばそれなりに売れる本とも言えるわけで、自己啓発とは何ぞや、という気分にさせられる。

「友達のいないあなたに親友ができる本」みたいなのがあったとして、レジに持っていった段階で「こいつ友達いないのか」と思われるのは確実なので、ある意味買うだけで勇気があるとも言える。これに限らず自己啓発本はタイトルですでに「自分の悩みはコレだぜ!」という雰囲気を出しているので、非常にわかりやすいというか、中にはこれ買える人なら本必要か?というタイトルのものもある。

しかし実際には似たような本が次から次に出ているので、そんな単純なもんではないんだなぁ。自分は昔は「自己啓発本なんてマインドコントロールみたいなもんじゃないのか」という偏見があったので全然読まなかった。今では「結局本による」という考えに変わったが結局読んでない。


極端にいうとどんな本であろうとその人にとってプラスになったのであればいい本だし、いいことが書いてあってもハードルが高すぎて実践できないようならダメな本だ。といってもこの「ハードルが高すぎる」という点がなかなかクセモノ。はっきり言ってほとんどの本は継続できるかどうかがポイントだと思う。「笑顔の魔法 ~スマイルで開くココロの扉~」みたいなのがあったとしよう。なるべく笑顔でいるのはまあいいとして、それをいつでも実践できるかと言われると、これはけっこうハードルが高い話だ。しかもそれを今後ずっと続けていかないと効果はない、みたいなことが書かれている可能性もある。

あとさっきから書いている架空の本のタイトルは適当に考えているので特定の本を揶揄するものではありません。


自分の中の何かを変えたい、ということで自己啓発本を読む人が多いだろうから、捨てるということは解決に向かったということだろう。そう考えると捨てるのは悪いことではない。「友達ができる本」を読んで友達ができたら本は捨てていい。ただできなかったときに次の本を読むのがいいかどうかはわからないのが難しいところだなぁ。


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