J-POPでありがちな歌詞のシーンのリアル度を考えてみる。PART2

だいぶ前に書いていたnoteを見返して、当時はろくに読まれていないが「我ながら今読んでも結構おもろい」と思ったものを過去note発掘としてTwitterで紹介している。
ありていに言うと「もっと評価されるべき」というのを自分でやってるだけでゴリゴリのエゴサーチならぬエゴプッシュなのだが、思いのほかウケがよかったのが以下のいわば「J-POPの歌詞あるある」だ。

これを紹介ついでに、皆さんの思うあるあるも多少寄せてもらったら楽しくなってきたので第2弾を開催していきたい。開催つーても一人だが、寄せてもらったやつも堂々と掲載していきたい。いやもちろんお名前込みでね。

で、こういう企画モノって、だいたい第1弾にネタを使い果たしてて第2弾からはパワーダウンするって言われるじゃないですか。言っちゃあなんだけどその通りなので生ぬるい目でご覧ください。でも寄せられたネタはいいですよ！（他人のふんどしで寄り切ろうとする男）

＜よくありそうなフレーズと、実際にありそうかどうか指数（高いほどなさそう）＞

■答えはまだ見つからながち
ファンタジー指数：20％
実際「何が答えなんだ」と言われたら「それが答えだ」とはなかなか言い切れない世の中である（ウルフルズ除く）。ということで答えってだいたい見つからないのである意味リアル。にしても「見つからながち」の無理矢理感よ。

■答えは風の中にありがち　
ファンタジー指数：75％
見つからないよりもさらにあいまいにしたのがこれ。これに関してはボブディランの責任ではないだろうか。だいたい風の中にしまいこんでおけばどうにかなる風潮である。こういうところがゆとり教育を招いた（嘘）。

■手と手と心と心を重ねがち
ファンタジー指数：28％
これは合わせ技的に使われるシーンである。まあ手と手を重ねるのは実際にあるのでOK。心と心を重ねるのはまあなんというか本人たちの問題であるのであるともないとも言えない。言えないときはだいたいないときだが寂しくなるのであいまいにしておきたい。

■君が教えてくれがち　（提供：y0k0t0m0さん）
ファンタジー指数：40％
もう納得納得。誰が教えてくれるの？と聞くとだいたいＪ－ＰＯＰは「君」である。君から吸収しすぎ。師匠か。実際に君から学ぶことが何なのかと言えばだいたい「たいせつなこと」である。間違っても三角関数とかではないので注意。

■もっと強く抱きしめがち
ファンタジー指数：45％
ハグなど珍しくなくなった昨今なのでまあ昔よりはあるんじゃないの？というシーン。ちなみにＷＡＮＤＳに限った話ではない。あと「もっと」が出た後は波動拳の後の昇竜拳くらいの確率で「きっと」が来る。
※なお応用編としては「壊れるくらい抱きしめがち」があるが、実際に壊すとDVどころか即実刑案件であるので注意されたし

■君の手を離さながち
ファンタジー指数：50％
いやいやいや比喩表現でしょ、というのはわかる。四六時中離さないようなカップルもいるけどね。ローランド・イスタスだったらその手も外すところだがこの例えがマニアックすぎることは反省したい。

■君の唇に胸踊りがち　（提供：だら子さん）
ファンタジー指数：55％
リップとか唇とかは心を惑わすのである。そこで踊るのだ。何が？胸が。というドキドキシーンだが、胸が踊るのがあんまり肉眼で確認できないので難しい。化粧品のCMくらいわかりやすければいいのだが。

■君の名を呼ぶと強くなれがち
ファンタジー指数：85％
「●●さーん！（筋力アップ）」みたいな効果はないのである。「君を想うと」も同様。バッカ野郎、心がってことだろ？そんなんだからモテないんだお前は、というツッコミが来そうだが無視無視。

■見えない未来に手をのばしがち　（提供：だら子さん）
ファンタジー指数：88％
まあこれは見えないし手を伸ばしてたとしてもストレッチ中としか思われないであろう。仕方ない、見えない未来なんだから。喉から手が出るみたいなもんです（違う）。

■突然の風に吹かれて夢中で何かを探しがち　（提供：ジャックさん）
ファンタジー指数：測定不能
40代以上しかわからないようなアレだが、偶然にもここで紹介してきたものを総合格闘技的に網羅したようなワードである。なんかのフィールドで見えたビューのような。風に吹かれるし何かを探すし90年代はこういうのの宝庫なのかもしれない。最近はひたすらうるさがったりあいづちが上手くなったりしがちであんまりカブってこないし。


ということで第2弾終了。第3弾はやるとしたらもうかなり無理矢理になりそうなのでやるかどうか明言しないでおきます。ひょっとするともうあるかもしれないな、そう、みんなの心の中に…（フェイドアウト）

あとネタ提供いただいただら子さん、y0k0t0m0さん、ジャックさん、ありがとうございました！