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鉄道模型とプラモデルの違いを考えさせられた 初めての鉄道模型完成(スロ62)

 はめ合わせガタガタ、塗装が汚い、細かいパーツが折れたetc……満足な出来ではないけれど、鉄道模型のスロ62、完成しました。

列車本体+台車+ジオラマ線路
窓を貼ってからつや消しかけたせいで曇りガラスになってしまった…

・感想。
 自分の製作技術の拙さはさておいて、鉄道模型というものは自動車や飛行機の"プラモデル"とは大きく違うな……と感じました。

 列車のキット単体では完結せず、台車とジオラマ線路も揃えてようやく1車両となり、さらに同じものを5~10両作って連結させて、ようやく一つの"列車"を最低限再現できる……大変労力と根気を要する代物です。
 その一方で開封したらすぐに線路を敷いて走らせられる、完成済みの列車セットも販売されているようで、「鉄道路線という箱庭を作る」のが醍醐味であり、列車キット本体は主役だけどあくまで箱庭世界の一部品なのだと気づきました。主役なのは間違いないけど、主役一人だけポツンと置いても何も始まらない……それが一個作って抱いた印象です。
 机か部屋一つを占有して、自分の箱庭を作る――心躍るけれど、ちょっと私の環境では実現できません。また鉄道系統を作るなら、1両で十分見栄えする蒸気機関車の先頭車両だけ作ってディスプレイで飾るとか、そういうコンパクトな楽しみ方をするでしょう。
 列車本体が完成したら台座のジオラマ線路にも手を加えて周囲の景観を作りたいと考えていたのですが、調べたところジオラマ製作専用の資材が色々必要で、一個しか作る予定のない現時点で買うのは躊躇われました。将来ジオラマ作りを始めたら練習で使いたいと思います。

「試しに一個作ってみたけど、自分には合わないな……」という結論に行き着いたのは残念ですが、基本的に単体で飾るプラモデルと、列車を走らせる"
世界"を作る鉄道模型の違いというものを考える、面白い機会を得ました。

 今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。

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