失ってからでは遅いを失いつつありながら感じている
生殺しだ。でもそうさせているのは、私だ。
もしあなたの気持ちはとっくに離れていて。
こうやって文字に起こすことすら本当は苦しい。
私が待って、と引き止めている状況だと自覚してしまう。
『人として、愛している。味方でいる。』
あなたはそう言うけど、でも、
『好きとは自信を持って言えない。』
どこまで素直で、誠実なんだ。
私を苦しめるその誠実さが、あなたの好きなところでもあるから本当に困ってしまう。
『今までのクズたちと同じことはしたくないから。』
気持ちが離れたからもう一緒にいれない、さよならで終わらせればいいものを、私の引き止めに応じるんだもん、残酷な優しさだ。
あなたの素敵なところ、好きなところを伝え返していなかった私が悪いのだけれど、
今更かもしれないけど、
あなたが大好きで、これからもずっと一緒に生きていけると思っていた。あなたこそ、私の大切にしたい部分を持っている、『理想』だったのに。
もっと、と求めすぎてしまって言わせた
『幸せにできる自信が無い。』
自分を自分で幸せにしようとしてきたけれど、あなたには幸せにして欲しくて、あなたから貰ったものではなくて無いものに目を向けていた。理想ばかり語っていたらそりゃ、自信なんかなくなるわな。
あなたは恋人じゃなくても支え続けたいと言うけど、恋人じゃなくなった時の距離の測り方の難しさは容易に想像できるのだ。だからこそ、別れたら友達には戻れない。
あなたからは充分貰っている。
あとは私が返すだけ。
そしてあわよくばそれは恋人として。一生をかけて。
ふとおもいだす。共依存のあいつ。
俺たちの関係はもうこれが限界、もう何をしても戻るつもりは無い。あの時の感情が蘇る。
さて、私たちの関係も限界が来たのだろうか。
いつもいつだって、別れの心の準備というものは出来ない。
心が考えることをやめたがっている。この辺りで筆を置く。
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