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【遺書8】やらずに後悔するより、やって後悔するほうがいい・・・か?

自分はこのnoteを遺書のつもりで書いている。

が、誰かへの恨みを書くつもりもないし、誰かへの感謝を書くつもりもない。

今、考えていることやずっと昔から思ってきたことなどを何となくまとめて書き残していこうと考えている。

その際に、やはり過去のことを思い出すという作業が中心になる。

過去の出来事だったり、出会った人とのことであったり。

自分はずっと頑張ってこなかったと思う。

努力したと思えることが特にない。

成功したと思えることがない。

いつも逃げてばかりいた。

人の顔色を気にして、おびえてばかりいた。

嫌なことを避けてばかりきた。

立ち向かうことなく、回避することばかり考えてきた。

人に言われるまで行動することはなかった。

外部からの強制がなければ、やるべきことをやらなかった。

楽な道だけを選んできた。

自ら行動を起こすことはなかった。

主体的に動くことはなかった。

決意して挑戦したことはなかった。

そんな人生だったと思う。

そんな人生だったが、行動してこなかったこと、挑戦してこなかったこと、何もしてこなかったことに後悔がないのだ。

心のどこかでは、本当は後悔しているのだろうか。

心のどこかでは、まだ当分死ぬことはないからこの先何とかなると思っているのだろうか。

心のどこかでは、なんだかんだ頑張ってきたじゃないかと思っているのだろうか。

そうした可能性もなくはないが、きっと本当に大した後悔はないのだと思う。

自分には、やらなかった後悔、挑戦しなかった後悔、努力しなかった後悔、そんなものがない。

もっと勉強しておけばよかった。

もっと練習しておけばよかった。

もっと友達と仲良くしておけばよかった。

もっと女の子と仲良くしておけばよかった。

もっと就職活動を頑張ればよかった。

もっと部活動を頑張ればよかった。

もっとアルバイトを頑張ればよかった。

もっと遊んでおけばよかった。

もっと仕事に一生懸命取り組めばよかった。

諦めなければよかった。

挑戦しておけばよかった。

告白しておけばよかった。

努力すればよかった。

話しかければよかった。

感謝を伝えればよかった。

途中で投げ出さなければよかった。

そんな思いが特にないのだ。

しいて言うならば、むしろ反対のことばかりが思い浮かぶ。

やらなければよかった。

はじめなければよかった。

続けなければよかった。

途中でやめればよかった。

もっと早く見切りをつければよかった。

親の顔色を気にせず、辞めればよかった。

世間体を気にせず、途中で投げ出せばよかった。

情に絆されず、切ればよかった。

嫌々続けなければよかった。

無気力なまま続けることに意味はなかった。

そんな思いのほうが強い。

だから、「やらずに後悔するより、やって後悔したほうがいい」という言葉にうなずくことができない。

自分は「やらずに後悔したことはないが、やって後悔したことばかり」な人間だから。

辞めなかったことに後悔している。

続けたことに後悔している。

そんな人間もいるのだと思う。

そしてそれを悪いとも思わない。

ネガティブだと思わない。

後ろ向きだと思わない。

ただ、そういう人間だというだけ。

やめたことで解放された。

逃げたことで安心できた。

関わらなかったことで助かった。

途中で投げ出したことで泥沼にはまらなかった。

行動に移さなかったことで危機を回避できた。

あきらめたことで次に進めた。

そんなことばかりだ。

自分はずっと嫌々続けてきたことがあった。

ずっと親のご機嫌取りのために続けてきたことがあった。

ずっと世間体のために辞められないことがあった。

続けることが正しいと思い込んできた。

途中でやめることは悪だと思い込んできた。

中途半端な奴は負け犬だと思い込んできた。

諦める奴は負け組だと思い込んできた。

最後までやり切ることが正義だと思い込んできた。

「継続は力なり」という呪いにかかっていた。

みんな本当に、思っているのだろうか?

挑戦しないより、挑戦したほうがいい。

やらないより、やったほうがいい。

中途半端は一番よくない。

最後まであきらめないほうがいい。

最後までやり抜いたほうがいい。

やらずに後悔するより、やって後悔したほうがいい。

本当に、そう思っているのだろうか。

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