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韓国大法院が対馬盗難仏像の所有権で判決

◉2012年に対馬の観音寺から盗まれた仏像ですが、韓国の最高裁に当たる大法院が、日本側の所有権を認めました。当たり前といえば当たり前の判決ですが、ようやく 韓国側がまともな対応をしたということで。これも、反日従北の文在寅大統領がやらかしてきたツケを、尹錫悦大統領が、尻拭いしている結果なのですが。尹大統領は もともと判事ですから。

【韓国最高裁 長崎県で盗難の仏像 対馬市の寺の所有権認める判決】NHKニュース

2012年に長崎県の寺から盗まれその後韓国で見つかった仏像をめぐり、韓国の寺が「中世の時代に倭寇に略奪されたものだ」として所有権を主張し引き渡しを求めている裁判で、韓国の最高裁判所は原告側の訴えを退け、仏像の所有権は長崎県の寺にあると認める判決を言い渡しました。

7年半にわたった裁判は判決が確定することになります。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231026/k10014237971000.html

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、対馬のリアス式海岸の写真です。美しいですねぇ。さすが、魚が美味しいと評判の島。

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■歴史的な背景を知る■

そもそも倭寇によって略奪された仏像云々というのは、韓国側のただの憶測であって、なんの証拠はありません。そもそも、13世紀から16世紀に活動した倭寇は、前期倭寇(14世紀前後)と、過渡期を経た後期倭寇(16世紀)の二つに分けられ、後期は中国人や朝鮮人が主力。1389年には高麗王朝による対馬侵攻では、倭寇船300余隻と戦って打ち負かすなど、元寇以来の両国関係が悪かった時代です。

さらにこの時代は李氏朝鮮が成立し、滅ぼされた 高麗王朝で国教的な地位にあった仏教が大弾圧され、廃仏毀釈の嵐が吹き荒れていたという時代背景を、韓国側は意図的に隠してます。李氏朝鮮は、仏教の代わりに儒教を国教的な地位にし、僧侶は賤民階級に落とされます。このため、首都であるソウルには、僧侶は入ることさえ許されませんでした。

現在でも韓国には、首が折られた石仏などが残されており、弾圧から生き残ったのは山間部にある、地方の寺院がほとんどです。そうやって破壊されそうになった仏像や仏画などが、決して関係が良好とは言えなかった、しかも対馬に難を逃れて日本に流出したというのが、当時の状況。自分たちが宗教弾圧をしておきながら、盗まれたと言い募る。

■バチ当たりな韓国■

日本でも明治の廃仏毀釈で、仏教美術品が破壊されたり、二束三文で叩き売られて海外に流出しましたが、現在の日本人はバカなことをしたなと反省しても、流出した美術品を返せとは言いません。当たり前です。善意の寄贈は歓迎しても。いわんや、海外の美術館や個人が所有する美術品を、日本人の盗賊団が盗んで国内に持ち込んだとして。所有権を主張するなんてバカバカしい話です。

百歩譲って、仏像が倭寇によって盗み出されたものだとしても。そもそも現代の法律で言えば、善意の第三者が入手した盗品美術品などの扱いは、善意の第三者に責任が帰されるものではありませんので。また、日本人の信仰の在り方からすれば、盗品と分かっている仏像を入手するかといえば、大いに疑問ですね。韓国人の感覚なら問題ないのかもしれませんが、日本人なら素朴に「ばちが当たる」と思いますので。

韓国の最高裁判所は26日「日本の民法上、観音寺が法人格を得てから20年たった1973年の時点で、仏像の所有権を取得したと認められる」として、原告側の訴えを退け、仏像の所有権は観音寺にあると認める判決を言い渡しました。

同上

現代法の精神からしても、これは当然の判断であります。なのに、今まで判決を引き伸ばしてきたのは、司法が文在寅政権の顔色を伺っていたからです。韓国という国がいかに、三権分立できていないかの証拠でもあります。大津事件の日本以前のレベル。そして、韓国には実際に仏罰が下って、文在寅大統領が5年間君臨し、経済は愚策を連発し格差を拡大し。日韓関係も日米関係も悪化させて、尹錫悦大統領が 尻拭いに奔走している状態です。

■被害者コスプレ■

そもそも、地元の人間によって、数百年 ずっと守られてきた仏像です。それが盗まれてから11年も経ってようやく 当たり前の判決が出たわけで。そもそも対馬といえば、高麗王朝とモンゴル帝国の連合軍によって、侵略された地域です。今でも、鬼や恐ろしいものを表す言葉としてモクリコクリ(蒙古高句麗)という言葉が残っているぐらいです。津軽地方などでは「モッコ来る」と子守唄にも歌われています。

村瀬さんは仏像について、地元の人々にとって心の支えだったとして「島外に出て就職したり結婚したりした人も、帰ってきたら拝みに来るような存在でした。盗まれたことで、悲しみに暮れて泣く人もいました」と話していました。

同上

だいたい元寇が1274年・1281年で、高麗王朝の滅亡が1392年です。本来ならば 自分たちを攻めてきた高麗王朝の仏像を、おいそれとは受け入れられないわけです。韓国だって、1910年の日韓併合を、113年経ってもアーダコーダ言ってるのですから。廃仏毀釈の嵐の中で、日本に避難してきたからこそ、対馬の人々も受け入れた部分があるでしょうに。それを泥棒呼ばわり。

ここらへんは、済州島三・四事件などで日本に逃げてきて、日本側もあえて追い返さなかったのに。いつのまにか、強制連行で連れてこられた被害者の子孫と言い始めたのに、似ていますね。尹錫悦政権は、かなり日韓関係 修復に動いていますが。次の大統領がまた、左派系の人物になったら、この状況も簡単にひっくり返るのだろうな……と、多くの日本人は見透かしているのではないでしょうか?

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