ジャニーズ性加害問題当事者の会にファン猛反発
◉10月17日に株式会社『SMILE-UP.』に社名を変更した、旧ジャニーズ事務所ですが。ジャニーズ性加害問題当事者の会の要請書に、ファンが猛反発している……と講談社FRIDAYが報じています。新組織になっても、利益の一部を恒久的に寄越せという話ですから、それは門外漢がちょっと考えても変ですよね。裁判で得られる金額より遥かに高額な補償を、しろって話ですから。そもそもこの組織自体の目的が見えづらく、当然ですね。本当に被害者の救済が目的なのか、それとも莫大な利益を生む旧ジャニーズ事務所に対して、総会屋のようにつきまとって利益を得たいのか?
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、ジャニーズのイメージイラストですね。便利なので、度々使わせていただいています。
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■ある組織との類似性■
この件、普通に刑事事件で訴えても、2019年にジャニー喜多川氏はなくなっていますし、ほとんどが時効でしょうね。よほど確たる証拠がないと、裁判では勝てないでしょうし。民事裁判で勝っても、その賠償額はそれほど大きな額にはならないでしょう。強制性交(強姦)の慰謝料は200~600万円程度が相場のようで、ケースによっては1000万円近くになるものも。でも、ジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子前社長は、けっこうな額を払うであろうことが予想され、そこに関しては一定の成果はあるでしょう。それに対して「カネの問題じゃねぇんだ、誠意を見せろ!」って、反社会的な勢力の常套句ではないですか?
ジャニーズ性加害問題当事者の会、略して被害者の会ですが。この長ったらしさ、ナニカに似ているかといえば、旧挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会。現在は改称して日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯:略称正義連)ですね。寿限無寿限無五劫の擦り切れ……。曖昧で不確かな証言で、慰安婦認定され、その証言の整合性や歴史的事実とのズレについて疑義を挟もうものなら、被害者の言葉を疑うのか人の心はないのかと、スクラムを組んで潰そうとするところも、とても似ています。学問的検証を、阻止する意味はないです。
そして旧挺対協は、尹美香前代表が数々の疑惑とスキャンダルを連発。括弧付きの「従軍慰安婦」への寄付金の私的流用で業務上横領に問われ、懲役1年6月執行猶予3年判決を、ソウル高裁で受けました。他にも、側近に北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のスパイがいた疑惑とか、もうボロボロなんですが。それでも旧挺対協は、1990年から存続した組織なんですが。ジャニーズ性加害問題当事者の会の場合は、早くも空中分解しそうです。
■退会者が続出する?■
1999年の、文春とジャニーズ事務所の係争について、報道したのは東京スポーツや週刊新潮など、一部のメディアだけでした。なので、自分もX(旧Twitter)などで、ジャニーズ事務所を批判できる東京スポーツを高く評価する内容を、度々書いていますが。これは、東京スポーツの初代オーナーが右翼の超大物の児玉誉士夫であり、旧ジャニーズ事務所どころかもっと怖いと噂される芸能事務所も、気にしていない可能性があるので。一見すると道化師のようにふざけた内容の記事を書きつつも、ときどき「王様は裸だ!」と、鋭いことを書く理由です。
ジャニーズ性加害問題当事者の会、こうやって退会する人間が続いているようで。ちなみに、被害者救済委員会に申し出た被害者は478人で、この内補償求める被害者は325人とのこと。1人1000万円の補償なら、総額は32億5000万円。でも、実際には疑わしい例が多々、ファンによって指摘されていますから。実際は10億円程度になるという予想も。被害を大きく見せようと、多くの被害者を募った結果、一人あたりの補償学が減ったとしたら(仮定)、策士策に溺れるの典型例になった可能性が。個別補償されたら、組織としても儲けはもっと薄くなるでしょう。
上記サイトによれば、ジャニー喜多川氏やメリー喜多川先々代社長から、藤島ジュリー景子前社長が相続したであろうジャニーズ事務所の発行済株式の総数は、登記簿上20万株もあるそうで。単純計算で4370億4860万円にもなるとも。まぁ、今は勝ちがガタ落ちでしょうけれども、捨て値で売っても1000億円ぐらいは行きそうな。一人頭1億円ぐらいの賠償を期待していたとしたら、それはちょっと難しそうだな……というのが、ネットの情報を漁ってみた自分の感想です。どうなるかは、専門家ではないので、わかりませんm(_ _)m
■お金目当てです!■
さて、ジャニーズ性加害問題当事者の会ですが。YouTubeチャンネルで、石丸志門副代表が「お金目当てです!」と断言しているように、銭ゲバの香りが見えますね。断言はしませんよ、自分の感触。この件で思い出すのは、やっぱり旧挺対協の尹美香前代表です。なにしろ、旧挺対協の日本での慰安婦関連団体である希望のたね基金の設立会見で、「希望を語ると財布が開く」と発言した擬人ですから。ジョークでも何でもなかった訳で。ジャニーズ性加害問題当事者の会に、類似性を感じたのも当然ですね。
戦後日本は、加害者が苛烈に攻められ、逆に被害者は無謬であるかのような風潮が広がり、なんとか被害者ポジションに収まろうという人間が増えました。これは、吊し上げ学級会に代表される、赤い教師の糾弾スタイルの洗礼が、雛形になってるような気がします。日教組は1989年に反主流派が離脱しています。理由は、1989年11月に日本労働組合総連合会(連合)が結成され、日教組の第68回定期大会でこの連合加盟決定に反発した人間が、全日本教職員組合協議会を結成したためです。逆に言えば、今の30代なかばまでは、あの吊し上げ反省会を経験しています。
被害者なら、何をやっても許されるというのは、そういう昭和が生んだ悪しき文化であり、そういう「被害者ならば何をやっても許されるのか!」という反発が、若い世代にはあるでしょう。平成以降の世代は特に、昭和が終わった1989年に、日教組が決定的に力を失った後の世代ですから。補償求める被害者は325人のうち、ネットの集合知による検証に耐えられるのは、果たして何人か? ジャニーズファンの圧倒的な調査力と集合知に心胆寒からしめられた自分としては、そりゃあこのまま退会して、フェイドアウトしたほうが良いと思う人間が多数出ても、不思議に思いません。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ
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