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総理に手紙を送る小学生

◉相原コージ先生の『コージ苑』に、カエルのお尻にストロー突っ込んで笑ってる小学生を美しい、教師に言われて世界平和を訴える手紙を書く姿を美しくない、とする内容があったような。細部はうろ覚えですが。昭和の時代から、そういうまだ自分の考えも固まっていない子供に、自分の考えを押し付ける、ハッキリ言えば戦争する教師というのは、ずっと問題視されていたのですが。令和の世になってもまだ、こんなことやってるんですね。教育勅語を押し付けていた、森友学園の籠池夫妻と何が違うのか? 左右のベクトルが違うだけで、両方ともダメでしょうに。

【「なぜ防衛費を上げるのですか」 小学6年生が岸田首相へ送った手紙】毎日新聞

 なぜ、防衛費を上げるのか。

 日本はアメリカのことをどう思っているのか。

 小学6年生には、分からなかった。だから、岸田文雄首相に手紙を書いた。【宮城裕也】

https://mainichi.jp/articles/20230810/k00/00m/040/168000c

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、新聞の写真です。

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■お花畑平和論アゲイン■

新聞記者が、文学青年崩れのような情緒的な記事というかポエムを書き出す時は、疑ったほうが良いです。宮城裕也記者の書き出し部分、典型的な新聞社内名文(=悪文)のパターンですね。自分の小学校時代を振り返っても、明確な思想なんてないですし、あっても前提となる知識が思いっきり不足し、偏っていますからね。中学生ぐらいになって、どうも教師の言ってることには裏表がある、ダブルスタンダードだと気づくのは、ほんの一握りではないでしょうか。自分の狭い経験でも、人間的には好きだったが、思想的には偏っていたなぁと思える教師は多いです。

これは、まさにそうで。ソビエト連邦軍のウクライナ侵攻でようやく、「日本には憲法九条があるから攻められない」なんてお花畑平和論が、まやかしだと気づいた人が出たわけで。ソビエトが崩壊し、中国は天安門事件を起こし、北朝鮮は拉致テロ偽ドル札覚醒剤密売ミサイル開発核開発のならず者国家とバレた今、子どもたちに嘘を教えたことを、謝って欲しいですけどね。教科書に墨を塗れと言った戦後直後の教師たちと同じで、謝らないでしょうけれど。軍事力は必要悪だという常識的なことを言う人に、右翼だの軍国主義者だのレッテルを貼り、マスコミと教育会を抑えることで、正論を封じてきたのが戦後の日本。

55年体制以前の1954年に、福田恆存が『平和論の進め方についての疑問』を中央公論に発表してから69年間、ずっと左派が逃げ回ってきたツケを今、払わされているだけです。プーチン大統領がウクライナに非武装化と中立化を求めた時点で、非武装中立論の間抜けぶりが、ようやく理解されたわけで。でも、今さら左派は新たな理論構築もできず、昔ながらのやり方に固執するしかない訳です。「今こそ共産主義思想を見直そう!」なんて、手垢のついたことを言う。「今こそ天動説を見直そう!」レベルの話ですね。共産主義思想は科学的ではなったのですから。宗教法人日本共産党になるなら、それもひとつの在り方かと。

■お手紙を出した小学校■

教育には理念があって然るべきですし、それが仏教に基づいたでもキリスト教に基づいたでも平和憲法に基づいたでも良いですが、だったら籠池夫妻への批判はダブルスタンダードということで。全部批判するか、全部許容するか、例外を丁寧に説明するか。さて、岸田総理大臣に手紙を出したのは、東京都世田谷区の私立和光小なんですが。世田谷、とか私立、ってことで、何やら嫌な予感がしたんですが……案の定でした。

添付動画も、今後また言及する可能性もあるので、保存を兼ねてアップしておきますね。

さすが、Twitterの集合知。さらに、こんな画像も掘り返されてしまいました。

あららら。これはもう、完全にイデオロギーを子供に押し付けていませんかね? まぁ、私立ですし、親もそれをわかって入学させているのでしょうから、それ自体は攻めてもしょうがないですし、個人の自由の範疇でしょう。でも、他にも色んな意見があるでしょうに、こういう意見は毎日新聞という老舗の全国紙が取り上げ、終戦の日にぶつけてくる。マスコミという、情報の上流を抑えているから、こういうことになるのでしょうけれども。

■記事への大衆の評価は■

さて、X(旧Twitter)の毎日新聞公式アカウントの、ツイートはこちら。フォロワー数97.7万人と、100万人に迫るアルファアカウントのですが……。この件を報じたツイートは84.6万閲覧で、1027イイネ。イイネ率0.12%で、炎上と言っていい状況です。少なくとも、多くの閲覧者は、この記事を評価していないのですから。昭和の時代の手法、昭和の時代の権威、昭和の時代の飛躍した論理が、崩れつつあると思います。もちろんそれは、Twitterという小さな世界での、小さな動きかもしれません。でも、イーロン・マスク改革以降、旧メディアとアカデミズム、法曹界の優位性が、確実に崩れつつあります。

戦前の日本は全部悪かった、なぜなら戦争で負けたからだ。負けたのは軍部の暴走だから、軍事とか右派的なものを、全部否定すれば、それで平和が訪れる、という。戦前の日本を大敗北に導いた、言霊思想による呪術的な発想なのですが。戦前、戦争を煽って儲けたマスコミは、反省することなく戦後も延命し。戦前、鬼畜米英と言ってた教師たちは、戦後は墨を塗れで手のひらを返し、後に日教組などを結成したんですよね。「天皇の戦争責任が~」と言いながら、自分たちの戦争責任は総括できなかった人や、その弟子筋の方々が、精算を迫られる令和の世、と? 万機公論に決すべし。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ


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