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クジラと高速船の衝突低減の理由

◉クジラと船の衝突は、昔から多いんですよね。鹿児島でも昔からフェリーとかとぶつかることが多いですし。比較的低速のフェリーでも、元の大きさが大きいですから、クジラの体格によっては、かなりの衝撃のようで。いわんや、高速船をや。10メートルクラスのクジラと高速船が衝突し、104人が重軽傷を負ったこともありましたし。新潟と佐渡の航路では、コレを大幅に減らしたようで。

【【深層リポート】クジラと高速船の衝突低減 新潟大名誉教授が残した功績】産経新聞

 新潟県佐渡市と新潟市などを結ぶ離島航路を運営する佐渡汽船(本社・佐渡市)が、高速船ジェットフォイル(JF)を導入したのは昭和52年のこと。導入直後から直面した課題が大型海洋生物との衝突事故だった。この課題を解決しようと、長年にわたり調査分析してきたのが平成27年に亡くなった新潟大学名誉教授の本間義治氏だ。その功績もあり事故は減っていった。世界遺産登録を目指す佐渡島が観光地として注目されつつある中、その功績を振り返る。

本間義治新潟大学名誉教授。お名前から察するに、本間一族の方なんでしょうね。戦国大名の佐渡本間氏で、個人的な知り合いである総合格闘家の本間聡さんとかも、この一族なんですけどね。佐渡本間氏の分家が、山形県酒田市の酒田本間氏。昔から地域に貢献してきた一族なのですが、名家ゆえに学問に打ち込み、こういう形で地域貢献する。こういう研究は、捕鯨国の日本の取り組みとしても、大事ですね。

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■潜水型のクジラの問題■

記事に出てくるオウギハクジラは、アカボウクジラの仲間。アカボウクジラにはツチクジラなども含まれますが。これって、マッコウクジラなどに進化する途中のクジラというか。マッコウクジラほど頭が大きくなっておらず、大型化もしていないタイプと言いますか。マッコウクジラは深海のイカを食うのに特化して進化しましたが、アカボウクジラはそこまで行っていない感じですね。体長は5-6メートル程度が多いですが。

浅瀬を遊泳するタイプだと、向こうから船が来ると事前に察知して、避けることもできますが。深く潜ってエサを採って、浮上してくるタイプはやはり高速船は避けづらいですよね、仕方がないです。だからこそ、生態を調べて、対策を採ることが大事。アカボウクジラは座礁事故を起こすタイプが多いので、将来的には超音波を使って、そもそも船に近づかないよう、対策も可能かもしれませんが。

■IWC脱退から3年の月日■

日本が国際捕鯨委員会(International Whaling Commission; IWC)を脱退したのあ2018年末。今年で3年目に突入ですが、あのころ「日本は国際的に孤立する〜」とか騒いでていた人々が、正確に未来予想ができていなかったな、と。まぁ、あの人たちは出羽守ではあっても、国際政治なんか解っていないですから。日本は日本で独自の道を取り、でも世界とは対話をし、情報を発信するのが大事。

反捕鯨の背後にはエスノセントリズム、自民族優位主義があります。いくら言い訳しても、コレは動かない。環境テロリストがキリスト教におけるシェパード──迷える子羊=大衆を共同する牧者──を組織の名に冠し、キリスト教の信仰の杖を旗に描いてるんですから、そりゃあ言い訳はできませんよね。いや代表は宗教は関係ないと言ってるという方もいますが、なら紛らわしいマネをしてる環境テロリストになぜ抗議しないんですか、と。

■持続可能な資源保護を■

そういう背景がある以上、日本は捕鯨に関しては、無駄な殺生はしないという態度が大事です。韓国のように、混獲を理由に日本の調査捕鯨より多く捕鯨してるような行為が問題。この件も、韓国の混獲はほとんどがスナメリだ・クジラでなくイルカだと言い訳してる反捕鯨派もいますが。クジラとイルカの差は、学術的にはないです。クジラならアウトでイルカならセーフとか、恣意的な基準です。

事実、スナメリはスナメリクジラと呼ぶ地域もありますから。体長は1,5メートルから2メートル程度。これは、鷲と鷹の呼び名の違いと同じで、大型が鷲・小型が鷹と俗に言われますが、実際は明確な基準はないです。カンムリワシはクマタカより遥かに小さいですからね。だいたい、群れを作らないスナメリが、韓国では何十頭もまとめて混獲って状況があるのに、何を言ってるんですか状態です。日本は反面教師にすべきでしょう。

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