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朝日新聞「バイデンの戦争」

◉有料記事なので、隠された部分に「バイデンの戦争」の意味が解説されているのかもしれませんが……。見出しで奇をてらう、袋とじ商法に付き合う気はないので。ただ、Twitterではなぜか、アメリカが停戦を持ち出せばロシアはすぐに応じる・それをやらないのはバイデン政権が戦争の長期化を願っているからだという、陰謀論を見かけますね。いやそれって、日本はルーズベルト大統領の罠にハマって対米開戦せざるを得なかった云々を言う、国粋主義者と同じ論法ですよね?

【内向き世論を動かした「バイデンの戦争」 米国は世界をどこに導くか】朝日新聞

 米軍の派兵はしない。しかし、インテリジェンス(機密情報)や武器の提供を中心とする軍事支援、対ロシアの経済制裁には徹底して取り組む。ロシアの侵攻開始から3カ月、米国のバイデン政権はウクライナをこうして支えてきた。
 米国の世論は国外の紛争に米兵を送ることを望んでいない。だからこそ、バイデン政権は20年に及ぶアフガニスタン戦争を終わらせ、ウクライナへの直接的な軍事介入も早々に否定した。一方で「アメリカ第一主義」のトランプ前政権とは一線を画し、国際協調は重視する。ウクライナ軍に反撃の力を与えたバイデン政権の米国は「民主主義対専制主義」の戦いを鼓舞するリーダーとして、威信を取り戻したかにも見える。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、新聞の写真です。

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アメリカは、ゼレンスキー大統領から再三要求されている、モスクワまで攻撃できるレベルのミサイル兵器は、頑として拒んでいますね。そういう意味では、進行前の状況に戻れば、そこが落とし所と思っているのでしょう。それに対して親露派、あるいは反米派はロシアが東部2州を押さえてる時点で停戦に持ち込み、武力による現状変更を許さないという部分を、なし崩しにしたいのでしょう。前者はともかく、後者はもうアメリカ憎しを拗らせて、正常ではないと思います。

そういう人達に聞きたいのですが。例えば日本がミッドウェイ海戦の前に早期講和に持ち込んでたら、それは是認しますか、と? たぶんせんでしょうに。悪の大日本帝国は勝ち逃げは許されない、アメリカにボッコボコにされて原爆2発を落とされて無条件降伏してザマァ、ぐらいは思っていそうです。でもロシア連邦って、あの時代の大日本帝国軍と同じですから。いや、ソビエト連邦軍の頃から、略奪強姦殺害しまくりの、極悪非道の軍隊という点では、日本軍どころではないですしね。

けっきょく、スターリンのソビエト連邦は、ナチスと大差ない・部分的にはナチス以上に極悪非道な国家であったのに、たまたま戦勝国に潜り込んで、戦後も大きな顔をしてきただけで。それが、崩壊して後継国家のロシア連邦になったけれど、国家の本質は帝政ロシアの頃と変わらず。侵攻から100日に達し、ロシアは博物館に在るような戦車まで、引っ張り出しているようです。このままジワジワと削られていくなら、自滅も近いでしょう。撤退を宣言する権利は、プーチン大統領にあります。

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