見出し画像

中国がまた台湾産果物を禁輸

◉台湾産のパイナップルに続いて、バンレイシとレンブの輸入規制だそうです。尖閣衝突問題の時にも、中国は突然レアアースの輸出を制限してきましたね。結果的に、日本はその嫌がらせに、輸入先の多様化や再利用、代替素材の開発などで、なんとかしのいだのですが。基本的に、政治と経済をゴッチャにして攻撃してくる全体主義国家、という部分が顕わになり、嫌中ネット民が増えたのですが。

【台湾、フルーツまた禁輸で中国に反発 WTO提訴検討、政治圧力訴え】朝日新聞

 中国が害虫の検出を理由に20日から台湾産の果物2種類を禁輸にしたことを受け、台湾当局は「国際的な貿易ルールに反する一方的な措置だ」として、9月末までに中国側が話し合いに応じない場合は世界貿易機関(WTO)に提訴する考えを明らかにした。
 禁輸対象はバンレイシ(釈迦頭)とレンブ。それぞれ台湾の年産量は5・7万トンと4・7万トンで、うち約25%と約10%が輸出に回され、中国向けがいずれも95%超を占める。また、果物の生産総額としても、パイナップルに次いで2位と3位だ。

写真はnoteのフォトギャラリーより、レンブの花。

◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉

■日本に何かできないか?■

バンレイシは釈迦頭とも言いますが、その名のとおり、お釈迦様の頭髪のような形状。アレを螺髪と言います。悟りを開いたとき、髪の毛がタニシのように渦を巻いて固まった、とされます。それに似ていると。ちなみに東南アジアでは割とポピュラーで、タイでも食べた記憶が。新宿の千疋屋でも見かけたことがあります。花から抽出した油には、催淫効果がある、なんて説もあるようですが。

画像1

レンブもシャクシャクとした食感が好まれるのですが。パイナップルと違って、日本ではどちらもあまり馴染みがない果物ですからねぇ。輸入拡大と言っても、限界がありますし。なにかこう、個人輸入の秘策があれば良いのですが。例えば、缶詰などの加工食品や、あるいは果汁をジュースにして、タピオカのようなブームを創れたら、多少なりとも違うと思うのですが。詳しい人のお知恵を拝借したいですm(_ _)m

■蔡英文総裁の援軍■

その台湾ですが。蔡英文総統が、高市早苗候補とWeb会談。これは驚きました。史村翔原作・池上遼一作画の傑作『サンクチュアリ』で、もう一人の主人公である浅見千秋が街頭に立ったとき、フラリと現れたアメリカ大統領が彼とガッチリ握手、これで選挙の風向きが変わるというシーンがありましたが。まさにコレは、高市早苗候補には最高級の援護射撃でしょう。百田尚樹氏の数百倍は有効。というか、あちらはむしろマイナス。

【高市氏と蔡総統の会談詳報 安全保障など交流強化を確認】産経新聞

自民党総裁選に立候補している高市早苗前総務相は21日午前、20日に行った台湾の蔡英文総統とのオンライン会談の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開した。両氏は安全保障を含む日台間の実務者交流を深化させていくことを確認し、高市氏は台湾の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加を支持する考えを表明した。会談の主なやり取りは次の通り。

これは、思わぬところから援軍が来ました。あくまでも、女性政治家同士の政治的交流という建前ですが。安倍晋三前総理も蔡英文総統も、ある意味で李登輝元総統の弟子。自分はてっきり、党のバランスのために安倍前総理は高市候補支持を打ち出したと思っていたのですが。かなり本気で、若手議員に頭を下げて回ってるようです。かなり真剣に、高市早苗総理大臣を熱望しているようです。コレは、追い風。

■政治と台湾の重要性■

台湾は、対中国のみならず、対米国においても重要なファクター。中国が───習近平皇帝が、台湾への野心を隠さない今、同じ自由主義経済の陣営として、台湾の独立は大きな問題。アメリカはたぶん、台湾の国家承認に動くでしょうし、その場合は日英加豪印などの国も、追随するでしょう。日本にとっても、台湾の存在は日米安保条約や軍備に関わる、重要な案件ですから。他の候補にも、絵踏みになるでしょう。

たいわんをどうするか、は中国にどう対応するか・アメリカにどう対応するかが問われますし、それは間接的に対北朝鮮や対韓国、対ロシアも含みますから。立憲民主党とか、外交も軍事も、まったく語れていませんからね。そういう意味では、この援護射撃は日本の政治家と国民が、外交をどう考えるかを気付かせるという意味でも、大きかったです。高市早苗候補、表現規制問題も思ったほど強硬ではなく柔軟、MANGA議連もブレーンに突いていますし。

大きな動きが起こりそう。とりあえず、庶民はバンレイシとレンブが輸入されたら、買いますけどね。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ