WindowsPC+AIの創る未来
◉そういえばMicrosoftはOpenAIに、出資していたんですよね。対話型生成AIのChatGPTで知られるOpenAIは、汎用人工知能(AGI)を普及・発展させることを目標に掲げて立ち上げられた企業。権利的な問題はあるのですが、そことは別に今後は、生成AIがかなりのことを代替してくれそうです。それはたぶん、数十年前に夢見た世界。しかし、自動運転にしろAIにしろ、ややAppleは後手に回っていて、GoogleやMicrosoftに後れを取っている印象です。こういう部分は、やはりMicrosoftの目利きが確か。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、CPUのイラストです。
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1. やったことをみんな写真記憶する「リコール」機能
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。なんか、人間が一生の間に観たモノを映像記録として残しても、そんなに大きな容量にはならないそうで。だから、いろんなモノをリアルタイム記録して、いつでもそれを取り出せるってのは、もうすぐ実現すると。Googleグラスはちょっと足踏みしていますが、自動車の車載カメラのように、メガネ型カメラで人生の見たモノ聞いたモノを、全部映像として記録し、活用する時代がもうすぐ。このリコール機能は、その前段階のステップに思えますね。
その前段階として、パソコンの世界は全部記録、と。その先には、無限undoの世界もあるでしょうし、TB時代からPB時代を見据えて、データはもう全部取って置き、それ自体はたいした負担にならない時代へ。で、対話型のレベルが上がると、まさにアイアンマンのトニー・スコットがスパコンと会話しながらいろんな作業をこなす、あの未来へ。アポロ計画の頃のコンピュータが、初代ファミコンと大差ない性能だったそうですから、人工知能の発達による、未来の実現が加速しています。バビル二世の頃のイメージにも近いですが。
2. PCで流れる外国語、ぜんぶ翻訳して字幕にしちゃいます
正直、Deeplの翻訳が滑らかで、これは自分たちが子供のころにドラえもんで見た〝ほんやくコンニャク〟にだいぶ近づいたな、と。X(旧Twitter)を読んでいても、タイムラインに普通に英文のツイートが流れてきて、それを翻訳で読める時代。これは、YouTubeの音楽系チャンネルを見ていても、英語やドイツ語やフランス語、中には何語か判らないコメントもあるんですが、翻訳ですぐに判りますからね。海外の人間の感想に、リアルタイムで反応できる時代。
ジーン・シモンズがNHKの番組で、ビジネスで成功したかったら英語を覚えろ、と語っていましたが。イスラエルからの移民で苦労した彼らしい、ストレートなアドバイスでしたが。もちろん、世界を相手にするにはそこは必須ですが、趣味や娯楽の世界では、もう自動翻訳で充分なコミュニケーションが可能な時代。何百億何千億のビジネスならともかく、日本国内にいた外とちょっと仕事する分には、かなりのレベルに。むしろ、ビジネスの方が文章は定型化していますから、音楽や文学のような、スラングや独特な言い回しの方が、翻訳は難しそうですね。
3. テキトーに描いた絵、AIが綺麗に清書します
これまた、ドラえもんで、のび太が描いた戦艦の舳先の絵に、秘密道具でスプレーをかけたら中の絵が動いて、戦艦の全体が現れる、なんてシーンがありましたが。「あんなこといいな、できたらいいな」が、どんどん実現する未来。実際、教え子の中にはAIを駆使して、自分がデザインしたキャラクターを、ポーズアプリやコミPo!を利用していろんな角度やポーズのイラストに起こし、さらにそれをコマ割りに流し込んで、漫画にしちゃってるンですよね。
たぶん、この先には個人でアニメを作っていく未来が見えます。それは、新海誠監督が既に『ほしのこえ』で実現してるのですが、それをもっと安価で、速く、しかも完成度も高く、やれてしまいそうな。まぁ、自分は漫画の人間なのですが、あんがい次のAIの攻略先は、動画だろうなと。読み上げ系のアプリとか、実に多様なキャラが用意され、すでにちょっとしたアナウンサーレベル。あれで、声優代わりにアニメのアフレコや、ラジオドラマが創れそうですね。クリエイターには、どう使いこなすかが問われるでしょう。
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