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坂本龍一氏が死去

◉癌を公表され、闘病生活に入られておられましたが、音楽活動は継続されていたので、やはり急逝という感じです。転移もされていたので、仕方ないのですが。自分らの世代は、1978年のYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の出現、1982年のRCサクセション忌野清志郎氏とのユニット『い・け・な・いルージュマジック』、1983年の映画『戦場のメリークリスマス』に1987年の『ラストエンペラー』と、坂本龍一氏が駆け上がっていくのを、リアルタイムで見てきた世代なので。やはり、ショックですね。

【音楽家 坂本龍一さん死去 71歳 YMOなどで世界的に活躍】NHKニュース

映画「ラストエンペラー」の音楽でアカデミー賞を受賞し、音楽グループ「イエロー・マジック・オーケストラ」=「YMO」のメンバーとしても活躍した音楽家の坂本龍一さんが、先月28日、亡くなりました。71歳でした。

「芸術は長く、人生は短し」

坂本さんの好きだったという一節。坂本さんの歩みと業績を振り返ります。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230402/k10014027241000.html

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、アルバムのジャケ写です。

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YMOは高橋幸宏氏も亡くなり、ついに細野晴臣氏のみに。さらに、RCサクセションの忌野清志郎氏もすでになく。昭和が遠くなりましたね。個人的には、やはりYMOの『ライディーン』の新しさは、衝撃的でしたね。入ったのは、スネークマンショーのアルバム『海賊版』からでしたが。未来の音楽がやってきた感。更に凄いのは、あれから45年も経ってるのに、いまだに未来感があるという。シンセサイザー・キーボードやテクノが、一気に身近になりました。日本発の文化が、世界に通用したわけで。

そして映画『戦場のメリークリスマス』の、優しげで切ないメロディ。ビートたけしさんの番組に、鬼瓦権造のコスプレで現れ、戦場のメリークリスマスの主題歌『メリー・クリスマス ミスターローレンス(Merry Christmas, Mr. Lawrence)』をピアノで弾いていた。この曲は、本当に傑作だと思います。この曲を聞くと、中学時代を思い出します。茶目っ気がある人で、大御所になったあとも、ダウンタウンなどのバラエティ番組にもよく出演されていました。

個人的には、政治的主張には賛成できないものが多かったのですが、作品と作者は別ですしね。大学教授の政治学者とか社会学者が珍妙な主張をしているのですから、本業が音楽家の主張が、稚拙なものになるのは当然ですし。しかし、こうやって昭和もますます遠くなるんですねぇ。戦後の昭和、なんですが。自分がガキの頃の戦前は、すごく遠い気がしたのですが。30年ぐらい前ですから。今の令和の子らが、感じる昭和との距離感なのでしょう。それでも、71歳は早いです。

偉大な音楽家・坂本龍一氏のご冥福をお祈りします。合掌



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