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『セクシー田中さん』問題の闇
◉『セクシー田中さん』問題、デイリー新潮が元テレビ朝日の法務部長でもあった、西脇亨輔弁護士の指摘を掲載しています。さすがに、テレビ局内部の構造を熟知している弁護士ですから、自分のような素人にはとてもわかり易く、問題点が整理されています。新潮の見出しは過激ですが、どうも問題の本質は日本テレビと小学館の組織的な問題や業界の悪しき慣例に加え、双方の意見を調整すべきプロデューサーが、その役割を果たせていなかった可能性が……。
【芦原さんは「ウソ」であしらい、脚本家には「原作者批判」で敵意を煽る…日テレ「セクシー田中さん」調査報告書で浮上した「プロデューサーの大罪」】デイリー新潮
今年1月29日にドラマ「セクシー田中さん」原作者・芦原妃名子さんが亡くなったことを受けて、日本テレビの社内特別調査チームが調査報告書を発表した。昨年までテレビ局に勤務する社員弁護士として、数々の社内調査に関わってきた元テレビ朝日法務部長の西脇亨輔弁護士に報告書を読んで解説してもらった。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、日テレタワーです。
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■日本テレビの問題■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。日テレが身内や仕事相手の芸能事務所などを庇おうとして、巧妙に逃げた問題点を、バッサリです。的確で解りやすく、この問題の本質を突いているように思います。日テレやプロデューサーから、抗議がくるかも知れませんが。この件では西脇亨輔弁護士、動画もアップされています。コチラのほうが、取材した記者の意見も入って、ワンクッション置いているデイリー新潮の記事よりも、解りやすいですね。オススメです。
いちおう、出版業界に30年以上いる人間としては、日本テレビが当事者たちを匿名で押し通そうとする以上、プロデューサーに瑕疵があったことがわかった上で、庇おうとしているのを感じます。問題なければ・自信があれば、実名で証言を出しますから。まぁ、個人の感想に過ぎませんが。でもこれは、小学館側も同じで、芦原妃名子先生の窓口であったはずの担当編集者が、名前が出てこないし経緯を説明もしない点で、似たような状況なのかな、と。そのくせ、社員が声明出したり。社内で、組合と経営陣の綱引きがあるように感じます。繰り返しますが、個人の感想に過ぎません。
■小学館側の報告書■
小学館の方からも、特別調査委員会から膨大な量の報告書が出ています。日テレの報告書があくまでも社員と、ドラマの制作現場(=大手事務所のタレントと実際に仕事をする部署の人間)を守ろうという姿勢に終止し、巧妙に謝罪や哀悼の意を誤魔化しているのに対して、まだしも最初に表明しているだけマシなのですが……これ、校閲部のチェックや顧問弁護士のチェックを、経ているのかと、ちょっと疑うレベルの雑な用字用語が見えますね。神は細部に宿る、そういうところから実際は文章を執筆した人間が、芦原妃名子先生への敬意に欠ける底意が在ったのではと、疑問の声もSNS上では出ています。
【特別調査委員会による調査報告書公表および映像化指針策定のお知らせ】小学館
2024年1月、漫画家・芦原妃名子先生が逝去された事につきまして、改めてお悔やみを申し上げます。また、ご遺族にも深く哀悼の意を表します。
当社は、芦原妃名子先生に関する一連の事案について、事実関係の調査、問題点の洗い出し、必要な改善策提案を目的として、弁護士を含む特別調査委員会を設置し、調査を行ってまいりました。
この度、特別調査委員会より報告書を受領いたしましたので、その概要と、報告書を受けて当社が作成した映像化指針を下記のとおりお知らせします。調査にご協力をいただいた日本テレビの皆様はじめ関係者の皆様には、厚く感謝申し上げます。
報告書の公表は、当該事案関係者への批判を意図しておりません。関係者個人への誹謗中傷は、厳に慎んでいただきますようお願い申し上げます。
なお、公表する報告書は、関係者のプライバシー配慮及びその保護、機密情報保護のため、部分的な非開示措置をとっています。
PDF1 報告書
PDF2 映像化指針
膨大な報告書のため、読むのも大変なんですが、そこはネットの集合知の強さ。既に読み込んだ方々が多数おり、日テレとの比較で問題点を洗い、続々とアップされています。大貫剛氏の、コチラのツッコミが正鵠かと。
小学館の調査報告書、すごいな。
— 大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною (@ohnuki_tsuyoshi) June 3, 2024
ほぼ全面的に「小学館の社員はこのように日本テレビ社員に伝えたが、調査委員会の聴取に日本テレビ社員は、そのようには聞いていないと答えた」の連続。https://t.co/uBlB5b1x76
小学館の調査報告書、すごいな。
ほぼ全面的に「小学館の社員はこのように日本テレビ社員に伝えたが、調査委員会の聴取に日本テレビ社員は、そのようには聞いていないと答えた」の連続。
小学館側の話は、口頭もあるがメールもあるようだし、「メールしたけど返事がなくて、日本テレビ側は認識していないと言ってる」ってのは、日本テレビ側が無視したと言われても仕方がないのでは。
— 大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною (@ohnuki_tsuyoshi) June 3, 2024
小学館側の話は、口頭もあるがメールもあるようだし、「メールしたけど返事がなくて、日本テレビ側は認識していないと言ってる」ってのは、日本テレビ側が無視したと言われても仕方がないのでは。
双方に非があるのは前提としても。別所引き抜き事件や空白の一日事件の昔から、自社の利益と体面しか考えない読売グループの中核企業ですからね、日テレは。どんなに低く見積もっても6対4か7対3で、日テレ側に非がある気がします。繰り返しますが、個人の感想に過ぎませんけれども。そして、ベテラン漫画家の弓月光先生の感想は、こんな感じでした。
全部読みましたが、『日テレのY氏』ってのが局の製作陣(特に脚本家)と小学館の間に立って両方の意思疎通の消去or邪魔ばかりして来た様にしか見えない…… https://t.co/0kuST1vuTQ
— 弓月 光 (@h_yuzuki) June 3, 2024
全部読みましたが、『日テレのY氏』ってのが局の製作陣(特に脚本家)と小学館の間に立って両方の意思疎通の消去or邪魔ばかりして来た様にしか見えない……
■毎日新聞も参戦?■
もちろん日本テレビ側にも、小学館側の言い分に、反論があるでしょうから、そこは待ちたいですが。このままウヤムヤにするのか、「プロデューサーは若い女性で、今回の件で精神的にも参っているので、コメントは差し控えたい」みたいな形で、誤魔化すのかもしれませんが。でも、それやったら答え合わせですよ、日テレさん? 先走って、制作現場を守る云々の言葉があったのも、逆に制作現場が解体されかねない瑕疵があったと、自白してるようにも思います。
この問題、毎日新聞も言及しています。前々から言及している産経新聞系メディアも含め、読売・朝日・毎日と、主要メディアが乗り入れてきましたが。毎日新聞は見出しで「小学館の責任」と、お仲間を庇おうとしている気配が感じられます。内容は大したことはないと言うか、「話し合い大事」と言ってるに過ぎない、薄い薄い薄ぅ〜い内容ですが。まるで荻上チキ氏のコメントのようです。
【識者が指摘する「小学館の責任」 セクシー田中さん問題】毎日新聞
昨年秋、日本テレビが放送した連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家、芦原妃名子(ひなこ)さんが急死した問題で、原作漫画の版元だった小学館が6月3日、特別調査委員会の調査報告書を公表した。日テレ側が「原作者の意向を代弁した小学館の依頼を素直に受け入れなかったことが第一の問題」とした小学館の報告書について、元毎日放送プロデューサーの影山貴彦・同志社女子大教授(メディアエンターテインメント論)に話を聞いた。【平本絢子】
ただ、双方に非があるのは前提としても。小学館側に瑕疵がないとは、とても言えないでしょう。ドラマ化やアニメ化は、出資するわけでないなら、出版社には美味しい事案。どんな駄作でも、原作本が売れてメリットありますから。そこに、忖度がなかったとは言えませんね。なお小学館の、報告書の文言についての疑義は、こちらのアカウントの指摘が丁寧ですね。やや主観的な意見もありますが、同意できる指摘が多かったです。
日本テレビの報告書よりも、小学館の報告書があまりに報告書としての体裁、文章としての幼さ、インクルーシブ的な配慮のない点が多々見受けられ、かなり驚いている。
— ベギラマくん (@cogitopp) June 3, 2024
ことばを扱うことが多い出版社にも関わらず。
読んでいて気になる点を報告書より抜粋する。
①原作者を「難しい作家」呼ばわり。 pic.twitter.com/6D32VCc7Ia
日本テレビの報告書よりも、小学館の報告書があまりに報告書としての体裁、文章としての幼さ、インクルーシブ的な配慮のない点が多々見受けられ、かなり驚いている。
ことばを扱うことが多い出版社にも関わらず。
読んでいて気になる点を報告書より抜粋する。
①原作者を「難しい作家」呼ばわり。
![](https://assets.st-note.com/img/1717491963540-PxfrAOe4ds.png?width=1200)
かなり詳細な検証と、連投ですので。興味がある方は、上記リンクから読んでみてください。また片山先生のこの言葉も、小学館側の態度について的確ですね。作家側なら、当然持つ違和感です。
芦原先生の
— 片山愁 (@shu_kata) June 3, 2024
「漫画とドラマは媒体が違うので、ドラマ用に上手にアレンジしていただけるなら問題はない。
しかしツッコミどころが多く辻褄の合わない改変がされるくらいなら原作通りに作ってほしい」と言ってることのどこが「難しい人」扱いなのかやっぱり判らない。…
芦原先生の
「漫画とドラマは媒体が違うので、ドラマ用に上手にアレンジしていただけるなら問題はない。
しかしツッコミどころが多く辻褄の合わない改変がされるくらいなら原作通りに作ってほしい」と言ってることのどこが「難しい人」扱いなのかやっぱり判らない。
しかも制作前に「原作準拠で」という条件を提示され、それを了承していたにもかかわらず。
芦原先生は、むしろ作家としてはとても常識人で、常識的な対応だったと思いますよ。常識人であったが故、非常識な対応に傷つけられ、作品も納得いかない内容になり、絶望された結果かと。
■脚本家側の問題も■
そして、今回の件の脚本家。彼女も、プロデューサーから正確な情報が伝わっていなかった面もあり、そこは同情はできるのですが……。犬笛を吹くような行為をしたことは、ネットでは厳しく批判されていますし。もし、噂されているように、プロデューサーが芦原先生を悪者に仕立て上げて脚本家の〝尻をかく〟行為をしたのなら、立派な共犯です。そして、脚本家のあの言葉が生まれた背景には、漫画屋に目をバカにする、脚本家界隈の歪んだ認識があるのではないか? 黒澤久子会長の削除された動画の発言が、雄弁に物語っています。その脚本家当人がInstagramを、削除したとのこと。
【ドラマ「セクシー田中さん」脚本家・相沢友子氏、自身のインスタグラムを削除】livedoorニュース
日本テレビで昨年10月に放送された連続ドラマ「セクシー田中さん」の脚本を務めた相沢友子氏が、2日までに自身のインスタグラムを削除したことが分かった。
(中略)
相沢氏は「芦原妃名子先生のご冥福をお祈りいたします。2024年2月8日 相沢友子 これを最後に、このアカウントは削除させていただきます」などとしていたが、しばらくの間投稿は表示されていた。そして今月2日午後7時時点で投稿を閲覧しようとすると「このページはご利用いただけません」と表示される。
コチラの、荒井禎雄氏のツッコミが、多くの人が感じたことを、代弁しているのではないでしょうか?
むしろこれまで消してなかった事に恐怖するんだが
— 荒井禎雄(専業主夫を志望するフリーライター) (@oharan) June 2, 2024
ドラマ「セクシー田中さん」脚本家・相沢友子氏、自身のインスタグラムを削除 #ldnews https://t.co/DJAbcCnk5j
むしろこれまで消してなかった事に恐怖するんだが
ドラマ「セクシー田中さん」脚本家・相沢友子氏、自身のインスタグラムを削除 #ldnews
だってさ、少なからず「自分は守って貰える、このままで大丈夫」という気持ちがあったから、SNSを消さずにいたって事じゃないかと思うんだ
— 荒井禎雄(専業主夫を志望するフリーライター) (@oharan) June 2, 2024
普通は「あの流れ」になったらまずSNSなんか消しちゃって雲隠れすると思うんだよなあ。「マズイと思ったなら」ね
だってさ、少なからず「自分は守って貰える、このままで大丈夫」という気持ちがあったから、SNSを消さずにいたって事じゃないかと思うんだ
普通は「あの流れ」になったらまずSNSなんか消しちゃって雲隠れすると思うんだよなあ。「マズイと思ったなら」ね
脚本家なんて、自分らと同じフリーランスで、いつ切られるかもわからない浮き草稼業なのに、なぜこんなに自信満々なのか、当初から不思議でしたが。よほどテレビ局に太いパイプがあり、安心しきっていたのか? そのうち、イロイロと情報が出てきそうですね。いずれにしろ、日テレ側の報告書も、小学館側の報告書も、自社の都合優先の態度が見え隠れし、とても客観的なモノとは言えません。第三者機関を設けて、中立的な調査と、いろんな部分での疑義を、きちんと答えないと駄目でしょうね。やらない可能性が高いですが。
■識者のつびやき群■
さて、X(旧Twitter)で見かけた、ベテランのクリエイターのポストも、いくつか転載しておきますね。まずは、『クラッシャージョウ』や『ダーティペア』などの人気小説の作者である、高千穂遙先生。アニメ化された作品も多く、学生時代にスタジオぬえを立ち上げ、テレビ局やアニメ制作会社との付き合いも多いので、この業界の裏も表も、自分よりはるかに知っておられるでしょうし。テレビ業界の、ヒット作のアイデアの流用(アイデア自体は著作権で保護されない)についても、思うところがあるようで。
そうです。赤髪ボーイッシュと、黒(青)髪ロングの少女ふたりがペアになって戦う魔法少女アニメを、あとからつくってもオッケイです。視聴者も何も言いません。さすがにペア名は「プ〇ティキ〇ア」だともろすぎるので、縮めて「〇リキュ〇」にしたみたいですが、。 https://t.co/U7aldtU3um
— 高千穂遙 (@takachihoharuka) June 2, 2024
そうです。赤髪ボーイッシュと、黒(青)髪ロングの少女ふたりがペアになって戦う魔法少女アニメを、あとからつくってもオッケイです。視聴者も何も言いません。さすがにペア名は「プ〇ティキ〇ア」だともろすぎるので、縮めて「〇リキュ〇」にしたみたいですが、。
う、あの作品ですか? ダーティとプ●ティ、ううむ言われてみれば。まぁ、黒髪ロングヘアー美女と赤毛短髪ボーイッシュの、ペアの話はもうパクられすぎるぐらいパクられて、ひとつのバディ物の典型例になっています。若いなろう小説家とか、生まれる前の作品で、それがルーツと思わず、良くある作品のひとつと思っていそう。
テレビ屋の感覚的には「見た目地味なOLが実はセクシーなベリーダンサー? おもろいじゃん。そこだけ借りて連ドラ企画しよ。原作窓口は小学館? じゃ、そこにオッケイとってきて。テレビになれば本が売れるからだいじょーぶ」って感じでやってるんですよね。だから、契約って概念もないんです。
— 高千穂遙 (@takachihoharuka) June 2, 2024
テレビ屋の感覚的には「見た目地味なOLが実はセクシーなベリーダンサー? おもろいじゃん。そこだけ借りて連ドラ企画しよ。原作窓口は小学館? じゃ、そこにオッケイとってきて。テレビになれば本が売れるからだいじょーぶ」って感じでやってるんですよね。だから、契約って概念もないんです。
まぁ、そういう感じなんでしょうね。作品を見ていても、ああコレはあの作品を企画化したけど、断られて。でもタレントはもう抑えたから、じゃあ要素だけ部分的にパクったなという作品が、ありますが。そういえば、美内すずえ先生も、脚本とキャストまで付いた企画書を見せられ、もうコレで進んでるのでと、『ガラスの仮面』のドラマ化の契約を迫られたとか。『のだめカンタービレ』も、制作発表までしたのに、ジャニーズ事務所のゴリ押しでキャストとテレビ局を代えてのドラマ化でしたし。あきまん先生のツッコミ。
原作者の許諾があれば原作改変は新解釈版であり、許諾が無ければ盗作で良いんじゃないですか
— あきまんPLAMAX「GODZ ORDER」神翼騎士団 (@akiman7) June 1, 2024
原作者の許諾があれば原作改変は新解釈版であり、許諾が無ければ盗作で良いんじゃないですか
寸鉄殺人のあきまん先生、さすがです。逆に、『映像研には手を出すな!』で、ある意味で原作以上にアニメの描写で、表現の強みを見せつけて、傑作の誉れも高い(自分もAmazon Prime VideoでDLデータを全話購入しました)作品の、作者である大童澄瞳先生の、コチラのポスト。
私は日テレと小学館の報告書を読みながら酷く苛立っていて、なんつーか私は今は何も話さない方がいい感じになっている。
— 大童 澄瞳/Sumito Oowara (@dennou319) June 5, 2024
私は日テレと小学館の報告書を読みながら酷く苛立っていて、なんつーか私は今は何も話さない方がいい感じになっている。
『映像研には手を出すな!』は、小学館の月刊スピリッツの連載ですしね。担当によって、作家との相性や作品への思い入れは、温度差がありますからね。
■建設的な提案を…■
いずれにしろ、放送界と出版界の悪い部分が出た、今回の事件。板挟みに遭い、その才能を散らした芦原先生が、不憫です。自分も出版社に勤務した編集者であり、同時に原稿料を踏み倒そうとした某出版社と高裁まで争った作家の立場でもあるので、身につまされます。映像表現は漫画とは異なるので、ある程度の表現や演出の改変は、仕方が無いという立場ですし、自分の漫画原作の改編も、かなり認めている立場なんですが。頭髪差別者であるもへもへ氏(たぶん本人はハゲてる)の、このツッコミがすべてかと。
原作者なんかとちゃんとした契約結んだら原作者に映像件とか停止されるかもしれないでしょ。だから契約を結ばないであやふやにしてるんだ。これが賢い俺たちテレビ屋のやり方が、なにも知らない素人はなにもわかってないな。…
— もへもへ (@gerogeroR) June 3, 2024
原作者なんかとちゃんとした契約結んだら原作者に映像件とか停止されるかもしれないでしょ。だから契約を結ばないであやふやにしてるんだ。これが賢い俺たちテレビ屋のやり方が、なにも知らない素人はなにもわかってないな。
みたいなこと書いてるテレビ屋さんいたけど、これが賢いやり方で問題ないと思っててなおかつ公言して問題ないと思ってる異常な精神性が怖い。
こうなると、優越的な地位の濫用にならないよう、個人事業主が不利な立場であることを前提とした法改正、並びに契約書のテンプレート的なものを国が作り、契約書はそのテンプレートから何を加え、何を削除したかが解るようにして、企業側が提示する形にしないと。コンテンツ産業の根本である、クリエイターを潰すだけです。弁護士の10倍ほど、医者の50〜100倍は稀少な存在なんですから。スポーツ選手の才能と同じです。
それで制作現場の、自由闊達な作品作りが阻害されるにしても。問題の方が多い以上、自浄努力を発揮できない以上、出版社もテレビ局も、法による制限を受けざるを得ないでしょう。ガチガチの契約社会で、分厚い契約書を結ぶアメリカの方が、よほど原作者が満足する映像化作品を創っている以上、自由闊達な作品作り自体も、嘘くさいと思われていますしね。昭和の手法を精算される、令和の世です。
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