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野田佳彦元総理の誠実

◉野田佳彦元総理が、奈良県に立ち寄ったさいに、安倍晋三元総理の銃撃現場に赴き、哀悼の意を表されたそうです。国葬での追悼演説も、日本憲政史に残る、名演説だったと自分は思います。政治家の仕事は畢竟、国民を食わせることなんですが、ただ有能なだけでは人はついてきません。やはりそこには、この人なら大将として担ぎたいと思える人望――人間的魅力がないと。野田市に対する総理大臣としての評価は、自分はけして高くないですが、間違いなく大将の器はあった人だと、改めて思います。

【野田元首相が銃撃現場訪問 手合わせ安倍氏に哀悼】産経新聞

 立憲民主党の野田佳彦元首相は5日、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で昨年7月に起きた安倍晋三元首相銃撃事件の現場を初めて訪れ、手を合わせて哀悼の意を表した。心境を問う記者団に「激論があっても、一致点を見いだす政治を目指したい」と決意を述べた。

 統一地方選を前にした政治活動の一環で奈良県内に入った野田氏は、立民の関係者らとともに、安倍氏が凶弾に倒れた場所に立ち寄り約10秒間、黙禱(もくとう)した。その後で「こうした不幸が、起こってはならない。事件を風化させてはならない」と強い口調で語った。

https://www.sankei.com/article/20230305-7TQEWEO7MNONPNUGBVCOAX3WYY/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、青空のイラストです。

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野田佳彦元総理に対しては、とにかく左派陣営の批判というか、攻撃が実に口汚く。恩讐を越えて、政治家が凶弾に倒れたという事態を憂い、哀悼を表明する人物を、安倍憎しでそこまで叩く必要が、どこにあるんですかね。正確には、安倍憎しではなく岸信介憎しなんですが。その理由も、半安保闘争に捧げた自分たちの青春は間違っていたと、その現実を認めたくないだけの、逆恨みなんですが。岸の予言通り、国民の大半はもう、日米安保肯定です。三里塚闘争も、日本をアジアのハブ空港から脱落させただけ。

60年安保の頃なんて、上野千鶴子御大が京都大学に入学した年とか女子の四大進学率が5%にギリ届かなかった時代です。本人の才能よりも、実家が太いかどうかが、大学進学の決め手だったわけで。うちの田舎だと中学で学年トップでも高校進学が限度で、通信教育で教員免許を取り中学の教師。学年5位以内でも中卒。でも真ん中ぐらいだった人物が実家が太くて、後に旧帝大教授ってもんです。地元でない大学の、大学院まで行けたから、上野千鶴子御大はあんな仕事っぷりでも、東大名誉教授になれたわけで。

野田佳彦元総理の演説は、称賛一辺倒ではなく、厳しい批判も遠回しの批判も、同時に与野党問わぬ政治家の覚悟を問うていて、実に素晴らしかったです。語りの押し出しの良さも含めて、やはり一国の宰相まで上り詰める人物は、並ではないなと。もう、野田氏は立憲民主党には見切りをつけて、国民民主党に移籍して、長老として自民党等との折衝役として、力を発揮してほしいですね。立憲・共産・社民・れいわには、何も期待していません。維新の会には疑義があるので、国民民主党には頑張って欲しいです。

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