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Colabo問題:東京都副知事が交代

◉直接、一般社団法人Colaboと関係があるかどうかは、現時点ではわかりませんが。東京都の武市敬副知事が辞任だか解任だか判りませんが、職を退いたようです。どうやら武市敬副知事の管轄は財務局だったようですが。東京都の公文書の管理を行う東京都総務局総務部文書課も、1000万円を超える事業なのに財務局との協議もしていなかった東京都福祉保健局も、黒沼靖副知事の管轄という指摘が、Twitterなどであります。なんだか、一気にきな臭くなってきましたね。

そして、代わりの副知事は、元福祉保健局長……。

【東京都、中村政策企画局長を副知事に起用へ】産経新聞

東京都は23日、武市敬副知事の後任として、中村倫治政策企画局長をあてる人事案を、開会中の都議会第1回定例会に提出したと発表した。中村氏の就任は、都議会の同意を得た後の4月1日となる見込み。

https://www.sankei.com/article/20230323-52P2F57NZJOSLFHH7TQRQIYHOQ/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、

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■バスカフェ絡みの指桑罵槐?■

これに対して、もと経済産業省官僚の宇佐美典也しは、こんな見解を。一般社団法人Colaboの、バスカフェ中止に講義するデモに、共産党の藤田りょうこ議員ら20人ぐらいが集まったという指摘と動画が上がっていて、宇佐美氏はこのことを指摘しています。要するに、東京都議会は共産党の議席が19議席ほどあり、小池百合子都知事の都民ファーストの会はこれらの協力なしでは議会運営が難しいので、一種の指桑罵槐になったのだろうというのが、宇佐美市の見立てのようです。桑の木を指さして槐の木を罵る、都議会を指さしてColaboへの対応を罵る、と?

武市副知事の担当交代(?)に関する当方の素人的見解は以下
・この人事は先日の都庁前のデモを受けてのもの
・先日のデモは都議が雁首を揃えたことに意味があり、colaboを切るとあの時揃った十数人の都議が議会で敵に回る
・他方で都庁としてはcolaboは切らざるを得ないので、副知事は詰め腹を切らされた

同上

ただ、前述のように武市敬副知事は財務局を管轄していたようで。福祉保健局が財務局と協議せず、都知事の認可もとらずに一般社団法人ColaboやWBPCグループに委託事業を回していた件で、自分に飛び火する前に逃げを打ったのか、詰め腹を切らされたのか、そこはわかりません。いずれにしろ、不自然なタイミングでの交代劇なのは、事実のようですし。やはり一般社団法人Colaboの疑惑は、一般社団法人若草プロジェクト・NPO法人BONDプロジェクト・NPO法人ぱっぷすなどにも飛び火して、戦後最大の疑獄に発展する可能性が、見えてきました。左派とマスコミは、全力で火消しに走りそうですが。

■逃亡か? 蜥蜴の尻尾切り?■

さらに川松真一朗都議、こんなツイートで突っ込んでいます。本来は、7月にあるはずだった組織改正ですが、やはり異例のスピードで行われたようです。小池百合子都知事は、福祉保健局の組織改編も言及しており、この件で証拠隠滅に全力疾走しているようにみえるのですが……はい、バイアスがかかった人間の、邪推ですね。そんなことするわけないぢゃないですかー(棒読み)。心が濁っていてゴメンナサイm(_ _)m

交代した副知事が、2020東京オリンピック・パラリンピックで準備局長をやってたってのが、なんとも……。いやだって、KADOKAWA関係者から逮捕者が出ちゃってるわけじゃないですか、東京五輪では。そして、一般社団法人Colabo問題の核心部分を握る福祉保健局の元局長でもあった中村倫治氏と。ひょっとしたら、こちらが詰め腹要員なのかも知れませんが。川松真一朗都議の追求にかかっていますが、なんだかモリカケの空騒ぎと同じで、弱い立場の現場の職員に責任を押し付けることがないように、トップの責任を追求してほしいです。

■外堀は埋まったが、内堀は?■

さて、もう一度宇佐美典也氏のツイートを転載しておきますかね。どうにも国は、東京都の問題だと高みの見物っぽい感じですね。国からも金が出ているが、それが適切に運用されているかは、あくまでもとの管轄で、問題があったら介入するけれど、問題なければ介入しない。まぁ、ごく当たり前の対応ですね。ただ、『制度的には間接補助事業者〔これまでのWBPCに該当〕の補助事業以外への支出に罰則がつくようになる。つまり自主事業とごっちゃにすると刑罰の対象になる』……ってのは、けっこう厳しいですね。国としては、外堀はいつでも埋められるよ、ということでしょうか?

【WBPC問題に関する財務省との意見交換】
本日財務省と若年被害女性等支援事業の委託事業から補助事業への切り替えについて意見交換。結果は以下。()内は宇佐美補足
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・東京都が補助事業にしようが委託事業にしようが、補助金適正化法上の東京都の義務は変わらない。
・だから委託から補助への切り替え云々は「公金をどう管理するか」の東京都の内部問題にすぎない。(国としてはどっちでもいい。とにかく東京都しっかりしろ)
・制度的には間接補助事業者〔これまでのWBPCに該当〕の補助事業以外への支出に罰則がつくようになる。つまり自主事業とごっちゃにすると刑罰の対象になる
・あとはいざとなったら厚労省が立入検査できるようになる。これを拒否すると罰則(だから領収書の提出は拒否できない)
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結論としては、結局東京都の体質が変わらないと意味が無いという話です。川松さんの指摘通り。

同上

東京都は、あくまでも逃げ切るつもりのように見えます。疑獄と言っても、個々の額は小さいのですが。監視が届きにくい1000万円以下の委託事業を、似たような団体をいくつも作り、同時になんとか委員会みたいな有識者会議にも組み込み、お仲間の団体に優先的に仕事を流していた疑い。でも、塵も積もれば山となるで、江戸幕府もそういう小役人の役得や、大奥の無駄遣いでついには倒れてしまったのですから、馬鹿にできません。そして、東京都以外にもこういうスキームの団体が、全国にある可能性。どこまで突っ込めるか、それは解りませんが。

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