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歯生え薬に京都大発新興が4.5億円調達

◉これも一種の、再生医療なのでしょうけれど。iPS細胞関係はあまり関係ないのでしょうかね? 個人的には期待したいですね〜。人類を含む哺乳類は乳歯と永久歯しか生えませんが、軟骨魚類のサメとか、歯がちょっとでも欠けたりすると後ろの列に予備の刃があり、生きてる間生え変わり続けるんですよね。昔は平均寿命が短かったので、乳歯と永久歯の2回で十分だったのでしょうけれど。人生80年を超えてしまった時代は、3回か4回は欲しいところ。

【「歯生え薬」安全性試験へ 京都大発新興が4.5億円調達】日経新聞

京都大学発スタートアップのトレジェムバイオファーマ(京都市)は「歯生え薬」の開発に向け、臨床試験(治験)の前段階の安全性試験に乗り出す。このほどベンチャーキャピタルなどを引受先とする第三者割当増資で4億5000万円を調達した。
トレジェム社は歯の成長を抑制するたんぱく質を発見、この働きを止める抗体を開発した。先天的に永久歯が生えない先天性無歯症や永久歯が抜けた後でも存在する「歯の芽」に働きかけ、歯を生やす効果が期待できる。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、可愛らしいイラストですね。

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■再生医療の可能性■

よく冗談で、毛生え薬を発明できたらノーベル賞ものと言われますが。実際には、加齢によって毛が抜ける現象自体が、実は人間以外にはあまりないんですよね。ハゲタカとか励ましの頭部に毛がないのは、腐肉を食べる生活に合わせての進化であって。人類の場合は、早い人だと20代後半で頭が禿げますし、七十歳になってもフサフサな人もいるし、それでも全体的に毛量が薄くなる人が大半だったりと、実は再現性が低いんですよね。

その意味では、歯というのは虫歯菌を親からもらわないせいで、ほとんど虫歯にならないタイプの人もいますが。大体の人は虫歯でボロボロになっていきますから。個人的には、やっぱり四十歳か五十歳で一度、駄目になった歯を全部再生させて、六十歳ぐらいでもう一度再生させて、人生80年を乗り切るのが良さげな気がします。もちろん、きちんとケアして一生自分の永久歯だけで過ごせる人も多いのでしょうけれど。

■歯の男女にまつわる話■

女性の場合、出産によって体内のカルシウムが足りなくなり、歯がボロボロになる人って結構いるんですよね。そういう人たちにとっても、交友再生医療は福音でしょう。女性の場合は、生理が始まる前までにいかにカルシウムを体に蓄積するかが、重要なようで。ところが火山が多く酸性土壌の日本では、カルシウムが不足しがちなんですよね。牛乳をたくさん飲めるようになって、明治時代より日本人の平均身長が20センチ近くも伸びちゃう理由は、コレ。

男性の場合は、歯・目・摩羅という言葉がありますが。これは人間が衰えるのはまず最初に歯が駄目になって、目が老眼などで駄目になり、最後にあそこが役立たずになるという意味だそうです。逆に言えば、昔の日本人は歯のケアにあまり気を使っていなかったため、割と早い年齢で総入れ歯の人も多かったようで。昔は医療技術が低かったため、今だったら金属をかぶせて10年20年持つような虫歯も、あっさり抜いていましたからね。

■再生医療で儲かる■

iPS細胞に関して言えば、最終的には心臓とか肝臓とか肺臓などの、自己複製をして移植というのが目標でしょうけれど。現実的にはそれはまだまだ超えねばならぬハードルがいくつもあります。しかし、目に関してはかなり具体的な成果が出ていますね。網膜や角膜などの再生によって、難病の臨床実験まで進んでいる研究が結構ありますから。人類は情報の80%を視覚に頼っているという研究を読んだ記憶があります。

目が見えなくなったり、歯が全部抜けても、人間は死ぬわけではありません。それは髪の毛にしても一緒です。もしそれらが健全であれば、人生はもうちょっと楽しくなる人が、何億人……何十億人もいるでしょうから。命に関わる難病ではないですが、需要は大きいでしょう。であるならば、毛生え薬や歯生え薬によって儲けて、それを各種臓器などの研究費に当てられるようになることを、願わずにはおられません。

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