日本ハム新庄剛志新監督誕生

◉今年は、パ・リーグの三協と目されていたホークス・ライオンズ・ファイターズがBクラスに沈み、我がホークスは藤本博史二軍監督の昇格という、地味な人事になりましたが。北海道日本ハムファイターズは、まさかの新庄剛志監督就任。現役中も引退後も、人気抜群の人ですし、パ・リーグ的には話題になって、いい感じですね。これで、来年のキャンプからマスコミはほとんどがファイターズに向かうでしょう。自分も、ワクワクしています。

日本ハム新庄剛志新監督が仰天プラン「天井からは降りたい。選手も一緒に」 - プロ野球 : 日刊スポーツ

【日本ハム新庄剛志新監督が仰天プラン「天井からは降りたい。選手も一緒に」】日刊スポーツ

日本ハムの新監督を努める新庄剛志氏（49）の就任会見が4日、札幌市内のホテルでおこなわれた。会見場にはテレビカメラ約20台、報道陣約200人が集結。監督の就任会見としては異例の数のマスコミが就任の瞬間に熱い視線を注いだ。
あの天井からの登場が再び見られる？新庄流の采配を問われ「相手球団に知られたくないんですけど、天井からは降りたいなと思っています」と回答。「今度は選手も一緒に降ろします」と仰天プランを明かした。

ヘッダーの写真はnoteのフォトギャラリーより、札幌ドームです。移転するけど。

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■パの時代を切り開いた男■

思えば、新庄剛志選手の北海道日本ハムファイターズ入団が、パ・リーグの時代の転機になったのは、動かしがたいでしょう。もちろん、ホークスが1999年の初優勝で、名実ともに福岡のチームとして認知され、人気爆発しましたが。それはまだ、リーグ全体には及んでいませんでしたからね。でも、2004年の北海道への移転と新城選手入団で北の大地にも人気チーム爆誕。そして、2006年の優勝で、これが一過性のものではなく、道民の文化に。

結果的に、パ・リーグから実力派の選手月がに誕生しても、マスコミが報道しなけりゃその魅力は拡散しませんから。自分から広告塔を買って出た新城選手には、感謝しています。まぁ、個人的にはやりすぎだと思う部分もありましたが。悪名は無名に勝る、とも言いますし。名実ともに、人気球団が南北にでき、もともと強かったライオンズと併せて、極ができたのは大きいですね。監督としても、広告塔に徹する覚悟は見えましたし、期待しましょう。

■新庄監督に期待すること■

新城選手、ああ見えてと言っては失礼なんですが、阪神タイガース時代の野村克也監督とは、相性が良かったんですよね。ID野球の野村監督とは水と油のように見えますが、野村監督はちゃんと努力してる選手は好きですからね。確かに、生まれつきの身体能力の高さは疑いないんですが。例えば赤星憲広選手にしても、確かに天性の足の速さはあったんですが、インタビューとか聞くと野村野球の優等生と言うか、ものすごくクレバーなんですよね。

つまり、新城選手も野球偏差値は、ものすごく高いようで。外野で守っていて、どの選手が次に何処へ打つか、バシバシ当てる能力もあったようで。表面はハデに振る舞いつつも、裏ではきっちり野村ID野球を継承するなら、これほど怖い監督はいないでしょう。

■一抹の不安はありますが■

不安があるとすると、マスコミ受けしようとして暴走したとき、でしょうね。あるいは、負けが混んできたときにマスコミやファンの罵声に、どこまで耐えられるか。ハッキリ言って、ホークスにも頭がおかしいファンが多いので、人気チームゆえの一定数いる、変なファン対策は重要。北海道日本ハムファイターズの前身である東映フライヤーズも、人気選手だった大下弘氏を監督に据え、マスコミ受けしそうな「サインなし、罰金なし、門限なし」の「三無主義」を打ち出して、大失敗した前科がありますから。

そうなると、組閣をどうするか。ヘッドコーチら、作戦面で物申せる年上の参謀を置けるか？　もっとも、ファイターズはフロント主導のGM制度が機能している球団ですから。今回の監督就任も、新球場移転までのつなぎの監督としてオファーし、本人も納得の上での就任という気が、せんでもないです。であるならば、次世代の選手育成に軸足を起きつつ、意外性のある野球を来たいですね。オープナーとか積極的に起用したり。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ﾉ