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朝日新聞が薪ストーブ推奨の珍記事

◉朝日新聞といえば、アフロヘアーがトレードマークの元編集員で論説員の方が、都会のインフラ偽乗りしてるだけの生活を、子会社の朝日新聞出版の雑誌で自慢気に連載していて、失笑をかってるのですが。朝日新聞be編集部記者の斎藤健一郎氏が、薪ストーブがエコロジカルであるかのような記事を書いて、各方面から総ツッコミを食らっています。大気汚染をするというので、都市部では新造を禁止している国や地域も多いのに。

【再エネ100%の家へ、攻めのアイテム続々 薪ストーブに魅せられて】朝日新聞

 まさか自分の人生に、薪(まき)で頭がいっぱいになる時が来ようとは、これまで思いもしなかった。
 梶原(かじはら)建築の梶原高一さん(41)をはじめとする多くの人の手によって、築40年の無断熱の空き家は日本でもトップレベルの断熱・気密性能を持つ家に生まれ変わった。断熱性能を示すUA値は0・29。窓際でも寒くなく、結露もなく、居間も玄関も浴室も温度差がほとんどない。弱点ないない尽くしの家。2050年のカーボンニュートラルを掲げた政府目標より30年早く、再生可能エネルギー100%の実現をねらう「ほくほく」城の守りは固まった。次は攻め、住宅設備である。

ヘッダーの写真はnoteのフォトギャラリーから、薪ストーブの原材料になる間伐材などですね。

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■薪は無尽蔵ではない■

うちは九州の田舎だったので、五右衛門風呂やカマドがまだ一部にあって、自分はギリギリ薪割りをしたことのある世代です。犬神家の一族で『斧・琴・菊=ヨキ・コト・キク』というキーワードが出てくるのですが。うちの田舎ではヨク(ヨキ)と呼ばれる斧で、木を割っていました。と言っても、テレビに出てくるような、切り株に丸太を置いて縦に真っ二つ、なんて割り方ではないですけどね。薪を割るにもいろんな割り方と、テクニックがあるのです。

木材というのは、山に入れば簡単に手に入るようなものではなく。多くは植林された山林の間伐材だったりします。家を建てるためには、30年から60年の期間をかけて、木材を育てる必要があり、そう簡単に燃やせないんですけどね。朝日新聞の上級国民様には、それがわからない。なので、ウチは家を壊す時に出る廃材や、商売で大量に出るダンボールの焼却炉代わりに風呂用の燃料として燃やしていました。各方面からのツッコミは、こちらのまとめに。

■江戸時代もエコではない■

なんでしょうね、こういう人間が出世するのなら、そりゃあ朝日新聞の記事のレベルが昔以上に下がって、部数がどんどん下がるのも当然ですよね。現実が何も見えていない、上級国民のエコロジーごっこ。実際に日本人が暖房に薪を使いだしたら、あっという間に北朝鮮のような禿山だらけになります。現代はそうやって、化石燃料(石油や石炭や天然ガスガスなど)などをがぶ飲みして、文明を維持しているのであって、考えがあまりに浅はかです。

というか、日本も江戸時代は一部の地域に植林意識があっただけで、明治の頃には禿山がかなり多かったんですよね。明治以降に、そういう植林の技術とかが海外から入ってきたり、日本の知恵が共有され、ようやく植林意識ができたわけで。半島にも、そういう考えがなかったので、禿山だらけになっていたんですが、朝鮮総督府が植林を積極的に推し進めたわけで。韓国では、朴正煕大統領の事業にすり替えられていますが、総督府の方針を継承したもの。

■割り箸から有料レジ袋まで■

SDGsが、貧困の解消をすっ飛ばして、マスコミや反体制文化人(大学教授や作家、弁護士など)はエコエコエコエコと、黒井ミサの呪文のように言っていますが。現実的には、こんなのはお金持ちの道楽。そういえば自分が高校生ぐらいの頃に、割り箸は森林破壊なんて珍論を、やっぱり意識高い系お左翼様が言いはじめまして。割り箸は間伐材や端材から作られる、むしろ木材を無駄なく使うモノだったんですが。けっきょく、箸はプラスチックに。

そうやって、今は脱炭素だ脱化石燃料だとか言い出してるわけですから、二流のインテリが専門分野でもないことになにか言い出したら、眉に唾をつけて聞くぐらいが良いんですよね。レジ袋の有料化もその点では、世紀の愚策です。まぁ、あれは大衆(ハッキリ言えば衆愚)に人気の小泉進次郎氏のデタラメさを満天下に示す、菅義偉総理の相打ち自爆戦法だったのかなと思いますが。こういうバカバカしい話は無視して、日本は第四世代原子炉の研究を進めましょう。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

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