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愛知県でエキノコックス感染が相次ぐ

◉これはマズイですね。エキノコックスといえば、北海道というイメージがありますが。実際は本州でも1999年の秋田県、2007年の青森県の馬など、ちょいちょい見つかり始めているんですよね。知多半島に定着の可能性があるのですが、検索しても朝日・毎日・読売・産経など大手全国紙は無視状態で、三日前の福井新聞がヒットしました。Twitterなどではかなりの話題なのに。まさか大村秀章愛知県知事に、遠慮しているわけではないでしょうけれど……。

【寄生虫「エキノコックス」、愛知県で犬の感染相次ぐ 人体に入ると重い肝機能障害】福井新聞

 愛知県の知多半島で捕獲された野犬で近年、人体に入ると重い肝機能障害を引き起こす寄生虫「エキノコックス」の感染確認が相次ぎ、国立感染症研究所が「半島内で定着した」との見解を示した。定着確認は北海道外では異例。県は「まん延している状況ではない」としつつ動向を注視している。
 エキノコックスは北海道で多くの人の感染例が報告されてきた。キツネや犬のふんなどに含まれる卵が人体に入ると幼虫となり、10年ほどたってから肝機能障害などを引き起こす。

ヘッダーの写真はnoteのフォトギャラリーより、知多半島の招き猫の陶器です。記事の内容が気に入らないと、使用をブロックされるかもしれませんが。

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■知事もマスコミも動かず?■

エキノコックス、扁形動物門条虫綱真性条虫亜綱円葉目テニア科エキノコックス属に属する条虫の総称だそうです。……長いがな。2014年3月11日に知多郡阿久比町で捕獲された雑種のオス犬から感染が発見され、また見つかったわけですから、これは知多半島で定着していると観て間違いないでしょう。実際、国立感染症研究所が愛知県の知多半島内で定着したとの見解を発表していますね。なんでこんな大事なことを、マスコミは報じないのか? 福島県への風評被害は平気で流すくせに。

それ以上に、大村秀章愛知県知事がこの件について未だに公的に言及していないことですね。〝中日新聞 エキノコックス〟で検索しても、中日経済新聞の記事がヒットするぐらい。県知事もマスコミも、何かを恐れているのでしょうけれど、事実は事実として報じることが大事で、それで風評被害が~とか先走って正確な情報を出さないことのほうが、かえって危険です。正しく恐れる、は2011年の東日本大震災後もきちんと守れていませんでしたが。

■北海道からの情報に感謝■

日本は、水清く生魚が食える土地柄だったのですが。エキノコックスが蔓延すると、もう川遊びを始めいろんな部分が制限されてしまいますね。Twitterでは、北海道民のアドバイスがけっこう流れてきますが、他県民にはありがたいです。野良猫や野良犬はうかつに触らない、飼い猫でも外から帰ってきたら念入りに洗うなど、猫吸う人には大打撃。人間に感染すると、肝臓がやられますからね。しかも、潜伏期間が長い。10年ぐらい潜伏するようですが。

日本の環境は変わりつつあり、エキノコックスもそのひとつなんでしょう。そういう意味では、たぶん封じ込めには失敗し、じょじょに日本全国に蔓延していくのでしょう。四国や九州など、海で隔てられた地域への南下は、多少は踏み留まるにしても。しかし、東北からじょじょに南下ならともかく、いきなり知多半島とは。意図的な人為的拡散でなければ良いのですが……。

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