見出し画像

LINE化するX(旧Twitter)

◉X(旧Twitter)の、音声とビデオで通話できる機能を全ユーザーに拡大とのこと。イーロン・マスクCEOは、最終的にはペケッターをYouTubeやTikTokやLINEのような機能も備えた、総合的な情報発信プラットフォームに変えたいのでしょうね。それだけのポテンシャルを持っていると思いますが、やり方を間違えると器用貧乏に堕す可能性もあるとも言えます。

【Xの音声とビデオ通話機能、利用者全員に提供拡大】日経新聞

【シリコンバレー=清水孝輔】米X(旧ツイッター)は28日、音声とビデオで通話できる機能を利用者全員が使えるようにしたと明らかにした。同社は2023年10月に通話機能を導入したが、有料サービスの加入者など一部に限られていた。利用者が個別にやりとりできるようにして使い勝手を高める。

Xの通話機能は電話番号がなくてもスマートフォンなどでビデオや音声を通じて会話ができる。イーロン・マスク会長はXを幅広い機能を備えたアプリに発展させようとしており、通話機能も導入当初から利用できる対象者を増やす方針を示してきた。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN292L80Z20C24A2000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1709178669

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、LINEで検索したら出てきたイラストです。

◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉



■LINE化■

LINEは、通信キャリアや端末を問わず複数人のグループ通話を含む音声通話やチャットが可能なため、四六時中くっちゃべっていたい高校生とかに、人気ですが。自分はiPhoneの通話機能さえ、仕事以外ではあまり使わない 自分には、特に必要性を感じないんですけどね。懐かしのドラマ『積木くずし』でも、グレた娘が自宅でも延々友人と電話していましたが。

元々、スペースという形で、グループ通話同然の機能は提供していましたし、あれをもう少しクローズな形でやれば、LINEのような機能は、そう難しくはないですからね。自分はこちらの機能にはさほど魅力は感じませんが、若年層のユーザーの取り込みには非常に有効ではないでしょうか。自分が高校生の頃にこんな機能があったら、延々と利用していたでしょうけれどね。

■YouTube化■

イーロン・マスクCEOが考えているのは、従来の広告費を取るビジネスモデルからの、脱却でしょうね。もちろん広告費ビジネス自体は、軽視はしてないでしょうけれど。先ずはYouTubeのように、クリエイティブなユーザーが発信する情報自体が価値を持ち、そこに投げ銭ができるようになれば、大きく変わるとは思います。元々、イーロン・マスクCEOはPayPalの立ち上げメンバーですし。

イーロン・マスク的には、大衆に訴求しやすい動画投稿の方を増やして行きたいのでしょうけれども。動画編集 自体は、まだまだハードルが高い部分がありますから、ペケッター自体に簡易的な動画編集機能が今後、付加されるか? もっと言えば、スマートフォンで簡単に動画編集できるかどうかが、課題でしょうね。トリミングや字幕を簡単につけたりできれば、状況は一気に変わるのですが。

■TikTok化■

TikTokは、動画に特化したSNSですが。ここら辺は、写真に特化したInstagramにも、似ていますね。自分はLINEとTikTokには、情報漏洩の危険性をちょっと感じていたので、避けていた部分はあるのですが。YouTube が長時間の動画配信に向いているのに対して、TikTokはショート動画中心で、ある意味でネタ的な動画に特化した面もありますね。

仮装大賞のような、あるいは ハプニング動画的なものはそれこそ80年代から人気だったのですが。ただ そういうショート動画は、分かりやすいといえば分かりやすいのですが、消費して終わりになりがちです。ただ、ペケッター的には、重厚長大なYouTube的な動画より、TikTok的なショート動画のほうが、相性はいいでしょうね。こちらも、動画編集機能とそのインターフェイスがキモでしょう。

■note化■

たぶん、イーロン・マスクCEOの視野には全く入っていないでしょうけれど、個人的にはnoteに期待しますし、ペケッターとYouTubeとnoteが、SNSの三本柱になると思うんですよね。昔は、Podcastにかなり期待した時期もあったんですけれどね。いや、音声による記録という点において、これはこれでInstagram同様に、独自のポジションを作れると思っていますけれどね。

ペケッターにも、note的なビジネスを増やしてほしいです。そのためには、有料会員数をもう少し増やすとか、広告料を一般会員にも小額でいいので渡して、自分が面白いと思ったポストに投げ銭をする習慣を、定着させる必要はあるでしょうね。日本の場合はクレジットカードとの紐付けを嫌う人が多いので、Amazonギフトカードのようなチャージ方式も、同時に用意できれば ベストですが。

短文投稿サイトとして始まった Twitter ですが、Facebookのような長文、YouTubeやTikTokのような動画、Instagramのような写真、Podcastのような音声、LINEのようなグループ通話を含む音声通話やチャット機能、ClubhouseのTorque機能、noteやブログのような記録性とマネタイズを、鵺的に兼ね備えることが、可能だと思うので。これは逆説的に、noteもまた進化の可能性があるということです。


◉…▲▼▲インフォメーション▲▼▲…◉

noteの内容が気に入った方は、サポートで投げ銭をお願いします。あるいは、下記リンクの拙著などをお買い上げくださいませ。そのお気持ちが、note執筆の励みになります。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ