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変化しない生きた化石トップ3

◉生きた化石、シーラカンスが代名詞ですが。それこそナメクジウオからヤツメウナギとか、実は充分に生きた化石なんですよね。魚類は生きた化石の宝庫で、キャビアで有名なチョウザメも、かなり古いタイプの魚類です。哺乳類ではカモノハシもそうですし、爬虫類だとムカシトカゲとか。昆虫だとトンボとか、石炭紀に現れたときの姿と、あまり変わっていないというか。彼らは進化に取り残されたわけではなく、進化する必要がなかったんですよね。だってオニヤンマとか、オオスズメバチと戦える数少ない昆虫ですから。完成度が高いんですよね。

【地球上で最も長く姿を変えずに残り続けている生物種とは?】ナゾロジー

地球上で最初の生命は約38億年前に生まれたとされています。
それから10億年以上の歳月をかけて単細胞生物から多細胞生物が誕生し、さらに約5億4000万年前のカンブリア爆発によって、現在見られる動物の祖先たちが出そろいました。
以来、すべての動物は進化と絶滅を繰り返し、その中から無数の種が生まれては消えていき、今日へと至ります。
では、この絶えず変転する世界の中で、最も長く姿を変えずに残り続けている種は何なのでしょう?
それはどれくらい前から存在しているのでしょうか?

https://nazology.net/archives/119017

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、シーラカンスと少女のイラスト。雰囲気があっていいですね。

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■昆虫界の生きた化石■

昆虫だと、カマキリもかなり古く、古生代石炭紀に生息した肉食性昆虫プロトファマスという昆虫が先祖だそうです。ゴキブリやシロアリなどに近縁らしいですが、昆虫界では最強王座決定戦で名前が上がるほど、攻撃力が高い昆虫のひとつですね。名前の由来になった、前足のカマ状の形式も含めて、とても完成度が高いというか。伝説のケンタウロスに一番近い形状ですからね。ゴキブリ共々、完成度が高いからこそ生き残ってこれたわけで。

上でも書いたように、トンボも形状的にはかなり古い昆虫です。私達がよく知ってる昆虫は、4枚の羽根を持っていますが、これは巧みに折りたたまれていますが、トンボは横に張り出した形です。形状が似ているカゲロウなど、縦に畳める種類も一部にいますが、これはかなり古いタイプの昆虫の特徴です。これがカブトムシやクワガタムシなど、硬い外皮を持つ甲虫だと、羽根の2枚が固いカバーになっていますね。そういう信仰に比較すると、トンボの形状の古さは明らかですね。

■頭足類の生きた化石■

頭足類、タコやイカの仲間だと、オウムガイですね。アンモナイトとか、殻しか化石として残っていませんが。たぶん古代の頭足類は、足の数がオウムガイよりも多かったのではないか……と思っています。神化に従って足の数が少なくなって、機能も分化したのだろうなと。オウムガイは目の形も特徴的で、レンズがないピンホールカメラのような、原始的な目の構造をしています。深海で生き残ってきた古代生物という点で、シーラカンスと一緒です。

日本だと、タコブネやアオイガイ(別名カイダコ)という、貝殻を持つタイプの頭足類がいますね。知り合いが初めて釣り上げたとき、オウムガイを釣り上げたと大騒ぎしたそうですが。確かに貝殻を見ると、オウムガイに似ていますね。コウイカなども、貝殻の一部を体内に残していたりして、かなり多種多様に変化しながらも、意外と古い特徴を残しているのが頭足類の興味深い点ですね。深海のコウモリダコなども、タコとイカの両方の特徴を持っていたりして。

■植物の生きた化石■

植物だと、イチョウがそうですね。日本の寺社仏閣などでは非常にありふれた植物ですし、学校などの教育機関でもよく植えてありますね。東京大学のイチョウ並木なども有名ですが。でもイチョウって分類上は針葉樹であり、興味深い性質をいくつも思っています。なにしろ、精子を持っている古い植物です。雄木から雌木に、雨の日などにこの精子で受精し、銀杏が実を結ぶんだそうで。そう考えると、イチョウの木肌が縦に割れて筋が入るのも、精子が移動しやすい形状ですね。

鹿児島ですと、ソテツがけっこう至る所にあるのですが、これも生きた化石だそうで。だいたいが園芸用途で増やされて、小学校などにも植えてあるんですが。野生で自生するのは、日本の固有種だそうです。見た目からしてゴジラの地肌のようなゴツゴツと黒く、サボテンのように長く丸い形状ですし。その先っぽにだけ葉っぱがつくという形状も、ヤシの木の先祖みたいな感じで奇妙といえば奇妙ですね。地元では珍しくないので、あんまりピンと来ませんが。

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