北野武監督とバンダイの泥沼訴訟
◉古くから北野武監督作品に出資してきたバンダイと、泥沼の訴訟になっているようです。バンダイは、アニメ以外にもいろんな作品に出資しており、興行成績が必ずしも良い作品ばかりではない時代から、ずっと良好な関係だったようですが……。なんだかおかしい動きが、2018年のオフィス北野からの独立・新事務所T.N.ゴンへの移籍から、ずぅ〜っと続いてる感じはあります。
【ビートたけし、恩人「バンダイ」に「6738万円を支払え」 著作権を巡り泥沼訴訟に】デイリー新潮
「芸人」が「裁判」で銭闘――。本気(マジ)を嫌い、世の中すべて洒落(しゃれ)のめす……そんな業を背負ったはずの人間にしては、何とも野暮(やぼ)な話である。「ビートたけし」が、恩人であるはずの「バンダイ」をお白洲に引きずり出した。「アウトレイジ」な訴訟の背後にあるものは……。
写真は、コマネチ!のポーズに見える道路の標識です。
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■新潮 v.s 文春?■
この件に関して、新潮は一貫して元愛人で現在は結婚している奥さんに、北野武氏が洗脳されているというスタンス。もう一方の雄である文春は、消極的というか、奥歯に物が挟まった感じです。元付き人からパワハラで告訴されたりと、さすがに情報がポロポロとこぼれてきています。その元付き人に、玉袋筋太郎さんがエールとも思える態度を見せと、弟子の間にも亀裂が見えます。
その浅草キッドの相方である水道橋博士とか、玉袋筋太郎さんと関係が悪化しているようで。かつてやっていたKGB(カツラ・ガンガン・バラす)活動のようには、内情はバラせないんでしょうけれど。逆に、ムリに言及を避ける原因はやはり、師匠とその奥さんとの関係を慮ってだろうと、容易に想像はつきます。メンタルやられる理由なんて、それしかないでしょうし。
■過剰に騒いでたのはどっち?■
3年前の独立騒動のときは、たけし軍団が総出で森昌行社長(当時)を批判しまくりましたが。東国原英夫氏が、森社長批判をテレビでやったという情報を聞いて、こりゃ胡散臭いなと。国政の場にいけそうと思ったら、とっとと宮崎県知事の座を投げ出した御仁ですから。計算高い人物が批判するならそれは、批判された人物の方がまともではないかと思うのが、外野の反応ですので。
あの騒動も時も、森昌行社長は最低限の反論に留め、今思えば北野武氏が傷つかないように、配慮していたように思います。逆に、たけし軍団の批判が誹謗中傷のように思えて。自分はてっきり、新事務所に全員移籍するのかと思ったのですが、そんなこともなく。むしろ、売れてない弟子を切り捨てにかかった疑いが。その内にたけし軍団も切り捨てに気付いたら、内実の暴露に走るのかな? イヤだなぁ。
■売れないのは事務所のせい?■
森昌行前社長、以前に読んだ記事では、オフィス北野は大儲けするのは目指さず、北野武監督が次の映画が撮れるぐらいの黒字を出すための会社と、身の丈に合った経営を語っており、自分は好感を持ちました。映画は博打ですし、けして大ヒットする作品ばかりの監督ではないですからね。もちろん、それが芸人のマネジメントに力を入れていないと、東国原英夫氏には映ったのかもしれませんが。
でも、軍団の地位に安住し、精力的な弟子がいないのは、北野武氏も嘆いていた部分です。トーク力や作曲などの技能がある芸人はともかく、たけし軍団の看板がなければ、ピンの芸人として喰える人間が何人いるのか? 軍団が森昌行前社長を糾弾した内容には、違和感があります。そう言えば東スポ映画賞も去年はなく、これも噂にあるような北野武氏の暴走ならば、なんだかなぁ……です。
■糟糠の妻は堂より下さず■
古くは安岡正篤、上原謙、小室直樹、やしきたかじん、宇津井健と、晩年にえらく年下の女性を妻に迎えて、あれこれと問題になった人物は昔からいます。自分の座右の銘のひとつに『糟糠の妻は堂より下さず』があります。独身のくせに何を言ってるんだと言われそうですが。自分の周囲で、これをやらかした人は、力を急速に落としてるんですよね。少なくとも、自分の個人的なジャッジでは。
これは言い過ぎです。そう言えば吉田豪氏が以前、別の人物に間違われて北野武氏にいきなり詰められたという話をしていました。笑いにくるんでいましたが、あれも北野武氏に誰かが一方的な情報を吹き込み、それを鵜呑みにして直情径行なマネをしてるという、遠回しの告発だったのでしょうか。現在の妻とで会ったのが2013年、T.Nゴンは2015年10月27日に法人番号を指定、事件が同年12月2日放送のTVタックル。時系列はいちおう合いますが……。
自分の推測どおりだとしたら、上記の人たちに北野武氏が加わる日が近いのは確実か? 昔からのファンとして、それはイヤだなぁ。どっとはらい(−_−;)
売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ