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松本人志問題、文春に逆風?

◉なんだか、週刊文春のトーンが腰砕けというか、竜頭蛇尾というか、尻すぼみな感じです。あまりに自信満々だったので、何か隠し玉が有るだろうという人も多く、自分もそうだと思っていたんですが。文芸春秋社の新谷学総局長が「彼女の証言だけで、客観的なそれを裏付ける証拠もないわけですよね。それで被害届を出して警察で事件にできるかと言うと、不可能」と、とても裁判で勝てるような案件ではないことを、間接的に認めてしまいました。

【文芸春秋総局長、松本人志問題は「刑事事件として立件するのは不可能」「客観的な証拠はない」と発言】デイリースポーツ

 株式会社文芸春秋の新谷学総局長が、2日に公開されたYouTubeチャンネル「ReHacQ-リハック-」の動画企画「あつまれ!経済の森」に出演。同社が発行する週刊誌「週刊文春」がダウンタウン・松本人志の女性への加害報道を行った経緯などを明かした。

 新谷氏は番組内で、松本からの被害を訴えた女性・A子さんに警察への相談を促したかを問われ「『何で被害を受けたのなら、警察に行かないで週刊誌に行ったんだ』という方がいますけど、これを刑事事件として立件するのははっきり言って不可能だと思うんですよ」と回答。その理由を「彼女の証言だけで、客観的なそれを裏付ける証拠もないわけですよね。それで被害届を出して警察で事件にできるかと言うと、不可能」と話した。

https://www.daily.co.jp/gossip/2024/03/04/0017395004.shtml

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。

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■総局長の立場■

出版社は、編集部があって、雑誌や書籍を作っています。これが大きな出版社になると、各編集部をまとめる局長という役職があります。漫画誌なら、少年誌部門の局長とか、少女誌部門の局長とか。局長はもと編集長などが多く、役員を兼ねることも多いです。で、この局長がたくさんいる大きな出版社だと、総局長という役職があります。文藝春秋だと書籍事業部や雑誌事業部、メディア事業部などの各事業部を統括する立場です(ない会社もありますけれどね)。だから、文藝春秋社としては、かなりの幹部役員です。

なので、そのかなりの偉い立場の人がこう言ってしまうというのは、文藝春秋社としては、けっこう旗色が悪いという面はあります。ただ、逆に言えばとても偉い人なので、もう現場にはタッチしておらず、文春編集部の考えと乖離している可能性もあります。文春の場合、編集権はかなり独立していて、会社の意向を無視して、好き勝手やってる印象はあります。編集部と意思疎通した上での、負けたフリかもしれませんので、現時点ではどっちか分かりませんが。

■実名の告発者■

そして、こういう大阪のリッツカールトンでの飲み会に参加したという、実名の告発者も登場です。一般論ですが、匿名の告発者と実名の告発者では、裁判などで裁判官に与える心証は、かなり違うようで。自分にはこの方の証言の真偽は、能力がないので判定できませんが……ただ、読んだ感想としてはかなり具体的で、整合性も有るように思います。もちろん、他の飲み会はどうだったかは分かりませんし、そこの判断は保留ですが。

松本人志さんの件について私はあんな嘘だらけの記事の内容に対して許せないから書きます。
私は大阪のリッツカールトンでの飲み会に参加していました。記事に書いてあったギャルっぽいAV女優は私の事です。
私は以前から、たむけんさんと仲が良くて飲み会に誘っていただきました。
当時私には彼氏がいたのでその話も事前にしていたし彼氏居ても全然大丈夫やし、彼氏には飲み会の事も伝えといて欲しいと言ってくれてました。
まず記事に、たむけんさんがグラビアアイドルを飲み会に誘ったと書いてありますがあれは違います。
私の友達なので私が誘いました。
事前に松本さんとの飲み会とも聞いていました。
そして携帯を没収なんて言われてもないし携帯の利用を禁止。という発言なんてなかったです。私は飲み会中に当時の彼氏にだいたいの帰宅時間なども連絡していたし普通に携帯を触っていたので。
あと、たむけんタイムなんてありませんでした。笑笑
私はお酒が全然飲めないですがお酒を勧められる事もなくソフトドリンクでも充分楽しめた普通にむっちゃ楽しい飲み会でした。
あんなデタラメな記事を見たら私も黙ってられないし私は松本人志さんが大好きやし、これからも活躍してほしいし救いたいしこんな私の発言が少しでも意味があるなら良いなぁって思って今これを書きました。

https://x.com/shimoruna/status/1764229320292405597?s=20

このnoteを書いている時点で、4180.1万閲覧で17万イイネ、イイネ率0.4%です。とんでもない閲覧数なので、サイレント・マジョリティの支持は高いですね。

私は自信を持って真実を発信しています。

なんなら、裁判で証人として出ましょうか?それで松本人志さんを救えるなら。
私はいつでも力になります。

https://x.com/shimoruna/status/1764980647981097173?s=20

かなり、明確な意思表示ですね。

■自由と責任と■

個人的には、雑誌や新聞の見切り発車記事は、仕方がない部分はあると思っています。完璧な証拠を揃え慎重を期すよりも、多少拙速でも速報性が大事な場面は、多々ありますしね。記事にすることで世論が喚起され、「実は…」という、新たな内部告発者や、証言が出てくることもあります。辻元清美議員が、国民の血税1870万円を詐欺した事件も、週刊新潮が報じて、最初は本人は否定していましたが、次々と証拠が揃っていって、ついには4名が公設秘書の給与を国から騙し取ったとして逮捕され、全員が有罪判決を受けたように。

「事件にはなかなかしづらいけれど、われわれからしてみると、警察に事件にすることができないならば、彼女は泣き寝入りしなければいけないのか?と言えば、そのことはないよなと思っていて」とコメント。「われわれは捜査機関でもなんでもありませんから、警察と同じような、条件が全て整わなければ記事にならないわけではないので」と、掲載に踏み切った経緯も口にした。

ただ、言論の自由には、言論の責任もセットです。どうせ名誉毀損で訴えられても、大した額にはならないから・しかも莫大な売上が出るので、やったもん勝ちでは、あまりに無責任です。欧米では誤報は、同じ場所に・同じ大きさで・同じ文字量の謝罪が必要という国もあると、聞いた記憶が。日本の新聞とか、小さく入れて終わりですからね。懲罰的判決も含め、日本でも導入すべきことは有ると思いますね。国会で法案が提出されても良いでしょうし、議論はあって良いかと。


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