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青木理氏が「劣等民族」発言を撤回

◉青木理氏の「劣等民族」発言が問題になってから2週間近く、ようやくですね。これでは、ほとぼりが冷めるのを待っていたけれど、一向に批判が収まらないので、仕方なく対応……という感じがしますね。絵に描いたような、テンプレ対応ですが。また、この件に関するTBSの、ダブルスタンダードも批判されて、ますます彼らの言論の薄っぺらさが、可視化されたように思います。

【自民支持者「劣等民族」発言を撤回 ジャーナリストの青木理氏、地上波テレビ出演を自粛】産経新聞

 TBS系報道番組「サンデーモーニング」のコメンテーターなどとして活動するジャーナリスト、青木理氏は27日配信された動画投稿サイト「ユーチューブ」の番組で、自民党支持者を念頭に「劣等民族」と指摘した自身の発言を撤回し、謝罪した。「例え軽口とはいえ、極めて不適切だった。それについて謝罪して、撤回する」と釈明した。地上波のテレビ番組の出演は当面自粛するという。

 青木氏は共同通信社の元記者。12日配信のユーチューブ番組で、対談相手のジャーナリスト、津田大介氏に「人々はなぜ自民党に投票し続けるのか」と問われ、「一言で終わりそう。劣等民族だから」と発言し、2人で笑い合った。この発言はSNSなどで立憲民主党の議員が「極めて差別的だ」などと批判していた。

https://www.sankei.com/article/20240928-SMFHTZXPKFEZBGWL7MCVINBACI/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。他意はありません。青木理氏の本音とか、邪推するのはご遠慮くださいm(_ _)m


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■天然のサクランヒメ?■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。本来ならばこの発言は、例えば自由民主党系のジャーナリストが発言したならば、サイモン・ヴィーゼンタール・センターへ御注進する人間が現れ、国際問題にするレベルの、問題発言ですよね。ナチスのユダヤ人差別で、使われた用語ですから。ところがほとんどの大手マスコミは、この問題をスルーし、鎮火を待っていた感じです。ところが その後、高市早苗議員に対する口裂け女発言や、舛添要一・片山さつき元夫夫妻に対する猥談めいた誹謗中傷など、さらに過去発言が発掘される始末。

今日のご本人は、マスコミからの取材を拒否して逃亡。保守系の人物がこんな発言をしていたら、記者会見を要求したでしょうね、吊るし上げる気満々で。TBSはTBSで、社長が「われわれが放送する番組以外の発言だ。それに関してのコメントをこの場で申し上げるのは控えたい」と逃げを打ち。ならば、タレントのフワちゃんの不祥事も、報道なんかしなければいいし、彼女を起用すればいいでしょう。やったことは、青木氏の方がはるかに悪質かつ、問題なのですから。

■逃げ上手のバ●君?■

当面の間と言っていますが、青木氏がどのぐらいの期間禁止するかは分かりませんが、フワちゃんより短いということはないでしょう。高市早苗議員に対する口裂け女 発言については言及していませんし、舛添要一・片山さつき元夫夫妻に対する猥談めいた誹謗中傷にも言及していません。過去発言だからと、無視されたのでしょうか? 小山田圭吾氏は、はるかに昔の発言が掘り返されて、責任を取らされたのですが。さらに御本人、テンプレート通りの強がりと言うか、言わずもがなの言い訳をされています。

その上で、「口先で謝罪、撤回というとどこかの政治家みたいと思われる」と述べ、「一種のけじめとして、しばらくの間、世論や社会への影響力の強い地上波のテレビメディアの番組等には自粛しようかなと思う」と語った。

今後、青木氏にに取材された政治家は、
「青木理さんのように、取材は受け付けません」
「青木理さんのように、記者会見は開きません」
「青木理さんのように、YouTubeで謝罪します」

で対応すれば良いですね! あるいは、きちんと謝罪会見を開いた政治家などから「YouTubeで謝罪、撤回というとどこかのジャーナリストみたいと思われる」と擦られる可能性に、思いが至らないのですかね。左派系マスコミでは重宝されている青木氏ですが、内容が本当に薄い人物だと思います。

■ラーメンあかん猫?■

自分は青木理氏に関しては、荻上チキ氏と並んで、TBSラジオ劣化の象徴だと、何度も批判してきましたが。彼の意見には、オリジナリティがなく左派のテンプレート的な内容か、受け売りがほとんどで。それも喋ってるうちに、何を言いたいのか訳がわからなくなり、グダグダな物が多く。伊集院光さんとか、まとめるのに苦労していましたね。そういう部分では、東京新聞の望月衣塑子記者と似ているのですが。攻撃的な望月記者よりも、語り口がソフトなので、左派系マスコミには重宝されていたのでしょう。でも、ポリタスなどの緩い場では、つい地金が出てしまったのでしょう。

発言から謝罪撤回までこれだけの時間がかかってること自体がこの人の本質をよく表してると思う。世間向けのけじめと内面は関係ない。本質はこれからも変わらないと思う。

https://x.com/atsuji_yamamoto/status/1840038904382271570?t=mJ20GjyZ2u91WwnwXLRl9w&s=19

山本貴嗣先生の指摘が、非常に的確ですね。人間、追い込まれた時に本質が出る、と? 責めてる時は、調子に乗りがちですし、勢いでごまかせるのですが。まぁ自分もアホな勘違いで、太田啓子弁護士への謝罪をX(旧Twitter)のトップに数ヶ月固定することになった程度の、馬鹿野郎ですから。人のことは言えません。でも、もし自分が青木氏のように、2週間も沈黙していたら、たぶん名誉毀損で告訴されていたでしょうね。高市早苗議員や舛添要一元都知事、片山さつき議員らは、青木理氏を告訴しないでしょうけれど。

■インフルエンサーに誠実を求めるのは間違っているだろうか?■

けっきょく、左派のインフルエンサーって、こういう人が多いですから。言いたいことを言わせておいてじっくり観察していれば、やがて馬脚を現す。あるいはネットの集合知によって、過去発言が掘られてダブルスタンダードがバレてしまう。もっとも荻上チキ氏のように、一夫二妻がバレてもTBSラジオの番組を降板することもなく。それどころか選挙特番を任されたりと、かえって重用されたり。つまり、起用するマスコミ側の胸先三寸ということなんですよね。どうせ、TBSラジオからコソッと復帰でしょう。

そう言えばTwitterで以前、五大朝刊紙の公式アカウントが万遍なくコミュニティノートをつけられてるのに対して学研ムーは観察する限り1回もつけられていない──という意見を見かけた記憶があります。ムーの方の真偽は不明ですが、さもありなんと思います。なにしろ朝日新聞や毎日新聞は、2桁のコミュニティノートをつけられていますから。東大名誉教授や東大教授が、党派性丸出しのポストをして、各方面から突っ込まれ、CN砲を喰らう令和の世。万機公論に決すべし、の理想がようやく、実現しつつありますね。


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