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バイデン大統領が大統領選撤退へ

◉予想されたことですが、世界的にはトップニュースとして、駆け巡りましたね。でも、個人的には撤退の決断が、ちょっと遅かったですね。そして、任期を全うするってのは、戦略的にちょっと甘いかなぁとも思います。カマラ・ハリス副大統領を後継者指名ってのも、どうなんだろうかと。ただ、もう次の大統領はトランプ候補で決まりという流れの中で、4年後に向けた動きにも見えます。

【バイデン氏、米大統領選から撤退「党と国家にとって最善の利益」…ハリス副大統領が出馬表明】読売新聞

 【ワシントン=池田慶太】11月の米大統領選で再選を目指していた民主党のジョー・バイデン大統領(81)は21日、再選を断念し、選挙戦から撤退すると表明した。精彩を欠いた6月末のテレビ討論会をきっかけに党内で撤退圧力が強まっていた。バイデン氏は後継候補としてカマラ・ハリス副大統領(59)を支持する考えを示し、ハリス氏は立候補の意向を明らかにした。
(中略)
 バイデン氏はこの日発表した声明で、「私が選挙戦から撤退し、大統領として残り任期の責務に集中することは、党と国家にとって最善の利益になると信じている」として、民主党の勝利のため身を引くと明らかにした。今週中に詳細を国民に説明する考えを示した。

https://www.yomiuri.co.jp/world/uspresident/20240722-OYT1T50043/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、自由の女神像です。

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詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。まず、撤退発表の時期。公開討論会の時点で、これはやばいというのが、民主党支持者の間にも広がってしまいましたからね。4年前の時点で、認知症の可能性が指摘されていて。大統領という緊張感のある職務で、その進行は抑えられていたのかもしれませんが、最近の様子はかなりきついですね。認知症の祖父の、晩年を思いまします。トランプ大統領への狙撃は想定外だったでしょうけれども、アレの前に撤退宣言を出しておいても、悪くなかったような。

そして、カマラ・ハリス副大統領の後継者指名。どうにも彼女は、評判が悪いですね。アフリカ系黒人の父親と、インド系の母親の間に生まれ、夫はユダヤ系という、多民族国家アメリカを代表するような人物なのですが。どうにも、評判は芳しくないですね。移民政策に寛容だったりと、トランプ前大統領とは真逆ですが。もし、バイデン大統領が任期を残してハリス副大統領に禅定すれば、現職大統領と前大統領という戦いになったのでしょうけれども。ここらへんは、アメリカの民主党の政治家でも、指摘している人がいるようですね。

また、相変わらずオバマ元大統領が人気なので、ミシェル・オバマ夫人待望論もあるようです。ここらへんの待望論は、わからんでもないですが。彼女はハーバード大学をゆう羽州な成績で卒業した弁護士で、能力的には申し分ないですが。州知事や上院議員から叩き上げた政治家ではないですから、どうしても「オバマ大統領夫人」という目で見られる。そこが、ヒラリー・クリントン候補と違いますね。彼女の場合、政治ジョークで「俺と結婚していなかったら、キミはファーストレディになれなかった」というクリントン大統領に「アタシが結婚した相手が、大統領になるのよ」というジョークがあるぐらい、優秀でしたし。

今回はもう、暗殺未遂事件でトランプ前大統領が天運を掴んだ感じで、無理に戦っても意味がないので。共和党もトランプ候補以外は、有力な候補がいないので、アメリカ大統領は、戦争でもおきない限りは、二期8年が基本。4年後は、トランプ大統領も否応なく政界引退。その4年後を見据えて今回はハリス副大統領を後継者候補に育てる、あるいはミシェル夫人を4年間かけて候補に育てる、あるいはJFKらケネディ家の孫世代に賭けるか、そこはわかりませんが。個人的には、民主党も共和党も、4年後が本当の勝負かもしれません。


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