はらぺこるんた

思考の置き場 常にテーマは混線中

はらぺこるんた

思考の置き場 常にテーマは混線中

最近の記事

だからわたしはいい子をやめた

「ごめんね、助かる、ありがとう」 そう先生にかけてもらった言葉が、何故か今私の脳裏に蘇る。 それが、誰へのごめんねなのか、何へのごめんねなのか、今となっては分からない。そしてどれだとしても、私は、もうその言葉を飲み込めない。 私は所謂優等生であった。自分で言うのは憚られる、のであろうが、私はそう自分をブランディングしていたつもりだったのであえて言おう、私は先生から好かれていたし、信頼されていたし、何かあれば必ず守ってもらえる側にいた。恩は山のように売ったし、素直で

    • 3年前のお礼を告げに

      大学受験のとき、親と姉が私の代理としてかの有名な湯島天神にお参りにいってくれた。そして、私の合格を祈って加持祈祷をし、お札とカレンダー、お守りやペンを買ってきてくれた。 無事私は大学に合格し、二つあった第一志望のうちのひとつに入学することになった(もう一つは学力が足りず普通に落ちた)。大学の一年生が終わる頃から、親に「お礼しに行ってきなさい」と言われていたのだが、私は日々を生きるのに一生懸命すぎて(正直言うと私はそこまで神を信じてはいないのと面倒だなという気持ちが強かった)

      • わたしの「言語」

        わたしには扱える言葉と、扱えない言葉がある。知ってる言葉と知らない言葉と、伝えられる言葉と伝えられない言葉と、口に出る言葉と出ない言葉がある。 たとえ言葉を知っていて、わかっていて、口に出ても、扱えない言葉がある。 日本語ならば、完璧とは言わないまでも自分の思うように扱えることが多い。けれどもわたしの場合それが英語や中国語となるとそうはいかない。そのように、わたしには扱える言葉、つまりは自在に扱える言語と扱えない言語があるのだ。 わたしは、演技が好きだ。だけど、「演技」

        • 泣くほどすきでだいすきなもの

          今日、オーディションで。 まあやれるだけはやったと思うし、本番でできたものにたいして後悔はないし、女王になったと思うし、納得もいくものだった。 そのあと、面談して、少しだけ教務の先生とおしゃべりするつもりが、なんだか気持ちがはやって涙が溢れてしまった。私は演技が好きだ。それに変わりはない。いや、むしろもっともっと好きになって、面白いものだと感じた。だけど就活を並行でしていくなかで視野が広がり、まだまだたくさんの面白い世界が広がっているのだと分かった。そして、わたしは世界をつく

        だからわたしはいい子をやめた

          言葉の"共通意味"とは?

          人間は、言語、言葉というものを発明し今日まで発展させてきた。多数の意味を持つ言葉、同じ意味を持つ別の言葉などもある。子供から大人になるにつれて、使えるようになったことばもある。そんななかで、わたしがよく考えるようになったのは言葉の共通意味、である。 一見同じ言葉を使っていても、果たしてそれは同じ意味を持っているだろうか?たとえば、「りんご」という言葉。禁断の果実であることを知っているかどうかで、その文脈のなかの意味は大きく異なるだろう。「理解」という言葉も、「理解できるなど

          言葉の"共通意味"とは?