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第二新卒&USCPA科目合格の転職活動記録

こんにちは。

USCPA受験生のもぐらです。私はP校を利用し、2023年からUSCPA試験に取り組んでまいりました。これまでの戦績は2023年8月にFAR合格。2023年12月AUD合格です。(REGとTCPはスコリリまち)

そして2024年3月より受験勉強と並行して転職活動をしてきました。
第二新卒&USCPA二科目合格者として転職活動してきた中で感じた手応えや学びをお伝えしたくこの記事を書いています。

転職活動の結果

結論から申し上げますと、「エントリー12社、内定1社」です。
企業を便宜上、「BIG4, 大手事業会社, 事業会社, メガベンチャー」に分類するとそれぞれ以下の結果でした。

  • BIG4

    • エントリー 2社

    • 書類選考通過 2社

    • 内定 1社

  • 上場事業会社

    • エントリー 7社

    • 書類選考通過 1社(選考中)

  • 非上場事業会社

    • エントリー1社

    • 書類選考通過 1社(選考辞退)

  • メガベンチャー

    • エントリー 2社

    • 書類選考通過 2社

    • 選考辞退 2社

もぐらについて

一応、僕のステータスについてもお伝えする必要があると思いますので、パワプロ的に「GからS」で転職活動で重要な各能力をお伝えします。(完全に客観的ではないです)

パワプロの例
  • 職務経験 F (前職は自分で作った会社)

  • 出身大学 A (早慶)

  • 英語力  A (TOEIC 960, 留学経験あり)

  • 資格   B (USCPA2科目合格)

  • 年齢   S (20代前半。)

  • 転職回数    S (0回)

身バレを恐れずいきます。
ちなみに株式会社学情さんのリサーチ*1によると、「20代キャリア採用において、書類選考の際に評価する観点」は「業務内容、職種、転職理由、志望動機」などだそうです。
これまでの経験を変えることはできませんが、転職理由志望動機は準備によって評価を大きく変えることができるので、そこで差がつきそうですね。

選考過程で感じたこと・手応え

転職活動全体

 結論、20代前半の転職活動ではまだまだポテンシャル採用をしてくれるるという印象です。
 特にBIG4、メガベンチャーにおいてそれは顕著で「学生起業」というキモめな経歴の自分にも非常にオープンでした。
BIG4はクライアントワークであり人手不足に陥りやすい傾向があること、また士業の既卒採用が一般的であることが理由として考えられます。
 また、メガベンチャーはその多くが成長過程であることが多く、積極的に採用活動をしています。そして成長過程の企業では個々人の業務範囲が不明確になりやすく、起業経験との親和性もあるのかも知れません。
 他方で日本を代表する大手企業には敬遠された印象が強く、ただの一度も面接をしてくれませんでした。 

BIG4の選考

前述したように、エントリー2社、内定1社でした。
選考方法はとてもスタンダードで、両社とも以下のフローでした。

  1. 履歴書、職務経歴書」による書類選考

  2. 適性検査(SPI, 玉手箱)

  3. パートナーとの面接

両法人ともに、それぞれ計3人のパートナーとお話しさせていただきました。
両者の面接に特徴的だったことは「これまでの経験についてはあまり深掘りされなかったこと」です。さらっと「職務経験」や「困難だった経験」などベタなことは聞かれましたが、あまり重視されていないようでした。
むしろ、「エントリーポジションについての業務理解」「志望動機」が重視されました。
全体的には、これまでの「大学受験、英語学習、資格勉強」の経験から、コツコツインプットができる性格を評価していただけたと考えています。

大手事業会社

USCPAとの親和性を重視し、米国会計基準を採用している日本の大手事業会社を中心にエントリーしました。しかし結果は無惨で、一度も面接にこぎつけることができませんでした。
4科目合格していればまた違ったかも知れませんが、文字通りの門前払いに涙も出ませんでした。無念

事業会社

私が個人的に大好きな事業会社にエントリーしました。
経理部長ともお話しさせていただきましたが、「BIG4で一旦修行した方が君のためになる」と激励をいただいたため辞退しました。
数年後必ず入りたいと思っています。

メガベンチャー

書類選考は簡単に通過しました。
面接はインフォーマルな会話形式が多く、これまでの経験を深掘りする内容が多いので答えやすいです。
FP&Aや経理のポジションを中心にエントリーしましたが、いきなりCFOとお話しできることも多く、ワクワクしました。
事業に誇りを持っている姿にはとても影響を受けてしまうものですね。
最終面接にも進ませていただきましたが、内定いただいても入社することはないと考え、辞退しました。

僕と似た立場の人へ

転職は「職歴、学歴、資格、語学力、コミュニケーション力」などの総合戦であり、これまでの人生全部が評価の対象となってしまう印象でした。
しかし高額かつ高難易度なUSCPAに挑戦しているみなさんは、それだけで「成長意欲」「会計への執着」「英語への関心」を証明できるため、大きなアドバンテージだと思います。
また僕と同じ年代の方は、「これまでの経験」以上に「志望度」「ポテンシャル」が重視されるため、たくさんチャンスがあると考えています。
エラソーなことを言ってしまいましたが、僕よりもずっと優秀な方々が界隈には集まっていると思うので、みなさんの転職活動記をとても楽しみにしています。


参考
*1 株式会社学情『「20代採用における評価ポイント」に関する企業調査(2024年6月)』2024年6月12日
"https://service.gakujo.ne.jp/jinji-library/report/240612/"

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